2008年 02月 14日
セント・バレンタインデー・2題
【その1】
セント・バレンタインデーにチョコレートを贈る日本発の季節行事は,1958年,東京の「メリーチョコレート」が新宿の伊勢丹で行ったもの,板チョコ3枚が売れたのが最初と思っていました。しかし,起源はもう少し古いようです。

2月9日の産経新聞夕刊(大阪本社版)の「あれもこれも関西発」によれば,日本に住む外国人向け英字新聞「ジャパンアドバタイザー」の1936年2月11日に掲載された「バレンタインのプレゼントしには,モロゾフのファンシーチョコレートを」との広告が最初とのことです。

日本人を対象としたものは,やはり,神戸の「モロゾフ製菓」のようです。1953年,阪急百貨店梅田店で,真っ赤なハート形の箱に入ったチョコの詰め合わせをバレンタイン用に売り出しました。こちらもメリーチョコレートと同様に売れ行きはさっぱりだったそうです。

一方,メリーチョコレートは1959年以降もセールを続け,1960年には「女性から男性に1年に1度愛の告白を」と言うフレーズで売り上げを伸ばし,これに森永製などが参入し,現在にいたっています。
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【その2】
こちらは哀しき愛の物語です。韓国の中央日報(日本語電子版)によれば,済州(チェジュ)市では,旧暦小正月 (2月21日)から3日間行われる予定だった「闘馬」を取りやめることにしました。

毎年30〜40頭のポニーが出場する「闘馬」は馬の本場、済州(チェジュ)の牧畜文化を象徴するもので,1997年から始められました。これは,競技場に発情期の雌馬をまず入場させた後,牡馬を2頭放ち雌馬を独占するための闘いへと誘導する方法で進められます。

1競技は5分〜10分程度で終わりますが,発情した雌馬を横目に,興奮した牡馬同士が繰り広げる闘いは,上体を起こしたまま前足で「ワンツーストレート」をしたり,宙に浮くほど威力を持つ後ろ足蹴りで相手を攻撃したり,互いを噛みちぎることもあるという熾烈なものです。

雌馬を巡る闘いから「闘馬・馬愛」ともいわれます。 この人気行事を済州市が廃止を決めたのはこの1月から施行された動物保護法に抵触するためです。

韓国の動物保護法17条は「賭博,広告,娯楽,遊興などの目的で動物に傷害を負わせる行為」を禁止しています。済州市は昨年、農林部に闘馬の存続を申し立てたが受け入れられませんでした。

しかし,農林部は「農林部長官が定める民俗競技は動物虐待行為から除外する」という内容の施行規則を作り、慶尚北道清道(キョンサンブクト・チョンド)などで開かれる民俗闘牛は維持させることにしたということですから,「馬はダメ,牛はよし」ということでしょうか。

済州市は憤懣やるかたないようですが,もっとも馬から見れば,「所詮叶わぬ愛」の徒労から解放されたのということかもしれません。(写真は中央日報による)
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by gakis-room | 2008-02-14 10:04 | つれづれに | Comments(4)
Commented by saheizi-inokori at 2008-02-14 15:33
凄いことをやっていたものですね。
馬好きな人たちは猛反対でしょうね。
Commented by gakis-room at 2008-02-14 17:22
saheiziさん,
沖縄でコブラとマングースの闘いなるショーを見ましたが,嫌な気分でした。不必要な闘いを強いるのは闘牛も含めてやはり虐待だとの思いを禁じ得ませんでした。
Commented by saheizi-inokori at 2008-02-16 09:08
私は看板を見るのも嫌いです。
Commented by gakis-room at 2008-02-16 11:13
saheiziさん,
いじめ,そのものだと思いました。


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