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2017年 08月 09日
台風5号の寿命の長さは観測史上3位か2位か
台風5号は今朝3時に温帯低気圧変わりました。この台風の発生は7月21日午前9時でしたから,台風としての存在期間=「寿命」は18日18時間の長さでした。これは統計のある1951年(昭和26年)以降に発生した台風(総数は1700余)の中での3番目に長い「長寿台風」となります。

この「観測史上3位」気象庁の統計によっています。しかし,気象庁の統計での台風の寿命は「台風の寿命」の期間中の一時期熱帯低気圧に変わるなどして台風ではない期間を含んでいます。

台風が一時的に熱帯低気圧となり,その後に再び台風となった台風を「復活台風」といいますが,この場合,2個の台風としてではなく1個の台風として扱われます。それで,台風の寿命という場合,「一時期熱帯低気圧に変わるなどして台風ではない期間」をも含むのかと思われます。

しかし,「一時期熱帯低気圧に変わるなどして台風ではない期間」を除けば寿命の期間と順位は変わってきます。気象庁統計の長寿台風の上位10の中には「復活台風」4個が含まれています。1位,5位,7位,8位の4個です。
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以下の表は「一時期熱帯低気圧に変わるなどして台風ではない期間」を除いた台風期間です。表は「ウィキペディア」によりました。今年の台風5号は2位となり,気象庁統計で1位であった「1986年 台風14号」は4位,そして5位,7位,8位の台風は圏外となります。

台風5号の寿命が観測史上2位であるか3位であるかは悩ましいところですが,いずれにせよ,50年振りの更新であることには変わりはありません。

なお,台風5号の発生から消滅までの期間は速報値ですから,後日,検証の結果「確定値」として修正されることもあります。その際は「寿命」の順位に変動があるかもしれません。たとえば気象庁統計の9位の1997年台風28号は2010年1月に修正されて台風期間が6時間短縮されています。

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by gakis-room | 2017-08-09 18:00 | つれづれに | Trackback | Comments(2)