2017年 09月 10日 ( 1 )

2017年 09月 10日
LS北見 ピョンチャン五輪へ,カーリング代表決定戦を3勝1敗で制す
d0006690_1253119.jpgカーリング女子,ピョンチャン五輪代表決定戦は,LS北見が中部電力を3勝1敗で制して日本代表となりました。LS北見は2010年10月チーム結成,2016年3月,世界選手権で準優勝し,日本カーリング史上男女を通じて初めてのメダル獲得をしていますが,オリンピック出場は初めてです。

【第4戦】  ★印は第1エンドの後攻め
      1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  計 
LS北見★ 3 0 0 2 0 1 2 0 0 1  9
中部電力  0 1 0 0 2 0 0 1 1 0  5

LS北見は第1エンド,中部電力のスキップのダブルテイクアウト失敗もあって3点を先取,その後も4人のショットが冴え,9ー5で快勝しました。ミスと言えば第9エンドにスキップがテイクアウトに失敗して1点のスチールを許したくらいのものでした。

【それぞれの思い】
試合後,両チームの選手の目は潤んでいました。当然,様々な思いが去来したことと思われますが,私なりに忖度した感想です。

・チーム・LS北見
オリンピック出場権はLS北見が昨年の世界選手権で銀メタルとなって獲得したものでした。しかし,今年の2月の日本選手権で,予選を全勝で通過しながら,決勝トーナメントで中部電力に敗れてオリンピック代表チームを確定できませんでした。言わば,日本選手権での忘れ物を取り戻した戦いでした。

・スキップ・藤澤五月
4年前,中部電力の若きスキップとして日本選手権3連覇をしながら,代表決定戦で北海道銀行に敗れてオリンピックを逃しました。その後LS北見に移籍してようやく掴んだオリンピック出場です。

・サード・吉田知那美
北海道銀行のセカンドとして2014年のソチオリンピックに出場し,過去最高の5位タイに貢献しましたが,帰国後,戦力外通告を受けました。自身の言葉によれば「枯れかけた草」状態をLS北見に水を給されて行き帰り,2度目のオリンピック出場です。

・セカンド・鈴木夕湖
昨年は本橋麻里の出産明けの復帰によりリザーブに回りました。セカンドに復帰した今年度は,本橋以上の活躍をとのプレッシャーを見事に跳ね返しました。145センチという小柄ながら,そのショットとスイープの力強さは一級品です。

・吉田夕梨花
常呂中学1年の時,2歳上の姉の知那美,鈴木夕湖らの「常呂中学校ROBINS」に参加。2006年日本選手権ではトリノオリンピック日本代表であった「チーム青森」を中学生チームが予選で破る活躍をしました(最終成績は3位)。姉の知那美がソチオリンピック出場し,「お姉さんは凄いね」と言われ続けた悔しさようやくぬぐいました。

・リザーブ・本橋麻里
チーム青森のメンバーとして,トリノ五輪(2006年,セカンド)とバンクーバー五輪(2010年,セカンド)と連続出場後にチームを離脱して,2010年8月にLS北見を結成。2015年2出産後はリザーブへ。昨年度途中,本格復帰しましたが,今年度再びリザーブへ。チームの創立者,実績にもかかわらずリザーブを選択した勇気は人間の大きさでしょうか。

・チーム・中部電力
2013年日本選手権3連覇後のソチオリンピック代表決定戦で北海道銀行に敗れたました。2014に日本選手権で4連覇をはたしますが,その後,主将の市川が結婚出産で退部,スキップの藤澤もLS北見に移籍して,チームは低迷しました。2016年の日本選手権には出場すらかないませんでした。しかし,結成時のメンバーである松村(すきっぷ),淸水(主将・サード)両選手を中心に復活を成し遂げ,2017年日本選手権に優勝,しかし,あと一歩及ばず,オリンピック出場をまたも逃しました。

【エピソード】
今大会ではちょっと珍しい事故(?)が3つありました。

・その1 藤澤選手,あわや転倒
LS北見のスキップの藤澤選手は第2戦第1エンド第1投の投球寸前にバランスを崩して転倒しそうになりました。無事投球はできましたが,投球結果はスルー。

・その2 北澤選手,ストーンを間違える
中部電力セカンドの北澤選手が第2戦第1エンド第1投で相手ストーンの赤ストーンを投げてしまいました。投球は有効で,投球後にストーンの置き換えが行われました。

・その3 吉田知,ホッグラインオーバー
ストーンはホッグラインまでに手放さなければなりませんが,LS北見のサード吉田知那美選手は第4戦第10エンド第1投でホッグラインオーバーの反則で投球は無効とされました。

※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2017-09-10 18:00 | カーリング | Trackback | Comments(2)