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2005年 12月 31日
2005年の記憶へ
きょうで2005年が終わります。戦後60年の節目の今年もたくさんの出来事がありました。中でも,郵政民営化と小泉自民党の肥大化,JR尼崎脱線事故,耐震強度偽装,アスベスト問題あるいは幼女殺害事件などが,2005年に記憶される出来事になるのでしょうか。

概して「いやな感じ」を伴う事件が多かったような気がします。私個人の生活の範囲では,高校教員生活のリタイアが最大の事件です。4月から大学の非常勤講師をしていますから,ものの考え方に大きな断絶はありませんが,生活のスタイルは一変しました。

一変したというよりも,新しい生活のスタイルを見いだせないままになっています。時間をどのように使うのか,ほとんど毎日の時間の使い方は私に任されています。別段,時間を有意義に使おうとは思ってもいませんから,全てその日の気分次第というのも,それはそれでいいのかも知れません。

と同時に,もう少し生活のスタイルをはっきりとしたものにしてもいいかなとも思っています。この意味で,ブログの更新は生活にひとつのリズムを与えているようです。

ブログは3月19日から始めましたが,きょうで178回目の更新です。慣れるにつれて更新の頻度も増えて,8月以降は毎月22〜25回の更新ができるようになりました。アクセス数も2500件を超え,10月以降は日に10〜15人の人がブログを覗いてくれいます。

言葉を換えれば,毎日10〜15人の見知らぬ人に私を晒していることになります。「何人かにいつも見られている」と言えば響きは良くありませんが,見られているという意識は存在の自己確認にもなっています。

とまれ,1年が過ぎて新しい1年へ。来年も時間の経過の中で自分自身を創っていく営みが止まらないようにしたいと思っています。

良いお年をお迎えください。
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by gakis-room | 2005-12-31 13:10 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 30日
若者たちによる素敵な文化交流
12月27日,「日韓青少年 対話の広場」がソウル教育文化会館で開催されました。これは,「相手の国から学ぶ」をテーマに日韓の約100名の大学生・高校生による討論会です。

朝日新聞は,28日の朝刊の7面でこれを紹介していました。NHKでは28日の深夜,BS1でこの模様を詳しく放送していました。私はそれを途中からでしたが旅先のホテルの部屋で偶然に見ることができました。

日韓の高校生・大学生のそれぞれ10人の意見発表は「相手の国から学ぶ」その内容を「相手を褒めること,ただしその論拠をはっきりとさせる」という立脚点からのものでした。そしていずれの発表者も「相手国の良さ」を視点に自国を省みるというスタイルで共通していました。

まさしく「対話」でした。そこには日韓に,とりわけ政治家やいわゆる識者によく見うけられる独りよがりの政治主義は微塵もありませんでした。私の知る限り,高校生・大学生のこの討論は今年度の最高の文化交流のように思われました。

私は引き寄せわれて最後まで見てしまいましたが,途中からであったことが残念でした。NHKには,この番組を是非再放送して欲しいと思いました。それもできれば地上波の総合テレビで,午後7時台か8時台であって欲しいと思いました。

また,「日韓友情年2005」実行委員で,この討論会を企画し,番組の司会をも担当した小倉紀蔵氏(東海大学助教授)には,拍手をおくるとともに,討論の詳細を出版してくれたら,なんて勝手に考えてしまいました。
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by gakis-room | 2005-12-30 15:42 | 韓国あれこれ | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 24日
酔画仙・張承業(チャン・スンオプ)
昨日,「酔画仙」を見に行きました。「恵園」申潤福(シン・ユンボク),「檀園」金弘道(キム・ホンド)と共に「朝鮮王朝時代三大画家(朝鮮時代三園)」と呼ばれる天才画家「吾園」張承業(チャン・スンオプ,1843〜1897,「吾園」はスンオプの雅号)の物語です。

私は申潤福と金弘道については朝鮮王朝時代の風俗画を通して知っていました。2人の画集も持っています。しかし,張承業については知りませんでした。題名の「酔画仙」は酒好きな画の天才という意味合いみたいです。

張承業を演じたチェ・ミンシクは,ハン・ソッキュ,ソン・ガンホらと共演した「シュリ」でテロ工作のため韓国へ侵入した北朝鮮軍団大隊長を演じ,1999年の第36回大鐘賞主演男優賞を受賞した演技派です。

しかし,映画は,そうした演技派俳優による破天荒な天才画家の生涯を精緻に描くというよりは,朝鮮王朝時代の絵画の記録集であるかのように朝鮮絵画を連続的に写し取っていました。また,イム・グォンテク監督は「風の丘を越えて〜西便制」でもそうでしたが,風景をとても美しく描く監督のようにも思われました。風景の美しさは仏教映画にも共通しています。

なお,監督のイム・グォンテクはこの映画で,2002年にカンヌ国際映画祭監督賞を受賞しています。長編映画がカンヌで受賞したのは韓国映画史上初のことだそうです。とまれ,私にとってはうれしい午後になりました。
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by gakis-room | 2005-12-24 04:16 | 韓国あれこれ | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 23日
はじめて聞いた「爆弾低気圧」
昨日はこの冬一番の寒波でした。奈良の最高気温も平年より8.6度も低い1.9度でした。寒波は全国的で,鹿児島でも積雪が11㎝あり,88年ぶりの記録更新だったそうです。

テレビの天気予報では,12月の寒波は10年ごとにやってくるとも言っていました。気象庁も22日,この冬が20年ぶりの全国的な「寒冬(かんとう)」になる可能性が高いと発表しています。

同庁によると、12月1〜20日までの気温の平年差が,北日本でマイナス1.9度,東日本でマイナス2.6度,西日本でマイナス3.0度,南西諸島でマイナス1.7度という記録的な寒さで,1月中旬まで厳しい冷え込みが続く見込みとしています。

ところで,昨日は「爆弾低気圧」だったそうです。はじめて聞くこの低気圧は,温帯低気圧のうち短時間に急速に発達する低気圧の名称で,台風並みの暴風をもたらすものなので注意を要するようです。また「爆弾低気圧」の通過後には西高東低の気圧配置となって大陸からの寒気が一気に入ってくるということです。

私の町も午前中は横殴りの雪でしたが,午後には止んで,夕方にはすっかり解けてしまいました。なんだか物足りない気がしましたが,これは暖かい部屋の中から外を見ている者の手前勝手です。
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by gakis-room | 2005-12-23 16:54 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 21日
明日は冬至です
明日は冬至です。古来この国では,この日に柚子湯に入り小豆粥やカボチャを食べると風邪をひかないと言われています。明日は外食の予定ですので,今夜の夕食の一品にカボチャを食べました。

カボチャは,カロチンを多く含んでいます。カロチンは,体内でビタミンAにかわって肌や粘膜を丈夫にし,感染症などに対する抵抗力となるそうで,「冬至にカボチャを食べると風邪をひかない」といわれるようになりました。

しかし,実際は,カロチンもビタミンAも後の発見ですから,冬場の野菜を食べると言うことのようです。小豆粥は中国の風習からで赤い色は災厄を祓うといわれているそうです。柚子湯は冬至と湯治のゴロあわせみたいです。

私は,小豆粥はパスして,柚子湯の変わりに韓国産の柚子茶を飲んでみました。これはスライスした柚子を蜂蜜につけたもので,お湯で溶いて呑みます。少し甘すぎたので,いただいた柚子を削って入れてみました。適度な甘酸っぱさを,おいしくいただくことができました。
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by gakis-room | 2005-12-21 21:17 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 20日
いよいよ年の瀬です
d0006690_18161987.jpg駅前広場に今はやりのイルミネーションが施されて,私の町もいよいよ年の瀬です。商店街ではクリスマスソングなんかがながされています。

イルミネーションは昨年からですが,今年は昨年よりも少し進化しました。しばらく見入っていましたが,ところで,これは「町おこし」なのでしょうか。それとも,「しばしの潤い」を与えようというのでしょうか。

「町おこし」なら,もう少し人集めの工夫が必要に思われますが,「しばしの潤い」なら,それはそれで続けてほしいと思いました。
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by gakis-room | 2005-12-20 18:36 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 19日
拡大する南北格差
韓国統計庁がこのほど発表した「統計で見た南北韓の姿」によると,韓国と北朝鮮の所得格差はこの15年で大幅に拡大しています。

2004年では以下のようになっています。( )内は1990年
       韓国       北朝鮮     格差
国民総所得  6,810億ドル   208億ドル   32.7倍
       (2,635億ドル)  (231億ドル)   (11.4倍)
1人あたり
の国民所得  14,162ドル   914ドル    15.5倍
                        (5.4倍)

東西ドイツの統一時の経済格差は,西の4に対して東が1であったとされていますが,西ドイツが負担した統一費用の大きさは深刻な経済問題を引き起こしました。韓国と北朝鮮の格差は東西ドイツの格差をはるかに超えています。

統一時の西ドイツの経済力と現在の韓国の経済力を考えれば,朝鮮半島の統一は,民族の悲願という理念にもかかわらず,現実には簡単ではないように思われます。
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by gakis-room | 2005-12-19 10:35 | 韓国あれこれ | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 18日
増税と選挙のツケ
自民党と公明党は次年度からの増税を決めました。増税による歳入増は2兆円だそうです。しかし,国民生活に直結するものは所得税の定率減税の打ち切りによる3.3兆円の増税とたばこ税増税と酒税の改訂です。

消費税率のアップを含めて,私は基本的には増税に反対ではありません。今年度末見込みの国債残高700兆円,地方自治体を含むこの国全体の債務残高1,037兆円(12月18日現在)の返済の手だては基本的に増税しかないからです。

しかし,今回の増税案は姑息としか言いようがありません。この7月,財務省が事務局をしている政府税制調査会が「定率減税の縮小・廃止」(サラリーマン増税)を提言したのに対して,小泉内閣は「サラリーマン増税をおこなうとの政府税調の考え方はとらない」と9月の総選挙の折りに公約していました。

つまり,総選挙時の公約は完全な嘘でした。また,公明党が提唱した児童手当支給対象の引き上げ(小学校3年から6年に)のための財源をたばこ税の増税でまかなうというのも陳腐としか言いようがありません。

財政再建全体の議論もなく,歳出の吟味さえもなく,場当たり的な増税でことをしのぐやり方は政治の貧困としか思われません。「政府の悪さは国民の悪さに比例する」とは19世紀初頭のドイツの哲学者,ヘーゲルの言葉ですが,この秋以来,しみじみと思い出されます。
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by gakis-room | 2005-12-18 07:32 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 17日
大統領の理髪師
久しぶりに映画を見に行きました。多分,「シュリ」以来ですから,4年ぶりかと思います。今月初めから,「韓国エンタテインメント映画祭2005 in 大阪」があり,日本未公開のもの8本を含めて23本の韓国映画が上映中されています。

一昨日見たものは「大統領の理髪師」でした。今年の夏前に公開されていましたが,見たいと思いながら見そびれていました。主演はソン・ガンホです。「JSA」では北朝鮮の兵士役で,彼がチョコパイを食べる場面が印象的でした。

後で知ったことですが,彼は「JSA」で大鐘賞主演男優賞を得ています。テレビで見た「殺人の追憶」もみごとな刑事役でした。こちらの作品は「春夏秋冬そして春」と青龍賞最優秀作品賞をあらそった作品です。

ところで,「大統領の理髪師」は,李承晩政権の末期から朴正煕大統領の暗殺と全斗煥によるクーデタまでを背景に,偶然に朴正煕大統領の理髪師になつた男の物語です。そんな時代と権力に翻弄されながらも彼は懸命に生きます。

娯楽映画でしたが,李承晩政権の腐敗と朴正煕・全斗煥軍事政権のパロディも面白く,ありきたりの庶民をみごとに演じきっていたソン・ガンホに「JSA」や「殺人の追憶」とは違った魅力を感じました。

来週は「酔画仙」を見に行くつもりです。これはお気に入りのアン・ソンギが主演する朝鮮王朝末期の画家の物語です。
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by gakis-room | 2005-12-17 10:15 | 韓国あれこれ | Trackback | Comments(0)
2005年 12月 16日
韓国の私学が入試拒否を決議
来年2月の中学,高校の新入生募集について,韓国では私立学校法の改正が,宗教界を巻き込んだ大きな政治問題になっています。

15日,私学が高校の7割近くを占めるソウルの私立中高校法人協議会は,改正私学法に抗議して,「06学年度人文系新入生募集を拒否し,今後,学校運営に関する政府支援を受けず,授業料も独自に決定する」と決議しました。大邱(テグ),蔚山(ウルサン)の私学法人協議会も同様の決議をしています。

改正私立学校法は,9日,国会で野党の欠席のまま強行採決されましたが,その骨子は「私立学校の理事の4分の1以上を外部(解放型)理事として任命しなければならない」というものです。

私学の新入生募集拒否に対して,ソウル市と大邱市の教育庁は,私立学校が実際に新入生募集を拒否した場合,校長解任,理事会解体などの手続きを経て,臨時理事を派遣するなど法に則って取り組むとしています。

一方,宗教界ではすでに,カトリックの金壽煥(キム・スファン)枢機卿,プロテスタント系の最大の連合団体である韓国基督教総連合会,韓国仏教の総本山ともいえる曹溪宗の総務院長は,改正私学法に反対を表明しています。

私学法の改正に対して,私学法人の主張は,これより全教組(韓国の教員組合)が学校の理事会に入り込める道ができ,これは教育を思いのままに牛耳ろうという企てであり,財産権侵害であるとともに私学の教育の理念を侵すものだとしています。

これに対して教育相は「私学の透明性を確保するための最小限の安全装置が導入であり,開放型理事が4分の1ほどしか組み込まれないので,開放型理事が決定権をもつわけではなく、私学の建学理念を毀損しない範囲内で開放型理事が選任されるよう,関連法令(大統領令)を改正するもの」としています。
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by gakis-room | 2005-12-16 11:19 | 韓国あれこれ | Trackback | Comments(0)