2007年 12月 09日
「返り咲きの花」と「冬の嵐」
d0006690_12275366.jpg「例の田舎道」ではよくカラスを見ます。それで,ふと口ずさんでいました。

  烏啼きて 木に高く
  人は畑に麦を踏む
  げに小春日ののどけしや
  かえり咲の花も見ゆ

文部省唱歌の「冬景色」の2番です。12月6日に「季節はずれのツツジ」について書きましたが,あれは「返り咲き」なんだと思いました。

手元の国語辞典では「春に咲いた花が,初冬の頃に再び咲くこと」とありました。調べてみると「二度咲き」,「狂い咲き」,「不時開花」,「かへりばな」も皆同じ意味です。季語は冬です。

珍しいことでもなく,昔からあったことのようです。何か拍子抜けの感じもしました。ところで,この歌の「返り咲きの花」は何だったのでしょうか。「冬景色」と言えば,3番は以下の通りです。

  嵐吹きて 雲は落ち
  時雨(しぐれ)降りて日は暮れぬ。
  若(も)し燈火(ともしび)の漏れ来ずば
  それと分かじ 野辺(のべ)の里

「冬景色」とはいえ,季節は「小春日和」のころです。この「嵐」とは何でしょうか。吹雪というには早すぎるようです。単に,強い雨風の形容に過ぎないのでしょうか。それとも「冬の嵐」は特定の何かをさすのかもしれません。

こちらは本当の冬の嵐,つまり台風です。
  11月20日  台風23号,フィリピンの東で発生
  11月21日  台風24号,南シナ海で発生

台風24号はフィリピンで死者10人の被害をもたらしたようです。
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by gakis-room | 2007-12-09 12:32 | つれづれに | Trackback | Comments(10)
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Commented by maron415 at 2007-12-09 13:13
ツツジには遭遇しませんでしたが、桜には遭遇しました。
(写真はまだカメラの中のままなのですが)
でも、この桜、
<1月下旬から2月にかけて開花する早咲き桜である。>
http://maron415.exblog.jp/5477628
なんだけど…やっぱり返り咲きというのでしようか?
Commented by YUKI-arch at 2007-12-09 15:55 x
都会では
ゴミ集積所の電線の上に、
カラスが群がっています。

あたりは刈れた景色なのに、
彼らは黒々と色つやよく見えます。

都会には「取り残された秋」のような、
気持ちを引きつける風景はありませんね。

Commented by gakis-room at 2007-12-09 17:36
maron415さん,
返り咲きとはちょっと考えにくいですね。「超」早咲きですかね(笑い)。
Commented by gakis-room at 2007-12-09 17:41
YUKI-archさん,
奈良は盆地ですから,周囲は山です。最大の奈良市でも人口は37万人程度です。ですから,どこの市でも市街地を抜ければ,田舎の景色です。最近はそれが嬉しいと思うようになりました。
Commented by 高麗山 at 2007-12-09 17:55 x
「返り咲き」、「かへり花」良い言葉ですね!
二度咲きはありきたり、不時現象、不時発現はいかにも科学用語。
「狂い咲き」にいたっては、昔から例えの、用いられ方がロクナモノがありませんですしネー。。。
Commented by gakis-room at 2007-12-09 18:36
高麗山さん,
「冬景色」はなじんだ歌なのに,「返り咲き」の意味を知ったのは一昨日のことです。何をやってきたのやら,と思いますね。
Commented by ume at 2007-12-09 21:37 x
当地区にも夕方になると無数のカラスが電線で羽を休めております。町で一働きをして、住み処の森へ帰る前の談笑のひとときのようです。どんなことを話しているのでしょうか。
Commented by gakis-room at 2007-12-10 11:24
umeさん,
どの地区の食事がうまかったとか,いろいろ情報交換をして入りして…。
Commented by next-kazemachi at 2007-12-10 13:11
「冬景色」の作詞者は不詳となっていますが、私は北陸生まれなので、冬の嵐は容易に想像がつきます。
北陸では、初冬に「鰤起こし」と呼ばれる嵐が来て、人々は本格的な冬の到来に覚悟を決め、また自然の恵みである魚介類の収穫に期待と感謝をするのです。
Commented by gakis-room at 2007-12-10 13:29
next-kazemachiさん,
「鰤起こし」を調べてみました。「11月下旬から12月中旬にかけての富山湾沿岸に生ずる暴風雨で、その時に伴う雷鳴のことをいう。これが鳴ると、ぶり(鰤)がとれはじめるという」,初めて知りました。生活の言葉ですね。他の地域にも「冬の嵐」があるのかなあ。


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