2009年 02月 24日
先週の土,日と淡路島に行ってきました。15回目の「例の会」の小旅行です。メインは宿泊付き一杯飲み会ですが,一応目当てはあります。今回は,広田梅林,沼島(ぬしま),鳴門市ドイツ館,賀川豊彦記念館でした。 【神話と歴史の島・沼島(ぬしま)】 ※写真をクリックすると拡大します。 国産みの神話によると,イサナギ・イザナミが天浮橋に立って天沼矛を混沌とした下界に突き刺して引き上げたとき,矛の先からしたたり落ちた塩によってできたのが「オノコロ島」(オノゴロ島ともいう)です。イザナギ・イザナミはその「オノコロ島」に降りたって,淡路島を始め多くの島々(つまりは日本列島)や神々を産み出しました。 そのの「オロコロ島」は沼島のことだそうです。もっとも「オロコロ島」伝説は他に何カ所かあるようです。沼島は淡路島の南端から海上4キロ余の小さな島です。全島が結晶片岩からなっています。 【いざ,オノコロ島へ】 こんな小さな船で沼島一周です。客は私たち5人だけです。船長(他に船員はいません)はガイドをも兼ねています。このガイドぶりはなかなかのものでインテリジェンスを感じさせられました。 【鞘型褶曲】 1994年に発見されました。世界でも他にフランスにあるだけとのことでした。一億年前にできた地球の「しわ」です。 【上立神岩】 沼島の海岸線には奇岩が多く見られます。高さ30メートルの「上立神岩」(カミタテガミイワ)もその1つです。別名「竜宮の門」とも言うそうです。 【黄泉の国への入り口】 説明によるとこの洞窟は「黄泉の国への入り口」だそうです。イザナギは死んだ妻・イザナミを追ってここから黄泉の国へ行ったのでしょうか。そして,ウジ虫に食われたように変わり果てたイザナミを見て,慌ててここから出てきたのでしょうか。 私にはイザナギが黄泉の国に行くというこの神話は,かってこの国では「死を忌み嫌う」ことはなかったように思われて,興味深く思っています。 【下立上岩】 かつては右半分上にも岩があり,その真ん中が空洞になっていたそうです。残っていればこれもまた奇岩です。ここでも岩の皺が美しい模様を描いています。 【この形をなんと言うのだろうか】 済州島で見た柱状節理を思い出しました。済州島の柱状節理はマグマの冷却時によってできたものですが,この地形は褶曲によってできたものでしょうか。
by gakis-room
| 2009-02-24 19:56
| つれづれに
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Comments(6)
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saheizi-inokori at 2009-02-24 20:58
イザナギ・イザナミも麻生のような宰相が生まれるとは夢にも思わなかったでしょうね。
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gakis-room at 2009-02-24 23:05
saheiziさん,
日本の神々はいずれも全知全能ではありませんから,ちょっとした驚きだけでしょうね。
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gakis-room at 2009-02-25 13:29
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Mr.Yo-Yo
at 2009-02-25 22:02
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gakis-room at 2009-02-26 06:55
Mr.Yo-Yoさん,
1番下の写真ですね。やはり,節理ですか。それにしても沼島の岩は変化にとんでいました。 |
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