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2013年 02月 25日
朴大統領の発足を祝う鐘突きイベント,なぜ33回か
d0006690_16134562.jpg韓国の大統領の職務権限の開始時刻は午前0時です。それで,同時刻にソウル市の普信閣では新政権の発足を祝う鐘突きベントが行われました。鐘突きは「第18代」にちなんで,各分野から選ばれた18人が鐘を33回突きならしたそうです。

なぜ「33回」なのでしょうか。普信閣では1953年から大晦日に鐘突きイベントが行われています。これも33回です。日本の除夜の鐘は108回です。

普信閣の鐘は1468年に鋳造され,朝鮮王朝第15代王・光海君(在位1608〜1623)11年(1619年)の時に普信閣(1895年までの名称は鐘閣)に移され,午前4時に33回,午後10時に28回突かれ,その音色で都城の門を開閉し,時間の基準にしていました。

ここでも33回です。33回は朝鮮王朝時代の慣習を引き継いだと言うより,33回に特別の意味がありそうです。中日新聞の「達人に聞け」で朴美姫さんはは次のように書いています。

仏教では、この世の中心である須弥山には「33天」があり、そこには帝釈天をtopに「33の神々」が住んでいるとされています。仏教において「33」という数はとても重要な意味をもつのです。

また,ソウル市の観光用ホームページ「楽しさ無限大 SEOUL」では次のように説明しています。

33回鐘をつくのは仏教に由来する。観世音菩薩はあまねく衆生を救うために33の姿に変身したが、これに因んでいる。

上記の「33の神々」とは「33の菩薩」のことですから,いずれにしても「33回」が仏教に由来することは分かりましたが,儒教を国是とした朝鮮王朝で,なぜ33回の仏教関連なのでしょうか。現在の鐘は2代目ですが,オリジナルには鐘身の4面に菩薩像があったようです。普信閣に移されるとき,排仏思想の影響で削り取られているようです。

ますます分からなくなりました。あるいは,1979年10月26日に朴槿恵新大統領の父親の朴正煕大統領が暗殺され,朴槿恵氏が妹と弟を連れて大統領官邸を去ってから33年振りの帰還という数字合わせでしょうか。

※写真の普信閣は韓国の旅行社「コネスト」から,はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2013-02-25 18:00 | 韓国あれこれ | Trackback | Comments(0)