2007年 08月 04日
本人以外は言うこともためらわれる「美しい国づくり」
どうも「美しい国づくり」という安倍首相の政治テーマは,本人以外に言うことをためらわれるしろもののようです。

和歌山選挙区で当選した世耕弘成首相補佐官(広報担当)のブログ「世耕日記」によると
 8月1日(水)
   今日から官邸での業務再開だ。
   塩崎官房長官と打ち合わせ。長官の会見に立ち会い。
   安倍総理に当選の報告。選挙中に感じた事、有権者の反応などじっくりと話させてもらった。

この「感じた事,有権者の反応」というのは,3日の朝日新聞の朝刊によれば
   「街頭ではとても『美しい国』なんて言えませんでした」
   「生活に密着した政策を打ち出し,憲法改正などとバランスを取るべきだ」
というもののようです。

世耕氏と言えば,あの杉村タイゾウ議員の「したたかな涙目の反省記者会見」を演出した人で,現在は「広報担当」の首相補佐官として,首相,官房長官の記者会見には立ち会っている人です。

首相の広報戦略を担当する彼はまた,「内閣官房『美しい国づくり』推進室」の担当であるらしく,彼のブログによれば「推進室スタッフとの打ち合わせ」を頻繁に行っています。つまりは,「美しい国づくり」の現場指揮官・責任者と言うことになりましょうか。

その彼ですら,つまり「美しい国づくり」の現場指揮官ですら「街頭で『美しい国』なんて言えなかった」というのです。つまりは,安倍首相の政治テーマである「美しい国づくり」が,国民生活とは以下に乖離しているかを,この「広報担当補佐官」は自分の選挙を戦って初めて知ったというのですから,そのお粗末さ加減がうかがえます。
[PR]

by gakis-room | 2007-08-04 10:31 | つれづれに | Comments(6)
Commented by maron415 at 2007-08-04 12:36
あべちゃんの頭の中の美しい日本て、結局、しっかりした家族(母子家庭なんか論外という)で、お国のために、勤勉に働いてくれる国民のいる国なのよね。
そう、はっきり言えばいいのに(本には書いているらしいです。)とは思いますが、言ったら言ったで、
なかなかそううまいこといかないのが現実で、その現実をなんとかするのが政治家の仕事じゃない!ってプンプンしてるだろうな…
Commented by gakis-room at 2007-08-04 18:08
maron415さん,先日テレビで三輪明宏さんが,安倍首相の不幸は「祟りだ」といっていました。理由は母方のおじいさん(岸信介)だけを大事にして,父方のおじいさん(安倍寛,彼は大政翼賛会に反対して,非推薦で立候補,当選)を大事にしないからだ,と言っていました。「祟り」かどうかは私には不明ですが,彼には目次はかけても,全目次の整合性とか,その内容は書けないようですね。
Commented by ume at 2007-08-05 07:03 x
美しい国を実現するには美しくないものを排除しなければなりません。何が美しくて、何が美しくないのか、この判定はなかなか難しいですよ。好みがあるから。政治家はこのような曖昧な言葉は使うべからずです。真っ先に安倍晋三、自民党が排除されるかもしれませし。
Commented by saheizi-inokori at 2007-08-05 10:02
美しい国、って本人もいわなくなっていませんか・新しい国といってました。
Commented by gakis-room at 2007-08-05 12:04
umeさん,政治家が「美しさ」とか「愛国心」とか。はたまた「歴史の伝統」なとど言うとき,私は本能的に「胡散臭さ」を感じてしまいます。
Commented by gakis-room at 2007-08-05 12:09
saheiziさん,続投の記者会見では「新しい国づくり」とか行っていましたね。内閣改造後の臨時国会でどのような所信表明演説をするのか,興味と言えば興味があります。


<< ガマの穂      ちりめんじゃこのチョコチュジャン和え >>