2007年 10月 27日
こんなのありか!・興福寺・国宝館
d0006690_2205013.jpg名古屋からの来客と一緒に,きょうから始まった「第59回正倉院展」(11月12日まで,奈良国立博物館)を見てきました。

正倉院展は本当に久しぶりです。これはこれでよかっのですが,むしろ圧倒されたのはその前に寄った興福寺の「国宝館」です。

「興福寺秘仏特別公開」(11月25日まで)のメインは,大圓堂の「聖観音菩薩立像」(写真上)を寺内で初公開したことと,国宝館で,阿修羅像(写真下)に象徴される「乾漆八部衆像」をまとめて並べたところです(通常は四躯のみ)。

阿修羅像は私の好きな仏像です。阿修羅は仏敵でしたが,仏教に帰依しました。阿修羅像を見ていると,阿修羅が帰依しながらも,なお迷っている感じがします。

しかし,知りませんでした。「国宝館」,この名前にいささかの偽りもありません。展示されているものは,30近くの国宝とそれ以外もほとんどは重要文化財です。

北円堂の無著菩薩像を含めて,これまでは写真でしか見たことのないものを直接見ることができました。もとより無信仰の私は「こんなのありか!」と展示のほとんどが国宝,重要文化財という美術品を鑑賞しただけです。

ふん,ふんと眺めながら,仏教が日常生活の中で生きている韓国なら,人々は間違いなく合掌・礼拝をしているな,と思いました。

だからでしょうか,私が何回かは手を合わせたのは仏像に対してだったのでしょうか,それとも「国宝」に対してだったのでしょうか。
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by gakis-room | 2007-10-27 22:02 | つれづれに | Comments(4)
Commented by 高麗山 at 2007-10-28 00:37 x
東大寺、興福寺は生家からいずれも6~7分のところにあります。いわゆる、餓鬼の頃の遊び場でした、罰当たりながら国宝級の仏像を盾にパチンコの撃ち合いができた時代だったのです。五重塔にも自由に登れました。
学校の行き帰りにも、何処そこの仏像は怖い眼をしている、あの仏さんは優しい顔をしている位の会話しかありませんでした。
そのくせ、法隆寺の仏像については学校で教わっているのです。
今にして思えば、何と勿体無い(仏にも、自分にも)過ごし方をしたことでしょう。
後に、成人してから、入江泰吉氏に仏像の撮り方や、歴史的推移の教えを請うまで、本当に“無知”の世界で暮らしてきました。
Commented by gakis-room at 2007-10-28 07:25
高麗山さん,その昔,小学校の修学旅行で奈良に来たときには,東大寺だったか,興福寺だったかは忘れましたが,鐘を撞くことができました。文化財保護というような視点はなかったのかもしれません。そういった視点を持つだけのゆとりもなかったのかも知れません。なにせ,修学旅行には米持参が必須であった時代でしたから。
Commented by saheizi-inokori at 2007-10-28 10:24
高麗山さん、そういう幼少時代のせいでナンとなく高麗山さんの文章は気高さがありますなあ。
gakisさんは夕べは焼肉でしたか?東京は土砂降りでしたが。
Commented by gakis-room at 2007-10-28 22:54
saheiziさん,
そうです。焼き肉屋に案内しました。喜んでいただきました。奈良の午後は雨もあがってほどよい行楽日になりました。


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