2009年 06月 23日
昨日が旧暦5月30日,そしてきょうは旧暦5月1日
d0006690_7185556.jpgいつの頃からか旧暦に関心を持つようになりました。その旧暦では,昨日が5月30日,きようは5月1日,きょうから2回目の5月が始まります,「閏5月」です。理由は次の通りです。

  太陽暦の1年  365日
  旧暦の1年   354日
これでは旧暦では1年につき11日不足します。「11×3年=33日」ですから,旧暦では「3年に1回の閏月」加えて太陽年に合わせます。それが今年は5月になりました。このように「月の満ち欠けの1年」に閏月を加えて太陽暦と調整する暦を「太陰太陽暦」といいます,つまりは旧暦です。

しかし,「3年に1回の閏月」ではその差は33日ですから,旧暦の1ヶ月(29日ないしは30日)を「閏月」として加えてもなお3〜4日不足します。ですから,厳密には「閏月」は「3年に1回」ではなく「19年に7回」となります。計算は以下の通りです。

  太陽年の1年     365.24219日×17年            =6939.6016
  月の満ち欠けの1年  29.530589×235月(12ヵ月×19年+7ヵ月)=6939.6884

これで,「19年に7回」閏月を加えれば,「太陰太陽暦」=旧暦と「太陽暦」との誤差は19年に2時間弱となります。しかし,「19年に7回」をいつ加えるのかが問題です。また,2時間弱の誤差をどのように修正するのかという課題も残ります。ですから「太陰太陽暦」の作法は専門家でないと無理なようです。私が旧暦付きのカレンダーを求める所以でもあります。

「太陰太陽暦」に比べれば,太陽暦(グレゴリウス暦,1582年2月24日発布,10月15日実施)は以下のルールに従えば私にも作成できます。
  1 4で割り切れる年は閏年として,1年を366日にする(2月を29日)
  2 ただし,100で割り切れて,かつ400で割り切れない年は閏年としない

つまりは,400年に3回,4で割り切れる年を閏年としないで平年にすると言うものです。これで実際との誤差は1年で0.0003日,3000年で約1日となるそうです。ちなみに2000年は「閏年」でしたが,2100年は「閏年」ではありません。まあ私には全く関係のないことですが。
※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2009-06-23 07:25 | つれづれに | Trackback | Comments(12)
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Commented by yuuko-11 at 2009-06-23 09:44
閏月って5月だけ?と思ったんだけど違うみたいですね(笑)
冬至は11月、春分は2月、夏至は5月、秋分は8月と決まっていて、つじつまあわせに入れる?
アバウトだけど、その方が生活には便利だったんだろうなと…
Commented by gakis-room at 2009-06-23 19:44
yuuko-11さん,
閏月は必ずしも5月とは限らないようですね。

>アバウトだけど、その方が生活には便利
農業社会では便利だったようです。
ところで,誕生祝いは2度してもらったのでしょうか(笑)。
Commented by フローラ at 2009-06-24 06:48 x
太陽の黄道を24等分して15度づつに区切った二十四節気は月の運行とは無関係、毎年ほぼ一定。それで農耕に不可欠な基準点とされてきたのですよね。二十四節気は閏月の設定にも関係しているそうです。新暦の今日においても、季節の推移がわかり、森羅万象に季節を感じる手がかりになりますね。雨水や清明などの美しい言葉が素敵です。太陰太陽暦は殷の時代に考案され、飛鳥時代に導入され、江戸時代に日本独自の暦法として改暦を重ね、今日旧暦とよばれるものは天保暦に近いものをさしているそうです。明治5年まで千数百年にわたり、日本人は月の満ち欠けをメインとしたカレンダーに拠ってきた、ということですが、現代でも女性(の体と心)にとって、月は大いに関係がありますね。
Commented by gakis-room at 2009-06-24 18:00
フローラさん,
私は二十四節気をこんな風に理解してきました。まず,二至で冬至と夏至を決め(影の長さが1番長い日が夏至,短い日が冬至),ついで,その中間を二分(春の極みが春分,秋の極みが秋分)して,これで四季の極みが出来ました。そして,4等分されたそれぞれの中間が立春,立夏,立秋,立冬です。二十四節気のすごいと思うのは,この8等分されたそれぞれの2分するのではなく,3等分しているところです。この3等分というのはどこから出てきた知恵でしょうか。

かつて「妊娠,出産と暦」について読んだことがあります。そんなものかととても不思議に思ったことを思い出しました。
Commented by フローラ at 2009-06-24 19:53 x
二十四節気、おっしゃるとおり大きな柱は二至二分。それぞれの中間点が立春・立夏・立秋・立冬という季節のはじまり、3ヶ月ごとに春夏秋冬、ですね。節月は、約15日ごとの節気(前半)と中気(後半)にわかれます(あわせた30日間を一節月と言う)。たとえば夏なら、初夏・仲夏・晩夏と3等分されていて、それがさらに、初夏なら立夏と小満、仲夏なら芒種と夏至、晩夏は小暑と大暑、とわかれています。七十二候は約5日ごとの変化を示します。こうしてみますと、最小単位は?

それから・・・男性もかも?・・・狼男。
Commented by gakis-room at 2009-06-24 22:01
フローラさん,
あっそうか,今気づきました。初夏,仲(盛)夏,晩夏の3分割ですか。

「月に吠える」なんて詩集もありましたね。
Commented by フローラ at 2009-06-25 00:39 x
おわあ、こんばんは。
最近は、朔太郎からは遠く、すこやかにいたいです。。

気象予報士試験受験なら今が申請の時期かと思います。gakiさんには向いていますよ、きっと(もうお持ちの資格かも?)。
Commented by gakis-room at 2009-06-25 07:33
フローラさん,
おはようございます。
朔太郎といえば,最近の若い人は読むのでしょうか,太宰は人気復活みたいですが(マスコミだけかな)。

気象予報士ですか。夏は暑い,冬は寒いと喚き散らしている私ですが,気象予報士には全く関心が無いのですねえ,ハイ。
Commented by フローラ at 2009-06-25 09:46 x
前橋で、朔太郎音楽祭(マンドリン)というイベントが開催されているそうです。3年前が朔太郎生誕120周年だったとか。
音楽以外でもさまざまな朔太郎イベントが企画されているようですし、前橋市のそうした努力を知らずに迂闊なことを書くものではなかった、と反省しました。いつの時代も朔太郎、太宰、といった系統の文学に惹かれる若者は必ずいるでしょうしね。
Commented by gakis-room at 2009-06-25 18:42
フローラさん,
朔太郎音楽祭は知りませんでした。マンドリン音楽祭とは面白い企画だと思いました。もっとも楽器を愛でた詩人,小説家を他に知りませんが。
Commented by フローラ at 2009-06-27 07:28 x
日本の、現代の、詩人ではありませんが、王維は音楽の才も傑出していたことで知られるようです。
文人には、画・書・楽など、多方面に才を発揮する人はすくなくない、と思われますが、ちょっと調べきりませんでした。
Commented by gakis-room at 2009-06-27 09:54
フローラさん,
中国,朝鮮王朝の政治家は,科挙の故でしょうか,書,文にも秀でた人が多いように思われますが,王維は楽にも秀でていたのですね。


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