2007年 08月 28日
「自民党参院選総括最終報告書」と安倍首相の記者会見との乖離
安倍首相の昨夜の記者会見について,私には安倍首相の凡庸さ以外に何も感じさせられませんでした。しかし,驚かされたことが一つあります。それは,24日にまとめられた
参院選総括委員会の最終報告書が4日後にはすっかり反古にされたことです。

安倍首相は会見の冒頭に「美しい国づくり,新しい国造り,改革を再スタートさせるために内閣改造を行った」と改造趣旨を述べていました。そして,参院選の教訓として「閣僚の不適切発言,政治とカネの問題,年金問題などで失われた国民の信頼,中央と地方の格差問題への配慮」をあげていました。

その上で,「景気は回復しているが,『実感できない,将来に夢がもてない』という地域も存在する。新内閣のメンバーはどんどん地域に足を運び,直接,地方の声に耳を傾けなければならない」とも言っていました。

しかし,24日にまとめられた「参院選総括最終報告書」は,参院選での自民党の敗因のひとつとして「政策の優先順位が国民意識とズレていた」としています。私には首相は「美しい国づくり」政策が国民の意識と乖離していることにはなお無頓着なようにみえました。

総括委員会の谷津委員長は報告書をまとめた後の24日の記者会見で,「格差問題に対して『戦後レジーム(からの脱却)』や『美しい国』では対応できなかった」と述べており,外遊中の首相に代わって報告書を受け取った塩崎官房長官も所得格差や雇用格差,地方,弱者に配慮した,より厚みのある構造改革を推進しなければならないと言うのが主なメッセージ。指摘を真摯に受け止めなければならない」と語っていました。

「自民党参院選総括最終報告書」はわずか4日後には完全に忘れられた文書になってしまいました。
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by gakis-room | 2007-08-28 11:01 | つれづれに | Trackback | Comments(2)
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Commented by maron415 at 2007-08-28 15:38
何か、こわそうな人ばかりで、あべちゃん負けそうと…
あべちゃんの言葉って、壊れたレコードみたいに、繰り返されるだけで、
それこそ、大臣が、頭かかえる?
Commented by gakis-room at 2007-08-28 16:41
maron415さん,安倍首相は「都市と地方の格差」と思っているようですが,ワーキングプアーも含めて都市の中にも歴然としてあると言うことをわかっていないようです。わざわざ地方へ行かなくても,自宅近くのスーパーに行けばわかることのように思います。


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