2008年 03月 23日
もうずいぶん前からあちこちに咲いています。何せ,春の七草の1つで,「七草粥」というのですから,ナズナの若菜は少なくとも旧暦の1月に間に合わなければいけません。 それにしても,「ぺんぺん草が生える」という言葉があるくらいですから,生命力の強い草だと思います。また,寒さにも強よい草です。逆に言えば暑さに弱いといえます。 雑草のはなしに,こんな記述がありました。 春に咲く草花は夜の長さをはかり,暑さの訪れを2ヶ月先取りして,ツボミは生まれ,花が咲く。花が咲いてタネができれば,これらの草花は,夏の暑さを堪え忍んで生きていける。 「夜の長さを知り」,つまりは,冬至を過ぎれば夜の長さは短くなります。そして,夜が1番短い夏至を過ぎて,8月の暑さのピークが来ます。ですから夏至までにタネになって生き長らえるということのようです。 ぺんぺん草も健気に頑張っているようです。ですから,寒さの冬はロゼットで頑張ります。その名残のナズナを見ました。ナズナの根元を見るのは初めてのことです。 そして,2mm 程の花をしみじみと眺めて見ました。かわいいものです。
by gakis-room
| 2008-03-23 05:25
| 花の手帳
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Comments(8)
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saheizi-inokori at 2008-03-23 07:59
「七草」という落語が耳朶にうかんできます。
前の円歌だったか。七草を調子よく謡うようにいうのです。
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gaki
at 2008-03-23 08:32
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円歌、今輔、三木助、懐かしい名前です。昔、ラジオでよく聞きました。私が育った名古屋では、上方落語はほとんどありませんでした。漫才も東京が多かったように思います。
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高麗山
at 2008-03-24 00:32
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暫くです、冬ものを一掃してきました! 少し精悍な顔色になりました。
> 逆に言えば暑さに弱いといえます。 家が傾くと屋根に“ぺんぺん草”が生えるといいます。瓦屋根の上はそんなに暑くないのでしょうか???(純粋な疑問です)
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イネ
at 2008-03-24 11:45
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お久しぶりです。新潟の実家に母の話し相手に行ってきました。田舎の駅のプラットホームにはコハコベがいっぱい咲いていました。深く切れ込んだ五弁花、かわいい花!練馬の我が家の近所では、ナズナを植木鉢いっぱい咲かせていました。放っておいたらそうなったのかもしれませんが、これも素敵でしたよ。ムグラがたくさん生えているところもありました。服にくっついていやなのです。ぺんぺん草よりこちらがわびしいですね。むぐらさんにはわるいですが。
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YUKI-arch
at 2008-03-25 17:54
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春の便りは自然が語りかけてくる
地の息吹から伝わるのですね。
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gakis-room at 2008-03-26 20:08
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gakis-room at 2008-03-26 20:17
イネさん,
お久しぶりです。「植木鉢のナズナ」,素敵ですね。ところで,私はまだムグラを識別できないでいます。是非とも見てみたいと思っています。
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gakis-room at 2008-03-26 20:21
YUKIさん,
今年は突然に春になってしまいましたから,よくわかりませんでしたが,私なりの「春の基準」,たとえば「セミが鳴き出したら梅雨の終わり」と同じようなものを持ってみたいと思っています。 |
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