2009年 01月 27日
CD付き週刊誌「日本のうた 心のうた」(?)のテレビCMで「あの町この町」が流れていました。野口雨情作詞,中山晋平作曲です。 1.あの町この町 日が暮れる 日が暮れる 今きたこの道 帰りゃんせ 帰りゃんせ それでふと思いました。なぜ「今きた」なのでしょうか。子どもたちが家から離れてどこかで遊んでいたのなら,「今きた」ではなく,「先ほどきた」道ではないのかと思います。 子どもたちは,帰ろうとはせず,なお歩いているように思われます。 2.おうちがだんだん 遠くなる 遠くなる 今きたこの道 帰りゃんせ 帰りゃんせ これは,夕闇の中では家が遠く感じられるという比喩でょうか。しかし,ここでも「今きた」道を帰れと言っています。「遠くなる」は比喩ではなく,実際に遠くなって行くみたいです。 一体,子どもたちはどこへ行こうとしているのでしょうか。童謡には時々わからないところがあります。雨降りお月さん,桃太郎と浦島太郎もそうでした。 「童謡の謎」と言うほどでもないバカげた疑問です。風邪気味の微熱のせいなのかも知れません。 ※写真はクリックすると拡大します。
by gakis-room
| 2009-01-27 17:17
| つれづれに
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Comments(19)
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saheizi-inokori at 2009-01-28 06:58
なんとなくつじつまの合わないような謎があるから童謡とかお伽噺って面白いような気がします。
御大事に。
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gakis-room at 2009-01-28 10:11
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高麗山
at 2009-01-28 11:20
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yuuko-11 at 2009-01-28 16:56
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gakis-room at 2009-01-28 18:13
高麗山さん,
「相棒」の杉下右京ではありませんが,「私の悪い癖」なんでしょうねえ(笑)。 >風邪退治に、一寸一杯いかかが? お大事に ありがとうございます。 晩酌はやっていますが,鼻水がおさまりましたら,是非。
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gakis-room at 2009-01-28 18:18
YUKIさん,
夕焼けは雲のある時がいいですね。様々な変化が楽しめます。 「トロッコ」,ありましたね。さて,どんな内容でしたでしょうか。芥川は全集で読みましたが思い出せません,40年以上も前のことですから。
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gakis-room at 2009-01-28 18:21
こういうのが気になる男がここにも一人いました。忘れもしない「楽餓鬼」 への初コメは「浦島太郎はどんなご馳走で乙姫様からもてなされたか」でした。
私がこの歌でが気になるのは「この子たちははたして目的地に辿り着いたのか?」ということです。辿りつかないのに「帰れ帰れ」と追い立てられているのか、目的は達したから「早く帰れ」と諭されているのか、どちらでしょうか?それによって、歌の味わいも違ってくるような気がします。
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Mr.Yo-Yo
at 2009-01-28 18:47
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野口雨情さんが思っていたのは、たぶん道にいる子供たちだと思います。夕焼けになると子供たちは「ああ、もう帰る時間かあ」と思って道にでます。そういった子供たちをみて、野口雨情さんは「早く帰りや」と思ったと思います。
あの町この町 日が暮れる 日が暮れる おうちがだんだん 遠くなる 遠くなる 対句になっています。日が暮れるすなわち、日が遠くなる けれども、実際には「日」が遠くいったのではありません。ただ「見えなくなっただけ」です。 暗くなるとどうでしょう。昼間なら遠くから小さくても自分の家が「みえます」。 しかし、夜になるとたちまち、それは闇の中に紛れてしまいます。そして「見えなくなります」。ここにおいて「見えなくなる」は「遠くなる」ですからこんな歌詞になったのだと思います。
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gakis-room at 2009-01-28 18:58
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Mr.Yo-Yo
at 2009-01-28 19:00
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子どもたちに目的地は決めていたのでしょうか。
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gakis-room at 2009-01-28 19:01
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Mr.Yo-Yo
at 2009-01-28 19:10
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gakis-room at 2009-01-28 19:46
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c200w204
at 2021-10-10 11:19
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何故「おうちがだんだん遠くなる」のか?
何故「今来たこの道」を帰れと言うのか? 幼い頃に聞いた童謡の中でも群を抜いて恐ろしかったこの歌。私も上記2点が気になっていました。 私の回答は、「この歌は移動しながら歌っている」というものです。つまり、自宅から離れて行く方向に移動している状況を歌っているのです。 そうすれば「自宅が遠くなる」のも「今来た」(まさに今歩き走っている)道を帰れというのも辻褄が合います。 しかしそうなると「誰の視点の歌なのか?」という事が気になってきます。 今までは何となく「夕暮れの広場で遊んでいる子供達を見ているおじさん」の視点なのかなと思っていましたが、それは止まっています。それは違うのではないでしょうか? もし移動する視点の歌なのであれば、これは「遊んでいる子供自身」の視点(意見)ではないかと思えてきます。 つまり、私自身がそういう子供だったのですが、遊びに夢中で全く帰ろうとしないガキ大将に引き連れられて遊んでいる子供の歌なのです。実は自分はもうそろそろ帰りたいのです。でも気の弱い子供である自分はそれが言い出せない。自宅はどんどん遠くなる。今進んでいるこの道をもう帰りたい。早く帰りたい。 この歌は、そう思う(気の弱い)子供自身の歌なのではないでしょうか?
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gakis-room at 2021-10-10 16:49
c200w204さん,
12年も前の記事へのコメントに驚いています。ありがとうございます。 >実は自分はもうそろそろ帰りたいのです。でも気の弱い子供である自分はそれが言い出せない おもしろい着想ですね。 「ガキ大将に服従しているこどもの心境,なるほどなと思いました。
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at 2021-10-11 14:30
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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gakis-room at 2021-10-11 15:23
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