カテゴリ:花の手帳( 1183 )

2017年 06月 12日
「栄光のある」を「君が代」と意訳,キミガヨラン
d0006690_15375637.jpgキミガヨラン リュウゼツラン科 ユッカ属

キミガヨラン(君が代蘭)かと思います。北米原産で,別名はアメリカキミガヨランです。明治時代に渡来しました。「近くの公園」です。

背丈は私の目のあたりですから,1.5mほどです。2mほどにはなるようです。よく似たものにアツバキミガヨラン(厚葉君が代欄)がありますが,背丈は1〜1.5mですから,まぎらわしいのですが,アツバキミガヨランの葉はやや幅広で厚く,垂れることはありません。

花は長さ5センチほどの壷形です。無理矢理に少し開けてみると花に独特の臭いあり薄き緑色の雌しべの回りに6本の雄しべがありました。

花には独特の香りがあるとのことですが,私にはよくわかりませんでした。

【和名の由来】
「キミガヨ(君が代)」は学名の「グロリオサ(栄光のある)」種からの和名です。命名者は牧野富太郎です。小石川植物園に植栽されていたレクルヴィフォリア種をグロリオサ種と間違えました。それで,レクルヴィフォリア種は「キミガヨラン」のままで,グロリオサ種は「アツバキミガヨラン」となりました。

それにしても「栄光ある」の和名を「君が代」とはね。

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by gakis-room | 2017-06-12 18:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 05日
アカメガシワ,復活しています
d0006690_17069.jpgアカメガシワ トウダイグサ科 アカメガシワ属

アカメガシワ(赤芽柏)です。昨年の9月末に見たアカメガシワと同じ場所です。

樹高が5〜10メートルにもなると知って,このまま成長したらどうなるか,と思ったものでしたが,いつの間にか除去されてしまいました。「近くの公園」の除草時にでも取り払われてしまったようです。

復活しました。現在の背丈は60センチほどです。「6月頃に黄色い花を咲かせる」とのことですが,木が若すぎるのか,その兆しはありません。

d0006690_1704012.jpg根元です。切り株(?)の直径は1センチほどです。その左右から2本の枝がでています。見事な生命力です。

歩車道分離ブロックから顔を出したイチョウの若木は今年も自然に消滅するのでしょうが,こちらは自然消滅はしそうにありません。

今年もいつか除去されて,数メートル以上の成木になることはないでしょうが,どこまで伸びるのでしょうか。


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by gakis-room | 2017-06-05 18:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 04日
コヒルガオです,ヒルガオ,セイヨウヒルガオとの違い
d0006690_1724149.jpgコヒルガオ ヒルガオ科 ヒルガオ属

コヒルガオです。ヒルガオより小型なの「コ(小)・昼顔」です。

d0006690_173577.jpgヒルガオの花径は5〜6センチですが,こちらは3〜4センチです。

コヒルガオとセイヨウヒルガオとは花径はほとんど同じです。


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【コヒルガオ,ヒルガオとセイヨウヒルガオとの違い】
          花径       雌しべの先端      葉の基部
コヒルガオ     3〜4センチ   柱頭は2裂し膨らむ   斜め後方に張り出し,浅く2列する   
ヒルガオ      5〜6センチ   柱頭は2裂し膨らむ   斜め後方に張り出す
セイヨウヒルガオ  3〜4センチ   「Y」字型       張り出さない
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by gakis-room | 2017-06-04 18:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 03日
エケベリア,多肉植物ですがやはり葉よりも花です
d0006690_16415293.jpgエケベリア ベンケイソウ科 エケベリア属

エケベリアです。和名はないようです。
エケベリア属のシチフクジン(七福神)でしょうか。
            (6月1日,訂正・追加)

メキシコ・中米・南米の北西部の原産で,背丈(花茎を含まない)はセンチから80センチ位のものまで多様なようです。これは5センチほどでした。

葉の形も多様のようですが,上から見た時のロゼット型の姿が好まれる多肉植物です。

d0006690_16422250.jpg花径は1センチほどの壷型です。

花の色はオレンジ,黄色,赤,ピンク,複色などがあるようです。

多肉植物ですから,花は二次的なのでしょうが,私には葉よりも花です。これまでベンケイソウ科の花はたくさん見てきました。そしてそれらは葉よりも全て花に魅せられてのことでした。

【これまで見てきたベンケイソウ科の花】
メキシコマンネングサ子持ちマンネングサオオベンケイソウフチベニベンケイベニベンケイ,カランコエ・ブロッスフェルディアナ常緑キリンソウツメレンゲウスゲショウ

例外はアエオニウム・黒法師です,これは葉の色に魅せられました。

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by gakis-room | 2017-06-03 18:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 02日
花弁の一部が色変わり,サツキのキメラ
d0006690_161382.jpgサツキ ツツジ科 ツツジ属

サツキのキメラです。キメラについてはこれまでいくつか見てきました。たとえばツツジのキメラはピンクの花の中に赤い花が混じるというものでした。

サザンカのキメラボケのキメラは,その時は気づきませんでしたが,いくつかがグラデーションになっています。

しか,このツツジのように花弁の一部分が色変わりとなるキメラは初めてです。拡大するとよくわかりますが,雄しべも赤と白に分かれています。

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by gakis-room | 2017-06-02 18:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 29日
ヤマアジサイ,「七段花」でしょうか?
d0006690_1714950.jpgヤマアジサイ(山紫陽花) アジサイ科 アジサイ属

これもヤマアジサイです。「七段花(シチダンカ)」でしょうか。背丈は50センチほどです。

「シチダンカ」はヤマアジサイの変種で六甲山の特産種です。シーボルトの「日本植物誌」に採録されてはいましたが,実際には見かけることがなく,「幻の名花」と言われていたそうです。しかし,1959年(昭和34年)に六甲山系内で六甲小学校の教員によって「再」発見されました。

六甲の元の株は2009年に枯れましたが,その間に挿し芽などて増やされ,全国に広がりました。

d0006690_1722555.jpgひとつの装飾花の花径は1センチほどです。その装飾花を含めて掌に収まる程度の大きさです。

装飾花が八重咲きで,何段もかさなって星状に見えるところから「シチダンカ(七段花)」です。

色は淡青が多いようですが,薄紅,濃紫,藍色もあるようです。

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by gakis-room | 2017-05-29 18:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(2)
2017年 05月 28日
ヤマアジサイ,「楊貴妃」かな?
d0006690_17283516.jpgヤマアジサイ(山紫陽花) アジサイ科 アジサイ属

アジサイには手毬咲きとガクアジサイの他に小型のヤマアジサイがあることを知ったのは昨年の5月でした。それはヤマアジサイ・クレナイという品種でした。

ヤマアジサイです。ヤマアジサイは普通のアジサイよりも少し花期がはやいのでしょうか。
右上の花でも周辺の装飾花を含めて掌に充分に収まるほどの大きさです。

ヤマアジサイはとてもたくさんの品種が育種されているようで,私には同定はかないません。
検索してみると「楊貴妃」に似ているようですが,はたしてどうでしょうか。

d0006690_17285968.jpg「楊貴妃」は熊本県原産で,花の色が土質の影響を受けます。これは紅色ですが,青色の楊貴妃もあります。

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by gakis-room | 2017-05-28 18:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 26日
きょうは旧暦5月1日,サツキの季節です,そしてツツジとの違い
d0006690_16364688.jpgサツキ ツツジ科 ツツジ属

きょうは旧暦5月1日,皐月です。

「語源由来辞典」によれば
  皐月は、耕作を意味する古語「さ」から、稲作の月
  として「さつき」になった。
  早苗を植える月「早苗月(さなえづき)」が略され、
  「さつき」になったとする説もあるが、「早苗」の
  「さ」も耕作の「さ」が語源とされる。
  漢字「皐」には、「神に捧げる稲」の意味があるた
  め、皐月が当てられたと思われる。
とのことです。

その皐月に咲くサツキの季節になりました。「近くの公園」です。

d0006690_1637318.jpgサツキは「皐月躑躅(サツキツツジ)」の略で,旧暦5月頃に咲くのでこの名があります。

【サツキとツツジの違い】
以下は例外はありますが,大まかな違いです。花期を除けばサツキはツツジの小型といったところでしょうか。

     サツキ        ツツジ
花期   5月中旬〜6月中旬  4月中旬〜5月上旬
葉の長さ 2〜3センチ     5〜7センチ
葉の幅  6ミリ        1.5センチ
花径   3.5センチ〜5センチ  5〜7センチ
雄しべ  5本が多い      5〜10本程度が多い
樹高   1メートル程度    5〜10メートル
季語   夏          春

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by gakis-room | 2017-05-26 18:10 | 花の手帳 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 25日
新しい若木も見られます,イチョウの若木2017・その2
d0006690_17102462.jpg歩車道境界ブロックから顔を出したイチョウの若木は順調に育っています。

葉も大きくなりました。

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d0006690_17104426.jpgイチョウの根元の左側,例年の場所では今も何もありません。

しかし,根元の右側に3本の若木が芽生えています。そのうち2本の背丈は5センチほどですが,手前の一番小さいものは2センチほどです。

今年は歩車道境界ブロックとこちらの2つを見守ることになります。


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by gakis-room | 2017-05-25 18:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(2)
2017年 05月 21日
鮮やかな黄色ですが「要注意外来生物」とか,キショウブ
d0006690_127514.jpgキショウブ(黄菖蒲) アヤメ科 アヤメ属

用水路の水際付近でしたから,カキツバタあるいはハナショウブかと思いました。しかし,花弁に白色の筋(カキツバタ)も黄色の筋(ハナショウブ)もありません。

写真では外花被片(大きな花びら)の付け根にある薄い茶色の何本もの筋模様がはっきりとはしませんが,キショウブ(黄菖蒲)かと思います。1日花です。

日本のハナショウブには紫,青紫,赤紫,白,ピンクの花はあるそうですが,黄色はなく,観賞用に明治時代にヨーロッパから移入されました。

d0006690_128698.jpg繁殖力が強く,すっかり野生化しているようです。

環境省は「要注意外来生物」の一種として「栽培にあたっては,逸出を起こさない」,「既に野生化している湖沼等があり,在来種との競合・駆逐等のおそれがある場所については,積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる」として警戒を呼びかけています。

【「菖蒲」について】
アヤメ,ハナショウブはアヤメ科アヤメ属ですが,菖蒲湯に使うショウブはサトイモ科ショウブ属です。

また,漢字の菖蒲は「しょうぶ」と読みますが,「あやめ」とも読みます。紛らわしいですが,万葉の時代にはサトイモ科のショウブを「あやめ草」と呼んでいたことによるのでしょうか。

 銭湯を沼になしたる菖蒲(あやめ)かな (宝井其角)

近鉄奈良線に「菖蒲池」という駅がありますが,読みは「あやめいけ」です。

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by gakis-room | 2017-05-21 18:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(0)