2008年 12月 13日
私の虎が煙草を吸っていた頃は「忍術使い」でした。それは映画か物語の挿し絵の世界ですが,多くの場合,鎖帷子を着た「忍術使い」が口に巻物をくわえ,胸の前で印を切ると,足下から白煙が立ちこめて「忍術」の開始です。 なぜか大鷲に乗ったり,大蛇に乗ったりします。時に相手を幻覚で迷わしたりします。「幻術使い」というのもいました。映画「笛吹童子」の記憶でしょうか。 こんなことを思い出したのは,昨日の産経新聞(朝刊)で12月12日が石川五右衛門の命日らしい,ということを知ったからです。「ウィキペディア(Wikipedia)」によれば,彼の死は1594年10月8日らしいのですが,奈良県葛城市では12月12日のようです。泥棒に入られないための魔除けだそうです。 葛城市内には12月12日の石川五右衛門の命日に「12月12日」と書いた札を逆さに貼る習慣があるようです。屋根から来た泥棒が軒下をのぞき,「12月12日」のお札を見ます。その泥棒に「大泥棒の命日は仕事を休め」との戒めなんだそうです。(写真は12月12日の産経新聞朝刊) 私には,石川五右衛門は「世に盗人の種は尽きまじ」の大泥棒としてではなく,伊賀流忍者の「抜け忍」として記憶に残っています。高校時代に見た映画「忍びの者」(1962年,村山知義原作,山本薩夫監督,市川雷蔵主演)によります。新鮮な驚きでした。そして,私にとっては「忍術使い」から「忍びの者」への転換でした。 伊賀の「抜け忍」といえば,白土三平の「カムイ伝」です。ここでは,「忍術使い」,「忍びの者」は消え,「忍び」の世界になっていました,その「忍び」の術比べとも言うべき「カムイ外伝」,「忍び」の術を科学的(?)に無理矢理に説明した「忍者武芸帳」にも熱中しました。 ところで,「カムイ伝」21巻,「忍者武芸帳」17巻を私の下宿から持って行って,まだ返していないのは誰ですか。
by gakis-room
| 2008-12-13 09:30
| つれづれに
|
Comments(6)
Commented
by
高麗山
at 2008-12-13 09:40
x
永田町界隈の、あそう君に確認しましたか?!
0
Commented
by
saheizi-inokori at 2008-12-13 09:49
私じゃないですよ。その本読んでないもの。檀一雄の「真説 石川五右衛門」http://pinhukuro.exblog.jp/7044688は面白いですよ。
Commented
by
gakis-room at 2008-12-13 13:24
高麗山さん,
「ゴルゴ13」の世界とはかなり異質ですので,あそう君の趣味じゃあないなと思ってって,まだ未確認なんですよ(笑)。
Commented
by
gakis-room at 2008-12-13 13:26
Commented
by
Mr.Yo-Yo
at 2008-12-13 23:04
x
Commented
by
gakis-room at 2008-12-13 23:14
Mr.Yo-Yoさん,
逆さに貼るのはこんな理由からだそうです。 泥棒は屋根から下をのぞき見るのだそうです。ですから,逆さに貼れば屋根から下をのぞき見たとき,正しい向きの札を見ることになります,だってさ。(笑) |
アバウト
カレンダー
カテゴリ
タグ
5月の花の手帳(241)
4月の花の手帳(215) 3月の花の手帳(194) 6月の花の手帳(182) 10月の花の手帳(174) 9月の花の手帳(129) 11月の花の手帳(126) 7月の花の手帳(113) 2月の花の手帳(74) 8月の花の手帳(65) 12月の花の手帳(58) 1月の花の手帳(51) 以前の記事
最新のコメント
検索
記事ランキング
|
ファン申請 |
||