2008年 08月 08日
ヤマハギ マメ科 ハギ属 昨日は立秋でした。とはいえ,これからが暑さの本番です。例の1994年の8月です。 5日 38.4度 6日 39.2度 7日 39.2度 8日 39.3度 これが奈良の観測史上最高気温のベスト4です。 昨日,「近くの公園」でハギが咲いているのを見ました。ハギは秋の七草の1つです。しかし,草ではなく,1〜3mにもなる落葉低木です。なぜ「七草」となったのでしょうか。 ハギは7月頃から咲くようです。7月と言えば平年の梅雨明は下旬です。それなのに,なぜ「秋の」七草となのでしょうか。7月1日に「キキョウはなぜ『秋の七草』なのでしょうか」と書きましたが,ハギも同じです。 ナデシコの開花時期も6月から8月です。フジバカマは10月から11月末です。条件が整ったとして「秋の七草」を1度に見ることができるのでしょうか。 「秋の七草」とは秋という期間に見られる(草)花というだけのことでしょうか。山上憶良の歌が由来とされますが,「秋の花としては私はこれらの花が好きだ」と言ったことがなぜ特別の意味合いをもつようになったのでしょうか。 また,ハギという木もないようです。サクラという木がないように,ハギは総称名で,ひとつひとつにはヤマハギ,ミヤギノハギ,ツクシハギ,ニシキハギ,エドシボリハギというように名前がついています。ハギ属は11種類に分かれていて,それぞれに変種があるようですが,一般にハギと呼ばれているものはヤマハギのことです。 9月になると,ヤマハギとよく似た花を咲かせるアレチヌスビトハギという何とも物騒な名前の草があります。同じマメ科ですが,こちらはヌスビトハギ属です。衣服にびっしりとくっついて取るのが難儀な「ひっつき虫」です。 ミソハギも9月に咲きます。昨年,「例の田舎道」で見ました。こちらは水辺をきれいに彩っていました。
by gakis-room
| 2008-08-08 06:00
| 花の手帳
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Comments(6)
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saheizi-inokori at 2008-08-08 07:32
私の手元にある角川の俳句歳時記には、まめ科で古来秋を代表する草と考えられたので萩という文字をあてた。萩は種類も多く夏に咲くものもあるが萩(山萩)、円葉萩、宮城野萩、蒔絵萩、盗人萩はいずれも秋に花をもつ。萩は一名山萩といい、、。
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gaki
at 2008-08-08 07:56
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saheiziさん、
旧暦では7月から秋です。今年の場合は8月1日が旧暦7月1日です。ですから昨日咲いていましたから、秋の花でいいのかもしれません。現在とは季節感覚が違うのでしょうかね。立秋をすぎれば「残暑お見舞い…」と書く習わしも同じかなと思います。これから暑さは本番ですのに。
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maron415 at 2008-08-08 08:25
秋の花って、コスモスかな?
でも、秋桜って書くけど、夏から咲いてるなあと関係のないことを考えてしまいました。
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gaki
at 2008-08-08 08:50
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マロンさん、
旧暦7月から9月まで、あるいは立秋から立冬までが秋ですから、暑さは無視ということでしょうかね。
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高麗山
at 2008-08-08 09:47
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saheiziさんと同じ出処では、マメ科ハギ属の“落葉低木または多年草”となっています。
子供の頃、お月見に摘んでいたハギは、あまり衣服に纏わりつきませんでしたが、今の住まい周辺に咲くハギは衣服や猫に纏わりついて困りものです。 どうも私は、“荒地を不法占拠”したようですネ!
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gakis-room at 2008-08-11 00:39
高麗山さん,
手元の「野の花図鑑」でもヤマハギのは記載されています。また,「マルバハギ」についてですが,「木とも草ともつかない半低木」と説明されています。やっかいな植物です。 アレチヌスビトハギかヌスビトハギのことですね。 |
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