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2012年 09月 30日
コツブキンエノコロでしょうか
d0006690_15181356.jpgコツブキンエノコロ イネ科 エノコログサ属

このエノコログサが以前から気になっていました。背丈が20〜30センチくらいで,花序が2〜4センチ位の小型のエノコログサです。最初はエノコログサあるいはキンエノコロの発育不全かと思いましたが,あちこちで見かけますから発育不全ではないようです。

エノコログサと秋のエノコログサの違いは花序が立っているか,垂れているかですぐに見分けられます。

また,キンエノコロの花序は立っていますが,その名の通り金色(私には淡い褐色にしか見えません)を帯びています。そして,いずれも花序の長さは3〜6センチ,背丈は30〜80センチ位です。

d0006690_15175688.jpg背丈が15〜30センチで,花序が2〜4センチのコツブキンエノコロ(小粒金狗尾草)という種があることを最近知りました。

これはコツブキンエノコロかと思います。

しかし,「日本の野生植物検索表」によれば,「花序の長短は、キンエノコロとの区別キーにならない」とのことですから,これはキンエノコロかもしれません。

とりあえずの私の目安として,背丈が15〜30センチで花序が2〜4センチの小型のものはコツブキンエノコロとしておくことにしました。

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by gakis-room | 2012-09-30 18:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(2)
2012年 09月 29日
ママコノシリヌグイ
d0006690_8233520.jpgママコノシリヌグイ タデ科 イヌタデ属

昔読んだ「雑草のはなし」の中で,「気になる名前」としてハキダメギク,ワルナスビ,ヘクソカズラ,ウシノヒタイ,ママコノシリヌグイ,ヤブジラミ,アキノウナギツカミが紹介されていました。

このうち,ヘクソカズラはすでに知っていましたが,確かに奇妙なあるいは気になるなネーミングです。

その後,ハキダメギクウシノヒタイ(ミゾソバ)ヤブジラミに出会うことができましが,昨日,ようやくママコノシリヌグイを見ることができました。

ママコノシリヌグイ,漢字で書けば「継子の尻ぬぐい」です。写真を拡大すれば良く分かりますが,茎には小さな刺があります。

d0006690_7502797.jpgこの草で「憎い継子の尻をで拭くという想像」からのネーミングですが,いやはや,恐ろしい,おぞましい命名です。韓国では「嫁の尻拭き草」というようです。いずれの国もいやはや。

花はまだ蕾ですが,ミゾソバ(ウシノヒタイ)の花とよく似ています。開花した花は5弁の花に見えますが,ミゾソバと同じように花弁ではなく,「萼」です。

なお,ママコノシリヌグイとミゾソバも未見のアキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)もいずれもタデ科,イヌタデ属でよく似た花です。

※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2012-09-29 18:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(0)
2012年 09月 28日
可愛らしい魚が中秋の名月を台無しに,台風17号のことです
d0006690_1992838.jpg「嵐の神」(台風18号,イーウィニャ,ミクロネシアによる提案)は,日本列島を一瞥しただけで去っていくようです。

しかし,18号以前に発生した台風17号は日本列島を狙い撃ちしそうです。しかも,「大型で非常に強い」台風です。

きょう現在の予報によれば「30日15時には四国沖に達する見込み」とのことです。ということは30日の夕刻には近畿地方は暴風域圏にはいりそうです。

どうやら30日の中秋の名月は諦めなければならないようです。

ところで,この台風17号の名前は「ジェラワット(JELAWAT)」ですが,意味は淡水魚の名前で,マレーシアの提案です。では,どんな魚かというと,別名を「スルタンフィッシュ」と言うそうです。スルタンと言えばイスラム世界での「世俗の権力(者)」,「世俗の権威(者)」のことです。歴史教科書では皇帝,国王と同義語としてもちいられています。

なんともすごい名前です。ところがこのスルタンフィッシュ,とても可愛らしい魚です。大きさはアジかサバくらいでしょうか。こんな魚です。泳ぐ姿はこちらで見られます。

この魚,食すればおしいそうですが,それにしても,可愛い顔をして,忌々しいかぎりです。

※地図はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2012-09-28 18:00 | つれづれに | Trackback | Comments(2)
2012年 09月 27日
9月は気温の下がり方1番早い,月毎の最高気温の寒暖差
d0006690_649467.jpg日中の最高気温は依然として平年を上回り,陽差しはそれなりの厳しさですが,「真夏日」になることはありません。そして,朝夜の涼しさはすっかり秋です。最低気温は3日続きで平年を下回っています。

奈良のこの時期の平年の寒暖差は9.2度〜9.1度ですが,1日の寒暖差が大きく,夜の遅くなる外出時には,はおる物の1枚が欠かせません。

【この3日間の気温】
   最高気温 最低気温 寒暖差
25日 28.8   16.6   12.2
26日 28.0   15.4   12.6
27日 28.4   15.6   12.8

夕方ともなると,北の窓を開ければ涼し過ぎる程の風が入ってきます。そんな風にあたりながら,月別(月初めと月末)の最高気温の寒暖差を考えてみました。

8月は2日から11日までの32.9度が暑さの極みですが,月末でも31.6度とそれほど涼しくはなりません。しかし,9月は8日までが「真夏日」ですが,それを過ぎると日に日に涼しくなります。月初めと月末の寒暖差は6.6度で,1年の中でもっとも寒暖差の大きな月です。

そして,10月・11月は9月ほどではありませんが,涼しく(寒く)なっていく度合いは早く,秋の深まりを感じさせられます。この頃に「しみじみと秋」というタイトルの記事を6本も書いています。

一方,寒さの極みは1月26日〜29日の8.2度です。3月,4月と寒暖差が大きいのはそれだけ暖かくなるのが早いということになります。春になるとなんとなく心が解かれる気分になるのは,視覚に入る草花だけでなく,日中の最高気温の1日1日の上がり方が早いせいかもしれません。ブログでは「春うらら」の言葉がしばしば現れます。
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by gakis-room | 2012-09-27 18:00 | つれづれに | Trackback | Comments(4)
2012年 09月 26日
どうしても「バカ花」と言ってしまいます,タマスダレ
d0006690_17123419.jpgタマスダレ ヒガンバナ科 タゼフィランサス属(マスダレ属)

タマスダレは珍しい花ではありません。この時期,あちこちで見られます。そして,大抵は群落とまでは言わないとしても,密集して咲いていますが,このように一株だけというのは珍しいと思いました。

また,細い葉がみられるのに,このように葉のないものも初めてです。まあ,単なる偶然なのでしょうが,さすが,花が咲いてから葉が出てくるヒガンバナ科です。

白色の花は比較的早く黄ばんでしまうことが多いよう気がしますが,この花は黄ばむことはなく,白さを保ったまま萎んでいくようです。それなのに,この花をどうもあまり好きになれません。そして,ついつい「バカ花」と呼んでしまいます。

それは,伊勢湾台風とのつながりです。

タマスダレをとりあげるのはこれで2度目です。1度目は5年前の2007年9月26日でした。そして,伊勢湾台風も1959年の9月26日でした。

1度目の時に書いたように,この花は長期の浸水の後に庭に咲いていました。本来は「癒し」なのでしょうが,「このバカ花が」と呟いた父の言葉を今でも覚えています。俳句を好んだ父だけに私には意外でした。

罹災からなんとか通常の生活らしさを取り戻したのはその年の12月になってからだったように思います。

※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2012-09-26 18:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(0)
2012年 09月 25日
上弦の月と下弦の月,その見分け方
d0006690_17413390.jpgきょうの午後4時半過ぎの月です。きょうの月に名前があるのかは知りません。2日前の23日は左半分が欠けた「上弦の月」でした。

その「上弦の月」あるいは「下弦の月」について,これまでの私は以下のように理解してきましたが,これは間違っていたようです。
 上弦の月  月の入りの時,弦が上になる
 下弦の月  月の入りの時,弦が下になる

今月の月の出と月の入りの時間です。
             月の出    月の入り
 上弦の月 9月23日  13時09分  23時34分
 下弦の月 9月8日   22時46分  12時26分 

これでは上弦の月の深夜はともかくもに,下弦の月は真昼ですから確かめることができません。それぞれの月が正中(真南)に位置する時間です。
 上弦の月 18時20分 
 下弦の月 05時12分

つまり,私たちの日常生活の中では,弦の上下に関係なく,夕方から見られるのが上弦の月で,深夜から明け方にかけてにみられるのが下限の月と言うことになります。

【月の出と月の入りのイメージ図】
d0006690_18534194.jpg
月の入りの時間に関係なく右半分見えるのが上弦の月で,左半分が見えるのが下弦の月と言えそうです。

しかし,「上・下」を上旬,下旬の言葉にてらして言えば,上弦の月は前半,下弦の月は後半と考えると,月を見ることなく言い当てることが出来ます。

  下弦の月 9月8日(旧暦7月22日)
  上弦の月 9月23日(旧暦8月8日)
  満月   9月30日(旧暦8月15日)
  下弦の月 10月8日(旧暦8月23日) 

旧暦で暮らしていた時代は,月の前半の半月(弦月ともいいます)が上弦の月で,満月後の,つまりは月の後半の半月(弦月)が下弦の月です。つまり,「上・下」は「うえ・した」ではなく,「前・後」だったようです。

きょうは旧暦8月10日。満月(中秋の名月)まではあと5日です。

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by gakis-room | 2012-09-25 18:45 | つれづれに | Trackback | Comments(6)
2012年 09月 24日
日本人による最初の暦の作成物語,映画「天地明察」
d0006690_1657175.jpg本因坊家など囲碁四家元のひとつ,安井家の棋士,安井算哲(さんてつ)が4代将軍家綱の後見人で会津藩主・保科正之に新たな暦を作成するという一大計画の責任者に任命され,幾多の困難の末に大和暦を作成し,天皇の承認を得て貞享暦(じょうきょうれき)として800年振りに改暦されるまでの物語です。もちろん貞享暦は日本人作成の最初の暦です。

その頃の日本では、日本は貞観4年(862年)に唐よりもたらされた宣明暦(せんみょうれき)を使っていましたが,この暦は現実とかなりのづれを生じていました。保科が棋士の算哲にこよみの作成を命じたのは,彼が和算(日本独自に発達した数学),天文学にも優れた才能を持っていたからでした。

私の興味は以下の3点にありましたが,結論から言えばこの3以外はそれなりに納得できました。
 1 天体観測はどのように行われたか
 2 和算ではどのように計算するのか
 3 暦の作成は天子の専権であるが,どのように承認
   されたか

1 天体観測はどのように行われたか
渾天儀(こんてんぎ)と呼ばれる観測機器を使って月・太陽や星々の位置を観測します。渾天儀については韓国の歴史ドラマ「大王 世宗」で知っていましたが,その使用方法は描かれていませんでした。今回初めて天体観測の方法がなんとなくわかりました。

2 和算ではどのように計算するのか
恐るべし,和算です。そろばんあるいは算木(さんぎ)をつかって幾何,代数の問題を解きます。映画にも登場する関和孝は円周率を小数点以下16位まで正しく計算しています。算木を使って計算する場面はほんのわずかでしたが,なるほどなるほどと関心しました。

3 暦の作成は天子の専権であるが,どのように承認されたか
古来,時間・暦は支配者の専権でした。韓国の歴史ドラマ「大王 世宗」でも朝鮮にあった暦をつくる場面が出てきます。その折りに,明との事大関係から,それは明への謀反ではないかと反対する家臣が登場しています。

当然のこととして朝廷で暦を司る陰陽寮の博士たちは反対します。幕府の命によって作成された暦の採用は「時を支配」する天皇の権威の否定にも繋がります。しかし,天皇の権威の否定については私にはちょっと物足りなく思われました。とは言え,安井算哲の作成した大和暦は天体事象の事実によって採用されることになります。1861年のことでした。もっともこの場面は史実かなと疑いをもちました。

他にも史実と違う場面(例えば算哲の恩師であり,江戸時代の初期の神道学者山闇斎の死,初手を碁盤の中央に打った本因坊道策との天元の局の棋譜など)もありますが,私には面白い映画でした。

なお,この後,算哲は幕府天文方に任じられ,編暦は朝廷から幕府に移行します。また,算哲はのちに渋川春海(しぶかわはるみ)と改姓改名しますが,日本史ではこちらの名前が一般的です。

予告編はこちらです。

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by gakis-room | 2012-09-24 18:00 | つれづれに | Trackback | Comments(4)
2012年 09月 23日
9月の下旬の気候って,忘れてしまっています
きょうは北海道と沖縄を除けば,全国的に雨の地域が多く,気温も「10月中旬並」のところが多かったようです。

奈良では雨は昼前には止みましたが,気温が上がることはありませんでした。

  今朝の最低気温  17.5度(平年差,+0.2度)
  日中の最高気温  22.9度(平年差,−3.6度)

最低気温はわずかに平年を上回っているとは言え,17度台になるのは7月8日の17.0度以来のことです。また,最高気温の22.9度は6月21日の20.9度以来の低さです。Tシャツだけでは肌寒く,終日ベストが離せませんでした。

この気温の低さはきょうだけのことで,明日からは平年をわずかですが上回る日がつづくようです。一体,9月下旬の気候とはどのようなものだったのでしょうか。私はすっかり忘れてしまっています。
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by gakis-room | 2012-09-23 18:00 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2012年 09月 22日
116年振りの秋分の日
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きょうは秋分の日です。祝日としての春分の日・秋分の日は,前年の2月1日に,春分の日・秋分の日の日付が書かれた「暦要項(れきようこう)」が官報に掲載されることによって正式決定となります。したがって祝日としての秋分の日は再来年以降については未決定です。

この春分・秋分の日は太陽が春分・秋分点(黄道を動いていく太陽が地球の赤道の真上,つまり天の赤道を横切る瞬間の位置)を通過する日で,その日時は国立天文台はが地球の自転の遅れなども考慮しつつ,計算して決定しています。きょう,その秋分点を通過するのは23時49分頃のようです。

祝日としての春分・秋分の日は再来年以降は未決定ですが,計算上は何十年も先まで予測計算が可能です。(1900年から)2109年までの春分・秋分の日こちらのサイトで見ることができます。

ところで秋分の日が9月23日からはずれるのは1979年(昭和54年)の9月24日以来,33年振りだそうです。そして,9月22日が秋分の日となるのは1896年(明治29年)以来,116年振りとのことです。また,来年以降の秋分の日は,平年は23日,閏年は22日が続くようです。次に24日が秋分の日となるのは2103年だそうです。

こうした日にちのづれは,地球が太陽の周りを一周する時間を1年=365日としていますが,実際は365.2422日(365日5時間49分)です。つまり,こよみの1年は実際の1年よりも5時間49分短いことになります。それで4年に1度,1日を加えて(閏年)調整しています。

2011年の秋分点の通過時間は9月23日18時05分でした。これに5時間49分を加えると2012年9月23日23時54分となり,23日に収まります。しかし,今年は閏年ですから,1日引き戻されて9月22日になります。

なお,「春分・秋分の日は昼と夜の長さが同じ」とよく聞きますが,これは間違っています。間違いの理由の1つとして「日の出,日の入の定義」の無視があります。

  日の出時間  太陽の一部が水平線上に出た時間
  日の入時間  太陽の全部が水平線上に沈んだ時間

日の出・日の入が太陽の中心点が水平線から出た時・沈んだ時であるのなら昼と夜の長さは(ほぼ)等しくなります。しかし日の出,日の入りの定義から,春分・秋分の日は実際には太陽の大きさの分だけ昼が長くなってしまいます。昼と夜の長さが等しい日は,春分の数日前,秋分の数日後になります。今年の奈良の場合は3月17日と9月27日が昼・夜の時間がほぼ同じです。

【おまけ】
春分の日は3月20日か21日ですが,日本が太陽暦に改暦した1873年(明治6年)以降,1907年,1911年,1915年,1919年,1923年の5年は春分の日は3月22日でした。21世紀に春分の日が22日になることははありませんが,2092年は3月19日が春分の日です。しかし,これは私にはまったく関係のない日です。
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by gakis-room | 2012-09-22 18:00 | つれづれに | Trackback | Comments(2)
2012年 09月 21日
涼しい朝,ようやく秋でしょうか
d0006690_16383198.jpg長かった残暑もようやく終わったようです。

きのう,きょうの気温です。( )は平年差
      最高気温      最低気温
  20日  28.0度(+0.8)  20.0度(+2.0)
  21日  28.1 (+1.1)  18.1 (+0.3)

最高気温,最低気温とも平年を上回ってはいますが,それでも9月の下旬です。平年を1度,2度上回ったところで,少しも気になりません。特に今朝は涼しい朝でした。最低気温の18.1度は9月になってから1番の低さです。

そのためか日中の気温が25度を超えたのが11時を過ぎてからのことでした。しかも湿度も低かったので,部屋を抜けるわずかな風でも涼しく,午後からは民主党の臨時党大会のテレビ中継を見ながら2度もウトウトしてしまいました。

午後5時発表の週間予報です。
  向こう一週間の近畿地方は、高気圧に覆われて晴れる日が多いでしょう。
  最高気温は、平年より高く、期間の後半は、かなり高いところがある見込みです。
  最低気温は、期間の中頃までは、概ね平年並でしょう。期間の終わりは、平年より高く、かなり高いところがある
  見込みです。

「期間の終わりはかなり高い」と言っても,最高気温が30度を超えることはなさそうです。いよいよ秋です。中秋の名月まであと10日です。

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by gakis-room | 2012-09-21 18:00 | つれづれに | Trackback | Comments(4)