2009年 02月 20日
「はるよこい」
d0006690_18474584.jpg「春よ来い」ではありません。「はるよこい」は富山県林業技術センター林業試験場が育成した無花粉スギの名前です。

「はるよこい」は1992年2富山市内の神社で偶然発見された無花粉スギ(タテヤマスギ突然変異体)の種子から育成された,「花粉がない」,「初期成長がよい」,「挿し木発根能力が高い」といった優れものです。

寒さが峠を越える頃になると「スギ花粉」が威張り出し始めます。今のところ花粉症ではない私には想像するしかありませんが,花粉症の方にとっては憂鬱な毎日が始まりだと思われます。

「花粉がない」スギが全国の既存のスギ取って代わる,そんな日を想像します。しかし,「はるよこい」の母樹は1本で,2011年から年間500本の生産体制を整える,予定でした。

17日の中日新聞によると,挿し木による増殖法に代わって無花粉スギの種 大量生産に成功したようです。富山県では,2012年には苗5000本の出荷を目指し,2014年までには苗2万本を出荷する計画です。

富山県は「民間企業にも苗の育て方や無花粉かどうかの見極め方などの技術を移転する」としていますから,うれしくなります。

※写真は「はるよこい」,2007年3月撮影,樹齢13年,高さ8.8m(富山県森林研究所のホームページより)
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by gakis-room | 2009-02-20 18:51 | つれづれに | Trackback | Comments(8)
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Commented by 高麗山 at 2009-02-21 00:21 x
縄文杉の存在から想像するに、花粉症に悩まなくなるのは千数百年後と言うことになるのですね?
Commented by Mr.Yo-Yo at 2009-02-21 00:35 x
「はるよこい」という名前、気に入ってます。
さあ、もう花粉はないぞ。春よ来いって感じで。
Commented by gakis-room at 2009-02-21 07:49
高麗山さん,
いえいえい,それは植林,伐採がなければの話しになります。
Commented by gakis-room at 2009-02-21 07:51
Mr.Yo-Yoさん,
命名は公募して決めたようですが,同じ主旨での決定です。私もいいなあと思っています。
Commented by saheizi-inokori at 2009-02-21 09:19
花粉症の存在は全体として経済効果はプラスなのでしょうか。新自由主義者としては気になる^^。
Commented by ume at 2009-02-21 09:25 x
童謡「春よ来い」の作詞者は糸魚川市出身の相馬御風です。「都の西北」の作詞者でもある御風は、すでに廃校になったわが母校「有間川小学校」の校歌の作詞者でもあります。
当時は珍しかった女の校長先生から受けた校歌の歌唱指導で、「わが学び舎」の「が」は鼻濁音で歌うよう厳しく言われたことを思い出しました。私の所持している盆栽素材で最も多いのが「けやき」で2番目が「杉」です。ひたすらまっすぐ「直幹仕立て」が杉の真骨頂です。
Commented by gakis-room at 2009-02-22 19:17
saheiziさん,
>花粉症の存在は全体として経済効果はプラスなのでしょうか
さあ,どうなのでしょうか。

新自由主義はどうも「経済効果=善」だけを考えているようで気に入りません。
Commented by gakis-room at 2009-02-22 19:27
umeさん,
相馬御風の作詞ですか。歌われることかほとんどなくなった(?)校歌はきっと素敵な歌だったのでしょうね。


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