カテゴリ:花の手帳( 1183 )

2007年 03月 20日
第3回目の桜の開花予想が発表されましたが…
きょう発表された,気象庁の第3回の桜の開花予報です。3月14日に発表されたものとほとんど変わっていません。
  【3月14日発表】      【3月20日発表】
  1 静岡   3月21日     1 静岡   3月21日
    福岡               福岡      
  3 横浜   3月22日     3 横浜   3月22日
  4 東京   3月23日       東京   
    名古屋              名古屋    

しかし,発表後の午後3時過ぎに東京の靖国神社の「標本木」が開花しました。今年の桜の開花は東京から始まったことになります。

ところで,近畿では9地点で予想していますが,私の住む奈良はどうでしょうか。
  【3月7日発表】 3月22日  これは近畿で最初です。
  【3月14日発表】 3月27日  これは近畿で2番目です。
  【3月20日発表】 3月26日  これは近畿で4番目です。
奈良の桜の開花は平年では4月1日で,近畿では5番目ですから,平年よりも開花時期が早いとはいえ,まあ,3月7日に書いたような異変はなくなりました。

少しがっかりした気分ですが,その予感はありました。奈良の最高気温は7日からきょうまでの2週間のうち,12日間は平年を下回っています。そのうち10日間は最低気温がマイナスとなる「冬日」でした。
  【奈良の3月の最高気温の平均】 20日まで
    今年の3月   12.9度
    平年の3月   12.0度

6日まででは,最高気温の平均は平年よりも5.6度も高かった「暖冬」は,いつの間にかどこかに消えてしまい,平年に近づいたわけですから,10日以降がいかに寒かったかか,わかろうというものです。

私はこれまで,開花の基準としたソメイヨシノを「標準木」と書いてきましたが,気象庁では「標本木」と言っているようです。週間天気予報では,奈良の最高気温はあさってから平年を超えそうですが,きょうの夕刻に見た「近くの公園」の私の「標本木」の蕾は堅く,果たして6日後には開花するのでしょうか。
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by gakis-room | 2007-03-20 22:25 | 花の手帳 | Trackback | Comments(0)
2007年 03月 17日
ボケともっこう
d0006690_1120874.jpgボケの花です。「近くの公園」にも咲いています。原色ともいえる鮮やかな赤です。白もピンクもあるそうです。

「ボケ」という花の名前だけは以前から知っていましたが,実際に花を特定できるようになったのは今年になってからです。今年の2月に実家の庭に咲いているのを教わりました。ですから,これまで何度も見てきたはずです。

「ボケを知らないなんて嘘みたい」と笑われましたが,「赤い花が咲いている」という以上には見えていなかったということになります。見えていなかったものが見えるようになったことはうれしいことです。これもブログの効用です。


d0006690_11215450.jpgボケを漢字では「木瓜」と書くことを知ったのは先週です。「木瓜」はこれまで「もっこう」と読んできました。家紋の「もっこう」のことです。こちらは小学生の頃から知っていました。

曾我兄弟の仇討ち物語によります。富士のすそ野の巻狩りのおり,敵とねらう工藤祐経(くどうすけつね)の陣幕の目印が「庵木瓜」だったと記憶しています。

家紋の「木瓜」は,胡瓜の切り口を図案化したものといわれていますが,本来は「窠(か)」と呼ばれる鳥の巣を象ったものだそうです。

窠(か)とは地面に作られた鳥の巣のことで,樹上に作られたものを巣というとのことです。「木瓜」紋の由来は昨日知ったことです。
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by gakis-room | 2007-03-17 11:34 | 花の手帳 | Trackback | Comments(6)
2007年 03月 07日
通念とは異なる今年の桜の開花予想
きょう気象庁が発表した第1回目の「桜の予想開花日」は,私の通念とはおよそ異なったものになつています。これもまた,暖冬あるいは異常気象のなせるワザでしょうか。気象庁の発表は九州から北陸,関東甲信越までの56カ所についてのものですが,早さの上位は以下のとおりです。なお,第2回目の発表は3月14日です。       ※「−」は平年より早い日数
  1 静岡  3月13日  −15
  2 松山  3月17日  −11
    高松  3月17日  −13
  4 東京  3月18日  −10
  5 福岡  3月20日  −6
    名古屋 3月20日  −8

近畿の9カ所でも私の通念とは大きく異なっています。奈良盆地から開花し,次第に周辺に広がっていきます。
  1 奈良  3月22日  −10
  2 大阪  3月25日  −5
  3 神戸  3月27日  −3
    和歌山 3月27日  −1
  5 京都  3月28日  −3
    彦根  3月28日  −7
  7 潮岬  3月29日  +1
    舞鶴  3月29日  −6
  9 豊岡  3月30日  −5

きのう,きようの冷え込みで,3月なってからの奈良の最高気温の平均は平年の4月をようやく下回りました。少しほっとした気分になりましたが,これも変な話です。
  【3月の最高気温の平均】 7日まで
    今年の3月   16.6度
    平年の3月   11.0度
    平年の4月   17.0度
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by gakis-room | 2007-03-07 18:33 | 花の手帳 | Trackback(1) | Comments(2)
2007年 02月 28日
「座禅草(ザゼンソウ)」を初めて見ました
d0006690_2211485.jpg座禅草という植物を初めて見ました。誘われて琵琶湖の北西岸の滋賀県高島市今津町弘川の群生地に行ってきました。

暗紫褐色に近い黒っぽい色の珍しい形のこの花は,背丈は10〜20センチの仏像の光背に似た卵形の堅い殻のような仏炎苞(ぶつえんほう)の中に花茎があります。白いブツブツの一つ一つが花(肉穂花序,)です。

名前の由来は,小さなお堂の中で座禅を組んでる僧に見立ててとのことです。別名ダルマソウ(達磨草)といいいますが,それは達磨大師にちなみます。


d0006690_2212910.jpg信州などではよく見かけるのだそうですが,これほど多くの群落を見るのは,ここが,本州南限の生育地とされています。

座禅草は,サトイモ科植物で山岳地の湿地に生育し,開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり25℃〜30℃まで昇り,開花はまだ雪が溶けない春一番に顔を出すため,発熱で周囲の雪を溶かすそうです。

花らしくもない花,それでいて何となくかわいさ。不思議な光景でした。

:肉穂花序(にくすいかじょ)…花序とは枝上における花の配列状態のこと。主軸が長く伸び、それに柄のない花が並んでいる穂状花序の主軸が肉厚に膨らんだもの
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by gakis-room | 2007-02-28 22:14 | 花の手帳 | Trackback | Comments(6)
2007年 02月 16日
私の「標準木」の梅も見頃になりました
d0006690_18221434.jpg「近くの公園」の私の「標準木」の梅も満開になりました。きのうもきょうも風があり,それまでと違って気温は低めでしたが,それでも平年を上回っています。

きょうも「例の田舎道」を歩きましたが,「春は名のみの風の寒さや」というよりも,「風の寒さはあれども春は来ぬ」といった感じです。

昨日,灯油を買いに行ったら,燃料店のおかみが「きょうが最後ですね」なんて言っていましたがそんなことはありません。灯油は18リットルで前回よりも5円安くなっていましたが,これは暖冬とは無関係のようです。



【きょうまでの最高気温の記録】
今年の2月の平均   11.7度
平年の2月の平均    8.7度
平年の3月の平均   11.8度
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by gakis-room | 2007-02-16 18:31 | 花の手帳 | Trackback | Comments(2)
2007年 02月 09日
「遠くの公園」に行きました
d0006690_67536.jpg暖かい日が続いています。昨日の最高気温は前日よりも1.2度低い12.6度でした。それでも3月中旬並です。

風もなく穏やかな日和でした。それで,所用のついでに,「遠くの公園」に行ってみました。「遠くの公園」も自転車の遠乗りも久し振りのことです。

平日の冬の公園は静かです。子どもを遊ばせる母子二組とウォーキングの老夫婦に会っただけでした。

公園の中央のとてつもなく広い原っぱではいくつかのタンポポを見ました。昨年にタンポポを見たのは3月10日でしたから,これもまた暖冬ということのようです。
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by gakis-room | 2007-02-09 06:33 | 花の手帳 | Trackback | Comments(6)
2007年 02月 08日
立春を過ぎたとはいえ,
d0006690_10464985.jpg暖冬は2月になっても続いています。いくら立春を過ぎたとはいえ,気味悪い暖かさです。古来,この国では,天変地異は政(まつりごと)の悪さを天が怒っている証とのことですが…。

奈良のこの3日間の気温は以下の通りでした。3月下旬の暖かさです。
      最高   最低  寒暖差
  5日  14.0  −4.4  18.4
  6日  15.9   1.8  14.1
  7日  13.8   1.6  12.2

ところで,「近くの公園」の「私の標準木」の梅の最初の1輪を見たのは2月4日の立春の日でした。私はこの日を梅の開花日と思いましたが,正確ではないです。

奈良地方気象台によれば「 開花日とは対象とする植物の花が数輪(そめいよしのは5〜6輪)以上開いた状態となった最初の日をいいます」とのこです。

したがって,「私の標準木」は,5日の朝はまだ1輪でしたが,7日の夕刻には十数輪でしたから,開花は6日頃のようです。

ちなみに「満開日とは対象とする植物の花が咲きそろったときの約80%以上が咲いた状態となった最初の日をいいます」とのことです。「私の標準木」は「ちらほら」といったところです。
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by gakis-room | 2007-02-08 10:47 | 花の手帳 | Trackback | Comments(2)
2007年 01月 30日
梅が咲きました
d0006690_10215440.jpg昨日,「近くの公園」の梅が咲いていました。

私が開花の「標準木」としているものではありませんが,5つほど咲いていました。私の「標準木」でもつぼみがふくらんで,もうすぐ開花です。

d0006690_103756100.jpg昨年の開花は2月19日でしたから,ずいぶんと早いことになります。暖冬の故でしょうか。

今朝の奈良の最低気温は−1.6度の冷え込みでしたが,日中は13度近くが予想されています。これで,奈良の最高気温は10日から連続20日間,平年を上回ることになります。

奈良の最高気温が平年よりも下回ったのは4日だけです。まさしく暖冬です。
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by gakis-room | 2007-01-30 10:32 | 花の手帳 | Trackback | Comments(6)
2006年 12月 11日
ツツジとサツキの違い
「ツツジとサツキの違い」,これもKさんに以下のように教えていただいたことです。

植物の分類学上,サツキはツツジの一種。
3〜4月に花を咲かせるツツジに対して,5〜6月に開化するのがサツキ。季節感に相違があるため園芸上区別。形態的には,枝振りがツツジは直上性,サツキは横開性。葉の表面が光沢があり,毛が少ないのがツツジ。サツキは光沢が少なく毛深い。

こちらも開花時期が目安のようです。「サツキは横開性」とのことですから,背が高くなく横に広がっていく感じでしょうか。遠くの花がツツジかサツキかは開花の月とこの見た目で決めてもいいようです。あるサイトでは「サツキはツツジより遅れて咲き,やや花が小型であり,ろう細工のような光沢を持つ」とありました。

また,サツキの花には赤と白が混じっているのもあります。これを「キメラ」というそうです。同じ植物体に遺伝子の異なる細胞が混じっているのでこのようなことになるそうです。キメラの例はモモ(桃)にも見られそうですから,今年の4月13日に書いた「紅白の花を咲かせる桃の木」弁慶桃源平桃というそうです)もこのキメラによるのだと思います。

※キメラ…ギリシャ神話のキマイラ(ライオンの頭・ヤギの胴・ヘビの尾をもち火を吐く怪獣の名)に由来する

【追記】
上記の(弁慶桃というそうです)は「源平桃」の間違いでした。なお,源平桃という名前は「とある所の乙女」さんから教えていただいたものです。(12月12日)
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by gakis-room | 2006-12-11 11:37 | 花の手帳 | Trackback | Comments(6)
2006年 12月 10日
サザンカとツバキの違い
d0006690_6121824.jpgサザンカとツバキの違いが分からないと書いたのは11月27日でした。

その後,教えていただきました。サザンカもツバキも同じツバキ科ツバキ属なので似ているのは当然で,まあ,いとこ同士の関係だそうです。

①外見上の違い
サザンカ…原則として白花で,秋から冬に咲き,雄しべや花弁の下部は軽く合生するだけなので,バラバラに散る
ツバキ…原則として紅花で,春に咲き,雄しべや花弁の下部が合生して筒になる。それで花ごといっぺんに散る

それで,写真のようにサザンカは花が咲ききると開いていくのだというのが私の理解です。。
d0006690_6123290.jpg
②葉の違い
サザンカ…小形で,葉柄から主脈にかけて褐色の繊毛が密生している
ツバキ…大きく,ほとんど無毛でつるっとしている

③花の内部
サザンカ…雄しべの基部の子房が毛で覆われている
ツバキ…雄しべの基部の子房は無毛

以上がサザンカとツバキの違いです。「近くの公園」では寒椿がつぼみを付けています。葉については確かめることができました。花の内部については花を手折るのがためらわれました。外見上の違いについてはもうしばらく待つこにします。

ツバキは春に咲く花です。まもなく咲こうとしている品種を「寒」ツバキというのだというのは紛らわしい命名です。

教えて下さったKさん,ありがとうございました。
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by gakis-room | 2006-12-10 06:44 | 花の手帳 | Trackback(1) | Comments(4)