2007年 08月 10日
この異様さ・駐日米国大使の小沢代表説得
今朝の産経新聞・「産経抄」が駐日米国大使と民主党の小沢代表との会談について「野党党首がわざわざ訪ねてきた同盟国の大使を,45分も報道陣のさらし者にするのは異様の一言につきる」と怒っていますが,異様なのは駐日米国大使というべきのようです。

自公が参議院で過半数を割り,11月1日に「テロ特措法」が期限切れになることが濃厚になってきました。それで,安倍首相と政権与党では民主党を説得できないと考えたのでしょうか,駐日大使自らが,民衆党説得に乗り出したというのでしょうか,駐日大使は小沢代表に会見を申し入れました。

当初,小沢代表はこれを拒否しましたが,重ねての要請に「報道陣への公開」を前提に受け入れ,8日に会談ということになりました。いくら日本国首相である安倍首相が頼りないからといって,駐日大使が直接に野党説得に乗り出すことも異様ですが,「公開」という前提を受け入れてまで,小沢代表を説得しようという駐日大使の熱意(?)も異様です。

そして,その説得方法はさらに異様でした。
「(テロ特措法延長という)最終判断に必要な情報は,たとえ機密情報でも提供する用意がある」とも語りました。
 この「機密情報」なるものを,安倍首相は知っているのでしょうか。
 この「機密情報」なるものを,安倍首相は知っていて,国民には秘密にしているのでしょうか。
 この「機密情報」なるものを,知らされた小沢代表には,党内,国民には知らすことなく政策転換をせよ,というのでしょうか。

「テロ特措法延長」についての賛否とは別に,駐日大使による「機密情報」をちらつかせての野党説得という異様さを公開にしたうえで,これを拒否した小沢代表の側に,主権国家としての矜持と民主主義の原則があるようです。
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by gakis-room | 2007-08-10 08:48 | つれづれに | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from コラムニスト宣言 at 2007-08-14 20:52
タイトル : シーファー駐日大使の説得
 「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法」という法律がある。落語...... more
Commented by maron415 at 2007-08-10 18:48
なんで、産経新聞が怒るんでしょうね。別に米側は怒っていないかと思いますが…
国会、放っておいて、訪米した小池氏のことはどう言ってたのかな?
どうせ、命短しの大臣なのに、今行く必要はない!(続いてするかどうかわからないのにってこと)ってだれか言ってましたが、その通りと思いました。
Commented by gakis-room at 2007-08-10 18:59
maron415さん,産経新聞の判断基準は明解です。安倍首相の目指すものが善で,それに棹さすものは悪です。民主党では前原前代表グループだけがお褒めにあずかるのではないでしょうか。つまりは,ゼネコンじゃあなかった,ネオコンがお好きなようです。ですから,小池氏については好意的です。


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