2012年 01月 11日
厚生労働省がきょう発表した「2011年の賃金構造基本統計調査」によると、基本給など所定内給与(昨年6月分)の都道府県別平均(速報)では最も高い東京が37万2900円,最も低い青森は22万2200円となり,都道府県別賃金格差は15万700円でした。昨年の最高の東京と最低の沖縄の差が14万900円でしたから,地域間格差はこの1年で1万円近く拡大しました。 「調査」によると,上位5都府県と下位5県は以下の通りです。 東 京 37万2900円(前年差,+8.100円) 神奈川 32万9800円(前年差,+4.900円) 大 阪 31万5600円(前年差,−1,300円) 愛 知 30万8900円(前年差,−3,600円) 京 都 30万8300円(前年差,+11.100円) 青 森 22万2200円(前年差,−4.300円) 沖 縄 22万3100円(前年差,− 800円) 山 形 23万2700円(前年差,−4,500円) 宮 崎 23万3800円(前年差,−1.700円) 秋 田 23万3900円(前年差,+4.500円) なお,昨年に比べ24都府県が増加したのに対し,減少したのは23道府県でした。うち増加幅が最大だったのは奈良の1万9300円(平均賃金29万8300円)で、逆に最も減少したのは山口の1万900円(平均賃金26万1900円でした。もっとも奈良の増加額が最大であっても,基本的に年金生活者の私にはまったく無関係です。 調査は,10人以上の常用労働者を雇用する民間の6万2004事業所のうち,有効回答を得た4万5818事業所からのものです。なお,所定内給与とは毎月支払われる給与から時間外,深夜,休日労働などの手当てを差し引いた額です。
by gakis-room
| 2012-01-11 19:51
| つれづれに
|
Comments(2)
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saheizi-inokori at 2012-01-11 21:58
グローバル経済、輸出振興はますます地域間格差も拡大させますね。
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gakis-room at 2012-01-12 07:43
saheiziさん,
格差の変移はどうなっているのか,ちょっと気掛かりです。 |
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