2008年 11月 23日
「麻生首相 指導者の自覚ある発言を」,ある「所論」の苛立ち
「所論」は次のように書き出します。
麻生太郎政権のたがが外れてしまったのではないか。そんな印象を持たざるを得ないような首相発言の修正,撤回や閣内の不統一,さらには自民党との不協和音が表面化し始めている。

そして,この国の当面のいくつかの課題をあげた後,本来は「与野党が党派を超えて対処しなければ,解決できない問題も少なくない」が,民主党が「政局至上主義」撮っているので期待できない,「政府・与党が一致結束して難題を一つ一つ片付けるしかない」のに,それにも拘わらず,政府・与党はバラバラである,と所論は嘆きます。

この政府・与党はバラバラであるその原因について
直接の要因は首相に帰する。道路特定財源の一般財源化について,首相は19日,地方交付税として地方に回すことを明言したが,20日には「交付税でなくても構わない」と修正した。総額2兆円の定額給付金についても首相は「全世帯対象」から「高額所得者に辞退してもらう」などと変わった
と,麻生首相のブレを批判します。

そして麻生首相の手法をも批判します
首相は方針を示し,あとはプロに任せる手法という。これも21日,道路特定財源の使途について関係閣僚が異なる見解を示すなど混迷を深めた。内閣の調整機能に問題があることを示しており,統治力が問われかねない。


さらには,批判は自民党に向かいます。
自民党の対応も疑問である。道路族からは首相の発言をあえて無視するような動きが出ている。政権末期のような受け止め方をする向きもあるようだ。麻生政権が発足してから2カ月しかたっていない。自民党存亡の危機感を共有して麻生総裁を選んだことを忘れてしまったのか。

「所論」は最後に「首相は指導者としての自覚を深め,早急に政権を立て直さなければ」,政局至上主義の民主党に(国民は同調して)「政権交代を求める声が強まっていくだろう」,と警告しています,いいえ,「焦り」を隠せなくなりました。

この「所論」は11月22日付け産経新聞の「主張(社説)」です。

数少ない応援団ですら,あからさまな苛立ちを隠せなくなりました。「物言えば唇寒し秋の風」といいますが,風はすでに秋から初冬に変わろうとしています。
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by gakis-room | 2008-11-23 15:55 | つれづれに | Trackback | Comments(4)
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Commented by saheizi-inokori at 2008-11-23 21:13
>自民党存亡の危機感を共有して
とは到底思えませんね。
テレビで見る政治家たちの顔もほとんど緊張感のない、せいぜいイラツキの顔、情けない坊やたちです。
Commented by gakis-room at 2008-11-23 21:55
saheiziさん,
世界のことはもちろん,日本のことにも関心がないかのようですね。この政権が立ち枯れた後,もう「選挙の顔」はいないように思われますが,そのこともわかっていないみたいです。
Commented by convenientF at 2008-11-24 14:53
森喜朗こそ不世出(「太郎語」ではなんと読むか知りませんが)の珍総理だと信じてきましたが、意外なヤツに抜かれましたな。まさにミゾユウの出来事。

これから来春に向けて自動車関連産業が大量の失業者を生産し、その結果非正規雇用にもっぱら依存してきた小売業でも人が要らなくなります。

かくして正義感に満ち溢れた志士たちが続々と官僚に天誅を加えます。「流れ弾」などの巻き添えだけに気をつけて暮らしましょう。
Commented by gakis-room at 2008-11-24 18:33
CFさん,
非正規という「強いられた就業形態」を「多様な働き方」なんて言ったのは誰だ,といつも思っています。


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