2007年 10月 31日
午後から自転車で農道とかあぜ道とかを巡ってきました。U字溝を埋め込む工事のために道ばたを削り取ったところがありました。そこでで,ヒガンバナの葉と球根を見ました。 【ヒガンバナの葉】 ヒガンバナの葉は花が咲いた後の秋,細く目立たないハッパが生えてくることはしっていました。しかし,見るのは初めてのことです。この葉は 冬の間,寒さの中で青々と繁り,4月から5月,暖かくなって,他の植物が茂りだす頃,枯れてすっかり姿を消してしまうということです。 ヒガンバナは花の形だけでなく,その葉の生態も変わっています。 【ヒガンバナの球根】 ヒガンバナのツボミは,5月中旬に球根の中ででき,夏が過ぎてから,秋に花を咲かせます。球根は小さめのタマネギくらいの大きさでした。ユンボで縦に削られた球根の形は,タマネギを横に切ったようでした。
by gakis-room
| 2007-10-31 16:27
| 花の手帳
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Comments(6)
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高麗山
at 2007-10-31 19:01
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戦中、戦後一時期伯母夫婦の家に預けられていたことがありました。
とにかく京都府の川筋に面した田舎町で、田んぼや、耕作地のほとんど無い寒村でした。伯母夫婦は、ひもじい思いをする私に気をつかっつたのでしょう、彼岸花の球根を採取して摩り下ろし、何度も気長に水に晒して少量のでんぷん質を採り、それを、今で言うクレープ状に焼いて(当然塩味)食べさせてくれた、ほろ苦く悲しい思いでを、球根を観て思い出しました。
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gakis-room at 2007-10-31 21:46
高麗山さん,
ヒガンバナの球根が食べられるとは初めて知りました。もっとも伯母さんが「気長に晒し」たとのことですから,球根そのものはアクが強いんでしょうね。
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maron415 at 2007-11-01 08:40
昔、非常食用として植えたというのどこかで目にしました。(ただし、絶対マネしないようにとも…)
花が終わって、茎だけがしばらく残っていたのですが、そういや、いつのまにか茎なくなっていますね。しかし、普通の草との違いがつきにくい葉っぱですね(笑)
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gakis-room at 2007-11-01 09:19
maron415さん,
ウィキペディアでヒガンバナを見たら,「古くは救飢植物として食用とされた事もあるが、毒抜きの時間が不十分であったり、長期間食して毒物が蓄積したために中毒を起こしたケースが多々存在するため、絶対に真似してはいけない」とありました。 ヒガンバナの葉って,よくよく注意して見ないと見過ごしてしまいますよね。
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ピョルスニ
at 2007-11-01 23:31
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きつねのかんざし、はなぢょうちん、ちんちんどうろう、おみこしさん、あかおに、おにゆり、おにかぶと、かじばな、ひぐるま、はなびばな、うちへもってかえるとかじになる・・・これ、みんなヒガンバナのことです。つい先日、小学校のおはなし会で読んだ福音館のかがくのとも(甲斐信枝 作)に出ていました。まだほかにもいっぱい色々な名前を持っている植物です。私は、まんじゅしゃげしか知りませんでした。
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gakis-room at 2007-11-02 09:53
ピョルスニさん,
いやあ,ヒガンバナにはじつにたくさんの異称があるのですね。初めて知りました。私も曼珠沙華しか知りませんでした。 |
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