カテゴリ:花の手帳( 1139 )

2017年 03月 17日
ミモザ,アカシア,ニセアカシア
d0006690_16185326.jpgギンヨウアカシア マメ科 アカシア属

ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)です。別名のミモザが通りがいいでしょうか。アカシアとはアカシア属に分類される植物の総称で,およそ600種類あるそうです。

日本で普通によく見られるのはギンヨウアカシアで,樹高5〜10メートルの常緑高木です。ギンヨウ(銀葉)とは葉の色からの命名です。2月〜4月に7〜8ミリの黄色の頭状花序を房状に付けます

ギンヨウアカシアによく似たアカシアにフサ(房)アカシアがあります。切り花によく利用されますが,花も葉もギンヨウアカシアよりはやや大きめですが,とてもよく似ていますが,一番の違いは葉の付き方です。

d0006690_16191914.jpg ・ギンヨウアカシア
    螺旋状に密に互生し,羽片が3~5対と少なく,
    羽片の小葉も8~25対と少ない。
 ・フサアカシア
    互生し,羽片が10~20対と多く,羽片の小葉
    も30~40対と多い。

【ミモザ】
イギリスではフサアカシアのことをミモザと呼んいたので,日本ではアカシア全般をミモザと呼ぶようになった言われています。

しかし,植物学上のミモザはマメ科オジギソウ属の植物の総称であり,アカシアのことではありません。ミモザ(フサアカシア)が,マメ科オジギソウ属の植物と花姿が似ていることが由来となってミモザと名付けられてから,混合されることが多くなったようです。

【ニセアカシア】
混同と言えばニセアカシアがあります。ニセアカシアはマメ科ハリエンジュ属の樹高20〜25メートルの落葉高木です。北米原産で,明治初年に輸入されました。本来のアカシアの渡来までの間,このニセアカシアをアカシアと呼んでいました。それで混同されるようになりましたが,アカシアの花が黄色であるのに対して,こちらは白色の蝶形花で,花期は5〜6月です。

以下は全てニセアカシアのようです(ウィキペディアによる)。
 ・札幌のアカシア並木
 ・アカシア蜂蜜として売られているもの
 ・西田佐知子のヒット曲「アカシアの雨がやむとき」に歌われる「アカシア」
 ・石原裕次郎のヒット曲「赤いハンカチ」に歌われる「アカシアの花」
 ・北原白秋の「この道」に歌われる「あかしやの花」
 ・清岡卓行の小説「アカシヤの大連」[11]で知られる中国の大連市を代表する樹木
 ・松任谷由実の「acacia[アカシア]」(2000年代)

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by gakis-room | 2017-03-17 18:00 | 花の手帳 | Comments(0)
2017年 03月 16日
アケボノアセビ(曙馬酔木)とベニバナアセビ(紅花馬酔木)
d0006690_17342647.jpgアセビ(馬酔木) ツツジ科 アセビ属

アセビの花には白色と紅色があります。単に色の違いだけと思っていましたが,紅色のアセビには固有の名前が付いていました。

花の紅色には濃淡があって,淡紅色のものを「アケボノアセビ(曙馬酔木)」,濃紅色のものを「ベニバナアセビ(紅花馬酔木)」というようです。

これは淡紅色ですから曙アセビです。

なお,「曙」は「曙色」のことで,別名を東雲色(しののめいろ),オーロラ色と言います。明け方の空の色からでしょうか。曙色に対して夕方の色は茜色です。

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by gakis-room | 2017-03-16 18:00 | 花の手帳 | Comments(0)
2017年 03月 13日
カワズザクラ(河津桜)でしょうか
d0006690_17283084.jpgカワヅザクラ(河津桜) バラ科 さくら属

カワズザクラでしょうか。1週間ほど前から近所で咲いています。ちょうど今が見頃です。

カワズザクラとする理由は何もありませんが,カワズザクラかもしれないと思ったのはただ「この時期に咲いている」というだけの理由です。

「桜の種類」とても多く,日本国内だけでも固有種や交配種を含めて600以上もの品種が確認されているそうです。別の種類の桜かも知れません。


d0006690_17493287.jpgカワズザクラはオオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種であると推定されています。静岡県賀茂郡河津町田中の飯田勝美氏(故人)が1955年(昭和30年)頃の2月のある日,河津川沿いの冬枯れ雑草の中で芽咲いているさくらの苗を見つけたものが原木だそうです。

この原木は別の場所に移し替えられ,1966年(昭和41年)から開花がみられるようになりました。そして1974年(昭和49年)にカワズザクラと命名されました。

花は桃色ないし淡紅色で,ソメイヨシノよりも桃色が濃く,また花期が1ヶ月と長いのが特徴です。


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by gakis-room | 2017-03-13 18:00 | 花の手帳 | Comments(0)
2017年 03月 12日
小さな花と大きな葉,ヒマラヤユキノシタ
d0006690_1740855.jpgヒマラヤユキノシタ ユキノシタ科  ヒマラヤユキノシタ属(ベルゲニア属)

ヒマラヤユキノシタはこれまでに何回も見てきました。その都度大きな葉だとは思ってきましたが,先日通りすがりに見たヒマラヤユキノシタは,これまでになく大きな葉でした。

以来その大きさが気になっていましたので,きょう,物差しをもって計りに行ってきました。

手前の葉の大きさは縦22センチ×横15センチでした。一つの花の花径は2センチです。この不釣り合いを面白いと思いました。

d0006690_17403013.jpg花の花序です。


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by gakis-room | 2017-03-12 18:00 | 花の手帳 | Comments(2)
2017年 03月 08日
まとまって咲いているフクジュソウです
d0006690_1783841.jpgフクジュソウ キンポウゲ科 フクジュソウ属

今は通ることのなくなった「例の田舎道」でかつて見たことがあります。その時は1輪だけでした。

1輪とはいえ,枯れ草から顔を出す鮮やかな黄色も素敵でしたが,まとまって咲いているのもいいものです。群落とはいえませんが,野生ではこんな感じかも知れません。

d0006690_179568.jpg花径は3センチほどです。

花はパラボラアンテナのようにゆるいお椀型をしていますが,これは日差しを中心に集めて空気をあため,受粉してくれる虫を誘うためとも言われています。フクジュソウの花には蜜がなく,花粉だけだそうですから,虫を集める工夫です。

また,夜には閉じて,寒さから雄しべや雌しべを守るんだそうです。開閉する花はたくさんありますが,いずれも同じ働きなのでしょうか。

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by gakis-room | 2017-03-08 18:00 | 花の手帳 | Comments(0)
2017年 03月 07日
斑入りのアリッサム,「 スーパーアリッサム・フロスティナイト」
d0006690_15324126.jpgアリッサム アブラナ科 ニワナズナ属

斑入りのアリッサムです。アリッサムの和名はニワナズナ(庭薺)ですが,流通名はほとんど「アリッサム」あるいは英名の「スイート・アリサム」です。

私は花の名前を和名で覚えようとしてきましたが,ニワナズナの場合,群生のニワナズナは例外的にアリッサムです。

しかし,この斑入りの場合はなんとなく,ニワナズナと言うよりも「斑入りのアリッサム」でしょうか。

ところでこの「斑入りのアリッサム」の流通名は「 スーパーアリッサム・フロスティナイト」です。愛知県の株式会社ハクサンによる育種のようです。

アリッサムの改良種で,やや大型となり,開花期がほぼ周年のものを「スーパーアリッサム」と言います。そのスーパーアリッサムの改良種が「 スーパーアリッサム ・フロスティナイト」のようです。斑入りは世界初とのことです。

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by gakis-room | 2017-03-07 18:00 | 花の手帳 | Comments(0)
2017年 03月 06日
フキノトウです
d0006690_17191771.jpgフキ キク科 フキ属

フキノトウです。

フキノトウに初めて出会ったのは昨年の3月末でした。その時は食材としてのフキノトウよりは時間が経過しており,すでに花が咲いていました。

まあ,それでも雌雄異株であることを知りました。

昨年と同じ場所ですが,きょうは文句なしのフキノトウです。

d0006690_17193845.jpgこちらは少し時間が経過しています。とは言え「薹(とう)が立っている」にはほど遠く,まだ食材として充分使えそうです。

開花までにはもう少し時間が必要です。

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by gakis-room | 2017-03-06 18:00 | 花の手帳 | Comments(4)
2017年 03月 04日
キクザキリュウキンカ(菊咲立金花)の中心部は?
d0006690_15504858.jpgキクザキリュウキンカ キンポウゲ科 キンポウゲ属

キクザキリュウキンカ(菊咲立金花)です。この花は2度目で,1度目は昨年の2月28日です。葉にも花弁にも光沢があり,鮮やかな緑色と黄色です。

花の構造について,その時はキク科の花ではありませんが,周囲の舌状花に対して,中心部は筒状花と思っていました。

d0006690_15511365.jpg花径4センチほどの中心部です。

筒状花のようにも見えますが,蕊(しべ)のようにも見えます。どちらなのでしょうか。あるいはどちらでもなくそれ以外なのでしょうか。ネットで調べてみましたがわかりませんでした。

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by gakis-room | 2017-03-04 18:00 | 花の手帳 | Comments(0)
2017年 03月 02日
桜の開花,今年は福岡と東京から
d0006690_1737147.jpg「近くの公園」の紅梅もようやくチラホラ状態になりました。梅が咲いたのですから,あとは例によって「桜はまだかいな」です。

桜の開花予想は日本気象協会とウェザーマップが行っています。

【日本気象協会】
3月1日発表の第2回「2017年桜開花予想」では,最初の開花は3月22日の福岡と東京です。奈良は平年通りの3月29日の予想です。

【ウェザーマップ】
3月2日発表の第5回「2017さくら開花前線」では,やはり福岡と東京が一番早く,ともに3月24日です。奈良は平年より3日遅い4月1日が開花予想です。

なお,標本木以外の各地の桜の名所での開花予想は「ウェザーニュース・さくら情報」の「エリア」から見ることができます。

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by gakis-room | 2017-03-02 18:00 | 花の手帳 | Comments(0)
2017年 02月 26日
和名は「絞りカタバミ」です,オキザリス・バーシカラー
d0006690_16535994.jpgオキザリス・バーシカラー カタバミ科 カタバミ属

オキザリス・バーシカラーと教えていただきました。カタバミについては,一般に在来種をカタバミ,渡来の園芸種をオキザリスと呼ぶことが多いようです。

南アフリカ原産です。オキザリスですが,葉は細い3枚葉で,カタバミ(オキザリス)とは様変わりです。

和名は「絞りカタバミ」です。開花前の蕾からでしょうか。1輪しかありませんでしたので蕾を見ることはできませんでしたが,紅白のねじり飴のような蕾です。

d0006690_16543396.jpg花径は1.5センチほどです。花弁にうっすらと赤い縁取りがあります。この縁取りは蕾の時の「ねじり飴」の赤色の部分です。

あるサイトではオキザリス・桃の輝きとともに,開花後よりも蕾を愛でる花との記述もありました。

オキザリス・桃の輝きといえば,葉はオキザリス・バーシカラーと同じようにカタバミ(オキザリス)らしくありません。

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by gakis-room | 2017-02-26 18:00 | 花の手帳 | Comments(2)