2009年 05月 10日
哀れ,ノボロギク
d0006690_19174961.jpgノボロギク(野襤褸菊)
キク科 キオン属

「近くの公園」に沿う街路樹の根元に咲いていました。ノボロギクとはヤブジラミほどではないにしてもやはり気の毒なネーミングです。

キク科の花は中心の筒状花の周囲に舌状花をもつのが普通です。しかし,ノボロギクには舌状花はないようで,筒状花だけです。背丈は20センチ,花の長さは萼の根本までが1センチ,花茎は5ミリくらいです。

それで何となく貧相に見えるので,「野襤褸菊」が名前の由来かと思っていました。しかし,違うようです。

d0006690_1918085.jpg山間の沢の湿り気のあるところに咲く「サワギク」というキク科,キオン属の花があり,別名が「ボロキク」です。そのボロキクに似て「野に生えるボロキク」が名前の由来です。

しかし,しかしです。ボロギクを写真で見る限り,ボロギクはごく普通のキク科の花です。むしろ,清楚な感じさえします。

一体,誰が「ボロギク」と名付けたのでしょうか。そもそもノボロギクの場合は,もとになったボロギクの命名に問題があると,密かに義憤を感じています。哀れ,ボロギクです。

中心の筒状花の周囲に舌状花を持たないノボロキクを貧相とみるか,質素と見るかは別問題です。

※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2009-05-10 07:00 | 花の手帳 | Trackback | Comments(8)
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Commented by saheizi-inokori at 2009-05-10 09:09
襤褸は着てても心は、、^^。
Commented by 高麗山 at 2009-05-10 12:00 x
新しいカメラになってから、マクロの世界が拡がりましたね。
接写の技術を習得すれば、被写界深度や焦点深度が理解でき、写真そのものが実に奥深くなりますよ!
頑張って、「野の花」の掲載をお願いします。随分勉強いたしました。
Commented by yuuko-11 at 2009-05-10 12:07
花が終わって、綿毛状態のときの様子からついた?
確かに、ベニバナボロギク(は家のまわりによく咲いている)の綿毛は、
網戸にからみついて、襤褸切れ状態が糸くずいや綿クズ状態だが…
こちらでは、ボロギクより似たような花ハハコグサをよく見かけます。
Commented by gakis-room at 2009-05-10 13:47
saheiziさん,
そのように1度叫んでみたい,でも,きっと恥ずかしくて真っ赤な顔になってしまいます。
Commented by gakis-room at 2009-05-10 13:49
高麗山さん,
新しいカメラは1センチ位までの接写が可能です。
でも,技術はねえ,なかなかそこまで進めません。
Commented by gakis-room at 2009-05-10 13:52
yuuko-11さん,
ハハコグサも咲いていますね。その花の接写をなんどか試みたのですが,いつもいつもいまいちで…(涙)
Commented by tona at 2009-05-10 21:43 x
ルーペで見ているような写真でいつもありがたく拝見しています。
結構私の周りでお目にかからないので、そちらは自然豊かなのでしょうね。
いえ、それよりよく見ていないこともありそうですが。
ボロギクもそうですが、夏から秋になるとハキダメギクもいつも気の毒になります。
Commented by gakis-room at 2009-05-10 21:57
tonaさん,
確かに自然は豊だと思います。それ以上に管理の行き届いていない「近くの公園」の恵みです。
ハキダメギク,そうですね。花弁を3裂させる花を他には知りません。それなのに「ハキダメ」とは,ですよね。


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