2007年 10月 01日
返本もカバーを付け替えて新刊本に
学生時代にいろんなアルバイトをしました。その1つに「イヌの散歩の相手」というのがありました。イヌの飼い主は昼は喫茶店,夕刻からはバーという店の経営者でした。「散歩に連れて行けないなら,イヌを飼うな」と思いながら,朝夕のイヌの相手を1カ月ほどしたでしょうか。

ある出版社が行っている中学生相手の模試の事務処理の手伝いをしたこともあります。仕事が早く終わってボーッとしていたら,目の前に学習参考書が積まれました。書店から返本されてきたものです。新たな私の仕事は,返品されてきた学習参考書のカバーをはずして,新しいカバーを付けるというものでした。

新しいカバーを付け替えたら,ご丁寧にも背表紙以外の3カ所を紙ヤスリで軽く磨いて,私の仕事は終わりです。なんのことはない,カバーを付け替えて新刊本に見せかけ,再配本しようというわけです。「いくら新刊本に見せても,奥付の発行年月日をみたらバレるのに」と思いながら,偽装の手伝いをしていました。

1日限りで辞めたアルバイトを思い出したのは,遠い日の「偽装の幇助」(?)をザンゲするためではありません。「内閣支持率20%台」から「50%以上」に跳ね上がったからです。安倍の顔を福田に替えて,新刊本かのように再配本したら,「安定感」とマスコミが大いに宣伝してくれて売れ始めた,そんな図を思い浮かべました。

「はぐらかし」は「とぼけた味」,「行き詰まり」は「事前の話し合い」とかに用語集も書き換えられそうです。領収証の宛名の書き換えは「有印私文書偽造」ではないかと思っていますが,きょう,午後から,国民の負託を受けていない2人目の首相の所信表明演説。こちらは「偽装された民主主義」のように思われます。
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by gakis-room | 2007-10-01 10:46 | つれづれに | Trackback | Comments(4)
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Commented by ume at 2007-10-01 19:58 x
カバーの掛け替えだけでこれほど支持率が上がるというのは、私には不思議な現象です。この高支持率は中身も奥付も確認しないでお買い上げした結果からのものでしょうが、吉本とジャニーズに乗っ取られたメディアが比較的好意的に報道しているのも影響しているのでしょうか。本質を見極めようとしない国民性は、為政者にとってみればまことに都合が良いものです。「美しい国」の次は「自立と共生」だそうですね。向こう受けばかりねらったスローガンも考え物ですが、いかにもインパクトのない言葉です。
Commented by gakis-room at 2007-10-01 21:13
umeさん,きょうの所信表明演説は退屈そのものでした。強いて言えば,テロ特措法について「よく説明して」理解を得たいと言うところだけが印象的でした。果たして駐日米大使が小沢氏にいった「機密」も含めて,「よく説明」してくれるのでしょうか。
Commented by saheizi-inokori at 2007-10-01 23:45
白い恋人のやり方はもう賞味期限が過ぎているのになあ。
Commented by gakis-room at 2007-10-02 06:53
saheiziさん,民主党は賞味期限切れを明らかにできますかねえ。


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