2005年 08月 29日
那覇より涼しくなった奈良
ここ数日,クーラーを使うことが少なくなりました。昨日も一昨日も使いませんでした。今朝の朝刊の気温データを見たら,昨日の最高気温は奈良は沖縄の那覇よりも低くなっていました。

これまでの新聞の気温データからの断片的な記憶では,奈良の8月は那覇よりも暑いと思っていましたから,はたしてそうか調べてみました。

今年の8月1日から28日までの場合では,奈良の方が那覇より最高気温が高かったのは28日間のうち17日ありました。最高気温の単純な平均では,奈良が32.9度であったのに対して,那覇は32.1度でしたから,やはり奈良は那覇より暑いということになります。

もっとも最低気温では,25度を超えた日数は,奈良の場合が2日であったの対して,那覇は25日でした。最低気温の単純平均でも,奈良の23.0度に対して那覇は26.7度でしたから,日中はともかくも1日全体としては那覇の方が暑いといえそうですから,なんとなく納得しました。

ところで大阪は最低気温が25度を超えた日数は24日ありましたから,これはかなり過酷といえそうです。
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# by gakis-room | 2005-08-29 07:13 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 08月 27日
選挙報道が少し変わってきた
「選挙報道の貧困」を書いたのは8月24日でした。しかし,今週になって少しずつ選挙報道が変わってきました。それまでの「自民党造反議員と刺客」という構図から,各党代表者によるこの国の政治の具体的課題についての討論が増え始めました。きょうは朝から2局で「年金問題」が取り上げられていました。

「この程度の改革ができなくてはどんな改革もできない」とは小泉首相の口癖ですが,小泉首相に是非やってもらいたいのは議員年金の改革というよりも廃止です。廃止ができなければ,せめて国民年金程度にするのが私には道理のように思われます。

以下は議員年金と国民年金の比較です。
        国会議員年金    国民年金
・受給条件   加入10年      加入25年
・納付月額   10万3千円     1万3300円
・給付額(年) 最低412万円    79万7000円
    月額  約34万3千円    約6万6400円
・国庫負担額  2/3        1/3
・未資格    3年以上の加入   返還なし
        は納付金の8割
        返還  

小泉首相は昨年までの在職が30年ですから,10年を超えた1年ごとに8万2000円ずつ増額されて,年額576万円(月額48万円)が給付されることになります。そしてその3分の2が国庫負担です。
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# by gakis-room | 2005-08-27 12:42 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 08月 26日
秋の予感
台風一過からなのででしょうか,風が部屋を抜けています。あれほど賑やかであった蝉時雨もきょうは朝から聞こえません。先ほど公園に行ってみましたが,公園も静かなものでした。

天気予報では,残暑がまだまだ続くようですが,ベランダには三分の二ほど日差しができるようになりました。きょうは陰暦7月22日,もうすぐ中秋です。秋は近い,そんな感じです。ツクツクボウシの鳴き声が聞こえたら,私には秋の訪れです。
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# by gakis-room | 2005-08-26 11:47 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 08月 25日
韓国の出生率,世界最低水準へ
韓国の統計庁の24日の発表によると,昨年の韓国の合計特殊出生率(1人の女性がその年の年齢別出生パターンにしたがってこどもを生んだとした場合の一生に産む子供の数)は1.16人で過去最低となり,台湾,ポーランド,チェコなどとと並んで世界最低出生国になっている,と韓国の新聞は伝えています。

ちなみに主な国の合計特殊出生率は,アメリカ…2.04人,フランス…1.89人,イギリス…1.79人,日本…1.29人となっています。

韓国の自然増加(出生児数−死亡者数)人口も過去最低の23万281人となり,この傾向が続けば2018年には「高齢社会」(人口の14%以上が65歳以上)へ,2026年には「超高齢社会」(人口の20%以上が65歳以上)「になると予測しています。

これに関連して韓国の保健福祉部長官(日本の厚生労働大臣に相当)は「出生率回復のために,莫大な予算を投じて対策を立てるつもりだ。政府レベルで5分野34課題の総合対策を検討している」と語っています。

ところで,日本はすでに1995年に65歳以上人口が14%以上の「高齢社会」となっており,65歳以上人口の割合は2020年には27.8%に,2050年には35.7%になると推計されています。また,8月23日に発表された厚生労働省の人口動態統計速報によれば,今年の1月から6月までの自然増は−3万1千人とはじめてマイナスに転じましたから,日本の老齢化はもつと早まるかも知れません。

少子高齢化社会問題は,国債の累積残高,年金問題とともにこの国の将来にとってますます深刻な問題になっています。
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# by gakis-room | 2005-08-25 08:12 | 韓国あれこれ | Trackback | Comments(0)
2005年 08月 24日
選挙報道の貧困さ
テレビの選挙関連報道はますます熱を帯びています。特にワイドショウでは連日,注目の選挙区として郵政民営化法案に反対した自民党議員といわゆる「刺客」の対立にほとんどの時間を割いており,私はおもしろがってワイドショウのハシゴをしています。

しかし,その内容は概して貧困です。どの局もワイドショウの構成は多くは以下のようになっています。
1.注目の選挙区とは,いわゆる「刺客」の経歴がワイドショウ的におもしろい選挙区のことであって,大半の反対派自民党議員の選挙区はとりあげられていない
2.テレビの構成は「刺客」と反対派自民党議員の対立構図がまず紹介されて,「選挙報道の公正さ」への配慮から他の立候補予定者を付け足し的に紹介をする
3.したがって立候補予定者への質問もこの国の政治的課題についてどう考えているのかを問うのではなく,「どう闘うか」という抽象論に終始している

私がディレクターなら,あらかじめ立候補予定者への質問をいくつか用意しておいて,その回答を番組の最後に一覧表にして視聴者(国民)の選択の資料にします。

私のさしあたっての質問事項は以下の通りです。
1.昨年度末での国債残高613兆円をどうするか
2.年金制度の崩壊をどのように防ぐか
3.少子高齢化社会への対応をどうするか
4.アジア外交の行き詰まりの打開策は何か

この3月まで高校教員であった私の個人的な質問は「基礎学力を抜きにしたゆとりの教育ののうてんきさ」の是非なんですが…
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# by gakis-room | 2005-08-24 01:42 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 08月 23日
1910年8月22日
記念日とか記憶されるべき日はたくさんあります。今年の8月15日は戦後60年という区切りもあって,新聞,テレビなどのマスメディアはいくつかの特集を組むました。

記憶されるべき日の中にはセットで記憶しておいたほうがよい日もあります。つまり結果を原因とともに記憶しておいたほうがいいと言う考えです。たとえば1945年8月15日は日米戦争が始まった1941年12月8日とセットで記憶しておいた方がいいと私は思います。また,8月15日は日中全面戦争へ突入した1937年7月7日の廬溝橋事件と,さらには15年戦争に突入することになった1931年9月18日の柳条湖事件(満州事変)とセットでという考え方もあります。

8月15日は韓国では光復節です。日本の植民地支配から解放された記念日です。60年目の今年は南北共同行事を含めて韓国ではいくつかの行事が行われました。

1910年8月22日,95年前のこの日,日本は日韓併合条約に調印し,朝鮮半島を日本の植民地としました。この日から1945年8月15日までを韓国では「日帝36年」と呼んでいます。8月22日については,日本のメディアも韓国のメディア(朝鮮日報,中央日報,東亜日報,聯合ニュースの電子版)も何も触れていませんでした。
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# by gakis-room | 2005-08-23 07:14 | 韓国あれこれ | Trackback | Comments(0)
2005年 08月 22日
マニフェストへに欠けているもの
それまでの「選挙公約」が「マニフェスト」といわれるようになったのは前回の総選挙からでしょうか。選挙公約がともすれば選挙目当ての言いっぱなし,従って抽象的な言葉の羅列に終始しがちであったのに対して,マニフェストと言い換えることで達成数値目標を掲げ,国民への責任をより明確にしようということのようです。マニフェストが問題にされるようになったことはこの国の政治が確実な成熟してきたことの証のように思われます。

これからの4年間のこの国のあり方が数字目標を含めてはっきりしていた方が,国民として選択しやすいことは言うまでもありません。ワイドショウでも各党のマニフェストの一覧表がよく示されます。選挙公約と呼ぼうがマニフェストと言おうが,それは国民への約束ですから,約束は実行されなくてはなりません。

ですから,未来への約束だけでなく,前回の総選挙で示されたマニフェストがどれだけ実行されたかの検証も必要です。マニフェストで示されたもののうち,実現されたものは何か,実現できなかったものは何かが数字的に示されていいように思われます。特に政権与党にはその責任があるように思われます。野党もまたマニフェストに基づいた法案提出の努力の軌跡を示す必要があります。私の見る限りでは,どの政党もこのことに関心がなさそうです。

また,自民党と公明党は総選挙後も連立を組むことを明言しています。であれば,主要政策について連立与党としての統一マニフェストを国民に示すべきです。「これまでにはなかった政策選択選挙」を自負する小泉首相ですから,なおのことです。しかし統一マニフェストの不在を問う声があまり聞かれないのはなぜでしょうか。
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# by gakis-room | 2005-08-22 08:33 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 08月 21日
知りたい堀江社長の変心と志
衆議院で郵政民営化法案に棄権した議員(私には優柔不断の反対派に見えました)もすっかり改心して賛成派として自民党公認候補になりました。また,ライブドアの堀江貴文社長が広島6区の「刺客」に選ばれてテレビのワイドショウは賑やかです。

ワイドショウで知ったことですが,堀江氏はその著書でこんなことを言っているそうです。
  ・これまで選挙の投票にはほとんど行ったことがない
  ・賢い人は政治家には関心をもたない,損だから
小泉首相は記者会見でこのことを聞かれて「そういう人が政治に参入することはいいことだ」と答えていました。

堀江氏に限らず考え方が変わることは悪いことではありません。問題は考え方が変わった理由が明らかにされるかどうかです。棄権した議員がなぜ賛成に変わったのか私には知るすべがありませんが,堀江氏の自民党本部と尾道市での記者会見では心変わりの理由は聞かれませんでした。

さらに堀江氏が記者会見の中で言っていたことですが,なぜ「郵政民営化法案の否決,衆議院の解散は国民的危機」なのか,また「無所属で立候補して志をためしたい」という志しの内実は何なのか,私は知りたく思いました。

残念ながら,堀江氏のブログ「livedoor 社長日記」は8月16日を最後にその後の更新はありませんでした。
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# by gakis-room | 2005-08-21 06:51 | つれづれに | Trackback | Comments(1)
2005年 08月 20日
涼しい朝と蝉時雨
今朝はこれまでになく涼しく静かな朝です。涼しさは昨夕の夕立のせいでしょうか。静けさは,今午前6時40分ですが,この時間になっても蝉時雨がないからです。いつもはこの時間は蝉時雨がうるさいほどです。先ほど隣の公園に行ってみましたが,蝉の鳴き声はありませんでした。

私はこれまでツクツクボウシの鳴き声を聞いたら秋の訪れだと思ってきました。ひょっとしたら,朝,よく晴れているのに蝉時雨が聞けなくなったら秋の訪れと考えていいのかなと思いました。キリギリスの鳴き声は25度以上と以下では変わると聞いたことがあります。気温と蝉の鳴き声も何かの関連があるのかも知れません。

今ようやく蝉の鳴き声が聞こえてきました。けれども蝉時雨というには遠く,静かなものです。
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# by gakis-room | 2005-08-20 06:48 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 08月 19日
夕立とビニール傘
d0006690_16125058.jpgきのう,きょうと夕立がありました。特にきょうの夕立は激しい雷鳴が空を震わせていました。例年の夏は1度や2度は夕立にあって,濡れて帰ったり,雨宿りをしたように思うのですが,この夏は昨日まで夕立の記憶がありません。

ひょっとしたら夕立がなかったのではなく,この夏には,4度ほど小さな旅行をしていますから,私がこの地を離れている時にあったかも知れません。けれども私の記憶では昨日が最初のものです。

夏の前に,梅雨明けのころ,透明のビニール傘を買いました。夕立の最中に買い物に行くことはありませんが,空模様が怪しげな時は傘をもって自転車で買い物に行きます。私の傘は自転車用ですから,70㎝と大きめです。けれど雨が前から降るときには前方が見にくく,それで前がよく見えるようにと透明のビニール傘を買いました。しかし,まだこの傘の出番はありません。

先ほど雨もやみました。時折小さな雷鳴はありますが,空は曇っていて爽やかな感じです。これから買い物に出かけます。もちろん傘は不要です。
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# by gakis-room | 2005-08-19 16:19 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 08月 17日
靖国神社で笑ってしまつたこと
靖国神社の中に遊就館という軍事博物館があります。軍事博物館と言っても軍事についてはもちろんのこと兵器についても何も学べません。そこは戦争犠牲者の一部だけを讃え,戦争を美化するためだけの博物館ですから。遊就館のバンフレットは次のように言います。

「近代国家成立のため,我が国の自立自衛のため,更に世界史的に視れば,皮膚の色とは関係のない自由で平等な世界を達成するため,避け得なかった多くの戦いがありました。それらの戦いに尊い命を捧げられたのが英霊であり,その英霊の武勲,御遺徳を顕彰し,英霊が歩まれた近代史の真実を明らかにするのが遊就館の持つ使命であります」

「自立自衛」はともかくも,「皮膚の色とは関係のない自由で平等な世界を達成するため,避け得なかった多くの戦い」とはどの戦争を指すのか私には不明です。ペリーの来航時には自立自衛が問われたとしても,それ以外にここで言うような戦争を日本は経験していないというのが歴史の真実のように思われます。

ここの数多くの展示品を見て印象に残ったものがひとつあります。それは「英霊に嫁いだ花嫁人形」です。結婚をすることなく死を強いられた青年を死後に結婚させようという残された者の優しさです。無念の死を強いられた者を追慕する残された者の無念さにしみじみと思いをはせざるをえませんでした。「英霊つまり神を人間が結婚させようとする神への冒涜」とは考えていない靖国神社の愚かしさを笑うこととは別のことがらです。
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# by gakis-room | 2005-08-17 07:43 | つれづれに | Trackback | Comments(2)
2005年 08月 16日
8月15日の靖国神社
d0006690_18324289.jpg8月15日靖国神社に行って来ました。参拝するつもりはなく,ただただ8月15日の靖国神社というものがどんなものか見たかっただけです。

地下鉄の九段下駅を降りると,駅の構内には機動隊がおり驚かされました。地上へのエスカレーターは故障中(本当かな)とかで階段を上って外に出ると,靖国神社です。ここにも機動隊が待機していました。

大鳥居をくぐって境内に入ると,戦前の徴兵制の生みの親,大村益次郎の巨大な銅像が目に止まります。その前に特設ステージが設けられて「終戦60年国民の集い」が開かれていました。神殿に近づくにつれ,人があふれ,35度を超えているであろう暑さの中で,それは初詣のような人出でした。

喪服で身を整えたひともかなり見られました。モデル銃を持った旧日本軍の軍服の隊列もいくつか見ました。全体的に騒々しく境内に居る限りでは「追悼」といつた厳粛さとはほど遠いように感じました。今朝の新聞によると20万の人出だったそうです。
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# by gakis-room | 2005-08-16 18:58 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 08月 13日
涼しい朝とテグム
d0006690_8432877.gifきのうも今朝も涼しい朝です。風が部屋を抜けていきます。曇っているせいかあるいは私の部屋が6階であるからかもしれません。それに久しぶりの雨です。

じっとしておればもちろんですが,体を動して汗ばんでも汗をぬぐった後,風にさらされるのは快感です。こんな日はゆっくりとコーヒーでも飲みながら音楽でも聴きたくなりました。もちろんテグムの曲です。

テグムといのは韓国の伝統楽器で横笛の一種ですが,長さは80センチくらいですからイメージとしては尺八を長くした横笛と考えたらいいと思います。音も尺八によく似ています。私はこの楽器を韓国映画「風の丘を越えて」で知りました。
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# by gakis-room | 2005-08-13 08:47 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 08月 12日
涼しくなるソウル
12日の東亜日報(電子版)によると,10月1日に通水が予定されている清溪川(チョンゲチョン)で水が流れだした場合,周辺の気温は近隣都心より平均3.6度程度下がるという調査結果を紹介しています。(清溪川の復元については6月5日の「ソウルの試み」を参照してください)

これは11日,ソウル市政開発研究院(市政研)が公開した資料によるものですが,同資料によると,先月27日の清溪川通水実験時に周辺の気温を熱画像測定カメラで測定した結果,川沿いの清溪川8街が平均32.7度だったのに対し,近隣のワンサン路では36.3度だったそうです。

市政研によると,清溪川に水が流れれば気温は最大10〜13%低下するものと分析しています。これは真夏の気温が30度ならば3.4度は下がることになるそうです。

市政研の都市環境研究部研究委員は「清溪高架(道路)を取り払う前は、清溪川一帯の平均気温がソウル全体の平均より5度以上も高かった。高架の取り壊しで風通しがよくなったので気温が低下したうえ,水が流れれば気温はさらに下がるだろうということを裏付けている」と説明しています。

市政研は今後,清溪川地域に植えた水生植物と街路樹などが育ち,緑地空間がますます広がるとヒートアイランド現象はいっそう弱体化するものとみています。

実際にはどうなるのか私にはよく分かりませんが,京都の鴨川のように都会の中心部に清流が流れ,両岸の樹木が風になびくのを見ていれば,それだけで清涼感があることは間違いなさそうです。
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# by gakis-room | 2005-08-12 07:37 | 韓国あれこれ | Trackback | Comments(0)
2005年 08月 11日
小泉首相とリンチ
小泉首相は,9月11日の総選挙で多数派になれなければ退陣すると明言しました。私にはこの発言は退路をたった潔さには見えません。むしろおぞましさを感じます。私は以下のように整理しました。

参議院で否決された郵政民営化法案を修正なしで成立させるためには,衆議院で三分の二以上の多数で再議決するしかありません。しかし,衆議院での実情からは再議決は無理でした。そこで,衆議院で郵政民営化法案を再議決すべく衆議院での三分の二以上の議席獲得を目指して手続き無視で衆議院を解散した,となるべきです。それなのになぜ三分の二ではなく過半数なのでしょうか。

9月11日の総選挙の結果,連立与党が衆議院で三分の二以上ではなく過半数を獲得しても,参議院に変化がなければ郵政民営化法案は成立しません。しかし,参議院に変化が起これば別です。この選挙を通じて反対派に非情な弾圧を加えれば,その恐怖は参議院にも確実に伝染します。参議院に「後悔した反対派」が増えれば,衆議院での過半数で十分です。私はここにおぞましさを感じます。反対から賛成への理由は「民意に従った」ということになります。

私には小泉首相の人間性には関心はありません。自民党の自己否定宣言こそが問題のように思われます。今回の両院での採決にあたって自民党に「党議拘束」があつたということを前提すれば,反対派は自民党規約によって処分されるべきです。自民党規約ではその処分を「党則の遵守の勧告」から、「除名」まで8段階に分けています(党規律規約第9条2項)。つまり,総選挙での非公認以前に近代的組織として自らの党則に従って除名などの手続きをするべきでした。

自らの党則を無視した反対派への対応,これは政党としての自己否定宣言でなければ,小泉個人の反対派へのリンチ(私刑)です。小泉首相の「ぶっ壊す」発言は有名です。しかし,自民党は小泉首相によってではなく,自壊する道を自ら選びました。私にはそのように見えます。
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# by gakis-room | 2005-08-11 08:08 | つれづれに | Trackback | Comments(0)