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2015年 06月 23日
再び夏至と「昼時間」について
再び夏至と「昼時間」について_d0006690_18315647.jpg夏至について重要なことを失念していました。

二十四節気での夏至は「太陽黄経が90度になった瞬間を含む1日」,あるいはその日から次の小暑の前日までの期間を言います。そして,天文学では「その瞬間」を言います,これを忘れていました。

もし,「太陽黄経が90度になった瞬間」が正午ちょうどであれば,夏至の日の昼時間は問題なく1番長い日になります。しかし,実際はそうではありません。

【夏至の瞬間】(ウィキペディアによる)
2015年 6月22日 01時38分
2014年 6月21日 19時51分

【2015年の場合】
夏至の瞬間は01時38分ですから,日付が変わって夏至になってからさほどの時間の経過はありません。夏至の前後12時間を考えれば,前半の12時間のうち,10時間強は前日の21日に含まれます。「秒以下」の時間を無視するとして,夏至の22日と前日の21日の昼時間は余り差がないことになります。
      日の出     日の入り     昼時間
 20日  04:43:36  19:12:38   14:29:02
 21日  04:43:47  19:12:53   14:29:06(最長)
 22日  04:44:00  19:13:06   14:29:06(最長)

 23日  04:44:15  19:13:17   14:29:02

【2014年の場合】
夏至の瞬間は19時51分ですから,瞬間からの後半の12時間のうち,4時間強は21日に含まれ,翌日への持ち越しは7時間弱です。それで,21日の夏至の日の昼時間が最長となりました。
     日の出      日の入り     昼時間
 20日 04:43:38   19:12:42   14:29:04
 21日 04:43:50   19:12:56   14:29:06(最長)
 22日 04:44:04   19:13:09   14:29:05

【結論】
夏至の瞬間の時刻によって,夏至の日と前後の1日の昼時間が同じとなる。

はたしてこの結論でいいのか,専門家の 教えを請いたいのですが,叶わぬ願いです。

by gakis-room | 2015-06-23 19:10 | つれづれに | Comments(0)


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