2008年 01月 17日
タンポポの恨(ハン)
d0006690_1933094.jpgこの時期にタンポポの花を見ることはあります。何だか年中無休になってきた感さえします。タンポポの花が珍しくありませんから,タンポポの綿帽子も珍しくありません。

しかし,なぜか私にはこの時期のタンポポの綿帽子には勝手な思い入れがあります。「一花咲かす」とは良く聞きますが,花は咲いて完了ではありません。実となり,新しい芽となって完了します。

タンポポの場合は綿帽子となり,それが風に飛ばされて,新しい芽となって完了すると私は思っています。この時期のタンポポの綿帽子は完了を目前にして,時間の停止の中に,しかも長い長い時間の停止の中に晒されているような気がしてなりません。

【恨む】(新明解国語事典)
1 ひどい仕打ちをした人に対して機会あらば仕返しをしてやろうと思う気持ちをいつまでも忘れず持ち続ける
2 (望み通りにならなくて)残念に思う気持ち

ずっと前に韓国語の「恨(ハン)」について教えてもらったことがあります。日本語の「恨み」ではなく,「願ったことがかなわないまま,願い事が中途で晒されていること」だったと思います。

日本の植民地時代に独立を願いながらそれが叶わない韓国の36年間は「民族のハン」でした。恋しながらそれが叶わぬまま死んだ若者の「ハン」は永遠に冥界を彷徨うことになります。

しかし,「ハン」はいつか解かれねばなりません。「ハン」を解くことを「ハンをプルする」とも教えてもらいました。未だ「プル」されない私の「ハン」を考えてみました。それは私の煩悩なのかも知れません。

写真のタンポポは先週撮ったものですが,いまでは風に飛ばされたのでしょうか。ハンを解くことがができたのでしょうか。
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by gakis-room | 2008-01-17 19:04 | つれづれに | Trackback | Comments(6)
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Commented by ume at 2008-01-18 06:48 x
私は「地球温暖化」に対してさほどの危惧を持っていません。何れ石油資源がなくなれば温暖化にもブレーキがかかるとよんでいるからです。温暖化の最大の防止策は「石油を早く使い切る」ことです。無駄遣いされた「石油の恨」ももうじき総仕上げの段階になります。
Commented by saheizi-inokori at 2008-01-18 10:47
最近、私は「どれだけ多くのハンを他人に与え続けてきたか」に気がつき始めました。
恐ろしいです。
カーッと顔が赤くなっていくのが分かります。穴があったら、という気になります。駆け出したくなります。
Commented by 高麗山 at 2008-01-18 16:21 x
まさか、地球が「恨」を持つことは、2万%無いと思いますが。もし仮に持ったとしたら、どのような思いを地球上の人間に持つのでしょうか?    チョット、聞いてみたい気がします!
Commented by gakis-room at 2008-01-18 18:35
umeさん,
かつてこんな事を考えました。「石油がなくなるのが早いか,電気を運ぶ銅線の銅の枯渇が早いか」と。そして,「でも,まあ,私の人生には関係ないな」とすごく不謹慎(?)な結論で終わってしまいました。
Commented by gakis-room at 2008-01-18 18:42
saheiziさん,
saheiziさんが人に与えたというハンは,その人と共有したハンではなかったでしょうか。ブログを拝見してきて,そのように思いました。
Commented by gakis-room at 2008-01-18 18:44
高麗山さん,
地球は,人間は勝手なことばかりしよって,と呆れ嘆いているのでしょうかね。泣いていなければいいのですが。


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