2006年 03月 06日
昨夜のWBCアジアラウンドの日韓戦は内容の濃い好試合でした。結果は韓国が3−2で逆転勝利し,アジアラウンド1位で,2位の日本とともに2次予戦に進出することになりました。 韓国の勝利の要因は,日本を7安打2点に押さえた投手陣の好投と,見事なダイビングキャッチで大量点を阻止したイ・ジンヨンの美技だろうと思います。彼の大ファインプレーがイ・スンヨプの逆転ホームランにつながったと思います。抜けていたら日本の5−0となっていただけに印象的でした。 朝鮮日報の喜びもひとしおでした。というよりもイチローに対して溜飲を下げています。同紙は次のように書いています。 「朴賛浩,『妄言』イチローに完勝 」,「『向こう30年は日本に手は出せないなという感じで勝ちたいと思う』と息巻いていたイチローは,朴賛浩を相手に『穴があったら入りたい』ハメになった」 また,次のようにも書きました。 「イチローは試合後のインタビューで選手団の雰囲気を問われると『屈辱的だ』と答えた。笑いが消えた顔には,これまで見せてきた傲慢さも消えていた」 しかし,他の選手・コーチ陣は謙虚でした。 キム・ジェバク・コーチ 「日本が韓国野球を見くびりすぎたのではないかと思う。米国ラウンドでも現在の好調さで韓国野球の実力を見せてやる。イ・ジンヨンのダイビングキャッチが全選手の闘争心に火をつけた」 チョ・ボムヒョン・バッテリーコーチ 「この前はいつ日本に勝ったのか記憶が定かでない。監督やコーチングスタッフ,選手,応援団全員が心をひとつにした結果だ。今日をきっかけにこれから日本との試合では恐れることなしにいい試合ができるだろう」 ソン・ドンヨル・投手コーチ 「2000年シドニー・オリンピックの時の日本代表チームは完全なプロ代表チームではなかった。今回は名実ともに最高の選手たちが選ばれただけに真剣勝負になったと思う。日本野球の心臓・東京ドームで韓国野球の強靭さを見せたようで言葉にならないほど胸がいっぱいだ」 イ・ジンヨン外野手 「捕れないかもしれないと思った。厳しいけどダイビング・キャッチでもしてみようと心に決めて横っ飛びしたが,天が助けてくれたのか,運良くグローブに入った。野球は点を取ってこそ勝てる。イ・スンヨプ先輩がホームランを打ってくれて今の喜びがある」 ペ・ヨンス投手 「正直,自分でも気づかなかったがとても緊張した。試合序盤は勝てないという考えも浮かんだ。しかし回が進むほどに韓国チームがよくなっているのを感じて,イケるという気になった」 韓国は自信をつけ,日本はこれで大いに奮起することだろと思います。13日からの2次リーグでの両チームの試合ぶりが楽しみになりました。
by gakis-room
| 2006-03-06 15:03
| 韓国あれこれ
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