2009年 05月 17日
「田芥子(辛子)」あるいは「田枯らし」,タガラシ
d0006690_7155977.jpgタガラシ キンポウゲ科 キンポウゲ属

「例の田舎道」の溝に咲いていました。ムギ類ととも伝来した「史前帰化植物」で,かつては水はけの悪い水田や湿田でよく見られたそうです。

そのためでしょうか,収穫量の少ない水田の指標とされたようで,タガラシの生育する湿田はイネの収穫量が少ないので「田枯らし」のとも書かれます。

別漢字の「田芥子(辛子)」は噛むと辛いことが由来のようですが,有毒だそうですから,一体誰が確かめたのでしょうか。

なお,「芥子」を「ケシ」ではなく「カラシ」と読むときはカラシナを指します。ケシはケシ科でカラシナはアブラナ科です。

d0006690_7161071.jpg背丈は50センチ位でした。5弁の鮮やかな黄色と中央の緑色の部分(集合果)が目立ちます。上の写真でも確認できますが,集合果はやがて花弁が落ちると楕円形になります。

不思議に思うのは,集合果も果実でしょうから,集合果を持たない咲きだしたばかりの花があってもよさそうなのに,そんな花はありませんでした。グーグルイメージで検索してみましたが集合果のない花を見つけることはできませんでした。

私には不思議な花です。

※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2009-05-17 07:17 | 花の手帳 | Trackback | Comments(5)
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Commented by YUKI-arch at 2009-05-17 07:42 x
タガラシと稲作の関係が、
少し見えてきたように感じます。
とくに、史前帰化植物というくくり方で、
植生をみると何事か分かってくるのでしょうね。
Commented by gakis-room at 2009-05-17 15:06
YUKIさん,
史前帰化植物はイネ類,ムギ類,その他の3種類に分類する考え方もあるようです。その頃から,朝鮮半島ととの関わりが考えられると思っています。
Commented by gakis-room at 2009-05-17 15:16
フローラさん,
有毒確認は「毒味係」の仕事でしょうかねえ(笑)。人間の経験の積み重ねかなと思います。ひょっとしたら犠牲者も出たかもしれません。
フルーツとして食べられる部分を偽果と覚えていましたが,違ったですかね。

カンヌ映画祭もグランプリとばかり思っていましたが,「金の棕櫚」賞が最高賞だと初めて知りました。「天晴れ」のセンス(掛けたつもり),いいですね。
Commented by gakis-room at 2009-05-18 11:22
フローラさん,
偽果についてはやっぱり良く分かりません。フルーツでいいんですね。それにしてもタガラシは不思議です。

毒「見」が正しいようですね。「薬子」という毒見係,初めて知りました。さまか藤原薬子は毒見役じゃあないでしょう。
Commented by gakis-room at 2009-05-18 15:43
フローラさん,
ありがとうございます。タガラシの咲き始めを知ることができました。これですっきりしました。

「作り話」,素敵です。これに藤原一族の権力争いを背景に置けば,連続ドラマになりますね。見て見たい(笑)。


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