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2019年 03月 25日
スイスが7回目の優勝,カーリング・女子世界選手権
スイスが7回目の優勝,カーリング・女子世界選手権_d0006690_11100983.jpgカーリング女子世界選手権は予選4位のスイスが予選1位のスウェーデンを延長11回,8ー7で下して優勝しました。スイスの優勝は3年振り7回目です。3位決定戦では,接戦の末,日本は韓国に逆転負けで4位に終わりました。世界選手権での韓国のメダル獲得は初めてです。

【決勝戦】 
         1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 E  計
スウェーデン ★ 1 0 1 0 2 0 2 0 0 1  0  7
スイス      0 1 0 2 0 1 0 2 1 0  1  8 

【3位決定戦】 
     1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  計
日本   0 0 0 1 1 0 1 0 2 0  5
韓国 ★ 0 0 1 0 0 2 0 1 0 3  7

息詰まる展開でした。第9エンドに逆転して,日本が1点リードで迎えた最終エンド。先攻の日本はスキップの第1投でハウスの中心に№1と№2を作りました。韓国のスキップの第1投はこの2つの石をはじき出して№1〜№3を作ります(写真,黄色の石)。日本はハウス前の日本の石(赤)にカマーラウンドさせて№1を作ろうとしましたが,それがスルーとなって韓国に3点,逆転されました。

スイスが7回目の優勝,カーリング・女子世界選手権_d0006690_18433055.jpg
【アジア勢の活躍】
今大会はアジア勢の活躍が目立ちました。パシフィック・アジア枠(2か国)の韓国と日本,最終予選を勝ち上がった中国の3か国はいずれも決勝トーナメントに進出です。その内,韓国と日本はベスト4となりました。

2017年までの世界選手権の出場国数は12で,パシフィック・アジア枠は2か国でしたから,日,中,韓の3国でこの2枠を巡って争ってきました。2018年から出場国数が13となりました。これにともなって,パシフィック・アジア枠の2は変わりませんが,最終予選の2枠が新設され,これを勝ち抜ければアジアから3か国の出場が可能になりました。

ピョンチャン五輪の銀メダルチームを破り,1月のワールドカップに優勝した韓国チーム,2022年の北京冬季五輪に向けて強化中の中国。そして,ロコ・ソラーレと中部電力に北海道銀行と富士急の4強がしのぎを削る日本。これからもアジア勢の活躍が続きそうです。

【カナダの不振】
女子世界選手権は1979年に始まって今年で41回目ですが,今大会ではカナダとスコットランドの不振が目立ちました。特にカナダはこれまでに優勝17回,準優勝8回,3位9回の戦績を残してきました。カナダの予選落ちは1999年以来20大会振りです。また,メダルなしは2016年以来の7回目です。


by gakis-room | 2019-03-25 18:00 | カーリング | Comments(0)


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