2007年 12月 30日
30日は私の家の餅つきの日でした
d0006690_15451382.jpg私の虎が煙草を吸っていた頃,私が小学校5年までは,12月30日が私の家では餅つきの日でした。なぜ30日なのか。28日は地方公務員であった父のご用納め,「29日は苦餅」と母が嫌っていたの覚えていますから,30日です。

子供たちの仕事は前日の薪割りでした。「火持ちがよくないから太めに」というのが母の命でした。割った薪を適当に束にして,いよいよ,30日は朝から餅つきです。

石臼は近所からお借りしていましたが,杵だけは何故か自前でした。何臼ついたのかは覚えていませんが,大小の鏡餅用に1臼,伸し餅用に3臼,大豆と黒豆を入れたもの(これはおかき用)2臼,少なくとも6臼は父が一人でつきあげていました。

私と言えば,餅つきのまねごとくらいはさせてもらったかも知れませんが,何の役にも立ちません。せいぜい竈番くらいではなかったでしょうか。

後に餅つきの機会がありましたが,1人で6臼もつけたものではありませんでした。大して逞しいくは見えなかった父のどこに6臼の体力があつたのか,今でも不思議です。

母の体力はその上をいっていました。午後からと翌日もお節料理に休む間もなしでした。内外の掃除も終わった31日の夕刻に,父が玄関に門松としめ縄を飾り付けて,私の家は新春を迎えるだけになりました。

しかし,小学校6年の夏に,父が長期入院することになり,私の家の餅つき行事はなくなりました。
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by gakis-room | 2007-12-30 15:46 | つれづれに | Comments(5)
Commented by maron415 at 2007-12-30 22:18
だいたい、30日につくところが多いですね。
29日は、ついてはいけない日(うちのほうではそうです。)じゃなくて二九を音韻からフク(福)と読み29日を迎える地域もある。(Wikipedia)らしいです。
昔は、それしか食べるものがなかったって言っていました(母の言うことには)
で、うちの母は、ずっと年をとってから、餅をつきたくなったのか。毎年ついております(もちろん機械です。)日にちは、24、25日くらいの適当な日です。ただ、年末近いとバタバタするから、ちょっと前にということだけです。
私の実家の餅つき行事は歴史が浅いです(笑)
母いわく、今年も無事につけたというのがうれしいみたいです。
ちなみに助手は私ですが、不器用なためいまだに「もうこの子は…」と言われております。


Commented by 高麗山 at 2007-12-30 23:17 x
生家の環境で、お持ちは一年中ありました。
夏の土用にも、固まりにくい洟垂れ餅が搗かれていました、そんな環境で育ちながらもお餅でビックリ話が二題あります。

一つ、今は黒田清子になられましたが、結婚前友人に「あなたのお家では、御餅は焼いてお食べになるのですか?」の質問、宮中では何時の時でも搗きたての餅で無いと食べないそうな!

一つ、妻は讃岐の出身です、「お雑煮」に餡餅を入れられた時には腰を抜かしました。後に、今は亡き讃岐出身の料理家“土井勝”さんのテレビ番組で「餡餅雑煮」を推奨されたことで、ようやく納得しました。

今日も、はるばる讃岐まで往復7時間、御節料理を届けてきました、言うに及ばず、帰りの車中には、「餡餅」が積み込まれていました。
何を隠そう、今では「餡餅雑煮」の大フアンです!!!
Commented by 高麗山 at 2007-12-30 23:19 x
御免なさい!
一行目、お持ちでなくお餅です。
Commented by gakis-room at 2007-12-31 06:56
maronさん,
母娘が餅つきに精を出す光景,微笑ましいですね。できたての餅をきな粉か大根おろしでつまみ食い(味見かな?)している光景はもっと微笑ましいです。
Commented by gakis-room at 2007-12-31 07:00
高麗山さん,
トビウオで出汁をとり,ブリをいれるという博多雑煮は知っていました(食したことはありません)が,餡餅を入れる雑煮とは珍しいですね。ちなみに
「お雑煮文化圏」
http://www.konishi.co.jp/html/fujiyama/zouni/zouni/index.html
を見てみたら,餡餅を入れるのは香川県だけみたいです。
黒田清子さんの話。いやあ,お姫様ですねえ。ところで,宮中はお供えしたお餅は全部下賜するのですかねえ。


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