2007年 03月 23日
アセビとアシビと馬酔木
d0006690_1064764.jpgアセビです。近所に咲いています。アセビとアシビが同じだとは最近まで知りませんでした。正確に言うとアセビの花は知っていましたが,アシビとはどのような花なのかを知りませんでした。

アセビは漢字では馬酔木です。私はこれを「あしび」と読んできました。父にそのように教わったからです。俳句をたしなんでいた父が購読していた俳句誌は「天狼」でしたが,その中に「馬酔木」も混じっていました。

「天狼」は星の名前,「馬酔木」は花の名前というだけの記憶しかありません。「天狼」については,それがシリウスという星の中国名であるということを知ったのはそれから何年も経ってからのことです。

古代エジプトでは,この星を1年の基準として太陽暦を作っています。それが改良されてユリウス歴となり,さらに改良されて現在使っているグレゴリウス歴になりました。古代エジプトではこの星の位置によってナイル川の氾濫を予測したとのことです。

アシビ=アセビを知ったのは数日前のことです。アセビについて調べていたら「アセビ(アシビ)」とあり,「馬酔木」となっていました。普通はアセビというようです。

アセビは馬酔木の名のように毒性の強い木だそうです。ですから, 多くの草食哺乳類は食べるのを避けるので,草食動物の多い地域では,この木が目立って多くなることがあるそうです。たとえば、奈良公園では,鹿が他の木を食べ,この木を食べないため、アセビが相対的に多くなっているとありましたが,私はまだ確かめていません。
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by gakis-room | 2007-03-23 10:08 | 花の手帳 | Trackback | Comments(14)
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Commented by 高麗山 at 2007-03-23 13:50 x
奈良に住んでいると馬酔木(アシビ、アセビ)の毒性、由来について、小、中学で教えられます。
旧志賀直哉邸を出た所を、春日大社に向かう道が有名な“ささやきの小徑”です、小徑の左右が奈良の馬酔木の群生地です。
馬酔木は、ツツジ科の麻痺性有毒植物です、grayanotoxin.asebotoxin等の毒性を有します。人体に致命的ではありませんが、主として中枢神経を侵し、手足の麻痺、嘔吐位です、酷い時は、呼吸麻痺を起こすことも。一般には酩酊状態です。
脚が不自由な、酩酊状態から『アシヒク(足痛)』~転じて”アシビ”になったと言われています。 “万葉集”ではアシビが多いようです。
余談ですが、自然食を好む韓国では、ネパール産の”蜂蜜”を輸入して、ヒマラヤ山系に植生する同じ『ツツジ科』の、ロードデンドロンの蜜で中毒を起こし、食医薬庁から輸入禁止令が出ています。
Commented by ピョルスニ at 2007-03-23 13:57 x
皆さんのコメントを読ませていただく方が楽しみで、ご無沙汰していました。
学生時代、万葉集で、大伯皇女が、謀反の疑いで処刑された弟の大津皇子を詠んだ歌
磯の上に生ふる馬酔木を 手折らめど 見すべき君が 在りと言はなくに
で、馬酔木を知りました。
万葉集では馬酔木はよく出ているようです。
春日大社近くの「ささやきの小径」の馬酔木を見たいものです。
gakiさんは、歩かれたことがありますか?

Commented by gakis-room at 2007-03-23 18:53
高麗山さん,奈良市の小中学生が馬酔木の毒性を習うとはおもしろいですね。ささやきの小道の馬酔木は有名ですが,それ以外にも馬酔木は多いのでしょうね。
Commented by gakis-room at 2007-03-23 18:59
ピョルスニさん,オレガンマンイムニダ。高麗山さんも書いておられますが,万葉集にはなぜ馬酔木が多いのでしょうか。馬酔木の花言葉なんあるのかな,とふと思ってしまいました。
ささやきの小道は,はるか昔に言ったことがあるのですが,何も記憶には残っていません。これを機会に行ってみようかと思っています。
Commented by ピョルスニ at 2007-03-23 22:52 x
馬酔木の花言葉、探してみました。
「犠牲」「二人で旅をしよう」「清純な心」の他に
「献身」「いつもいっしょに」などがありました。
木の持つ毒性とは別に、花を見て受ける印象からだと、これらの花言葉もあっているかな?と思うのですが、どうでしょう?
Commented by sayaya at 2007-03-23 23:26 x
アセビ…3回生の植物学実習で覚えました。
花がついていたら、すぐにわかるのですが、葉っぱだけで見分けなくてはいけなかったので、苦労したのを覚えています。
Commented by saheizi-inokori at 2007-03-24 08:39
去年の春、吉野から當麻寺・宗胤院に行った時に庭にあせびがあったのを思い出します。
ピョルスニ さんも書いておられるように不思議に馬酔木と万葉は重なるイメージがあります。万葉なんて殆ど知らない私なのに。
お父さんのことを植物の名前から偲ばれる気持ち、それもアセビに似合うような気がします。
Commented by 高麗山 at 2007-03-24 11:30 x
書き忘れました
五月頃の新芽時、栗の花のような匂いの中、『ささやきの小徑』を彼女と歩いて御覧なさい、どんなに“頑な”な彼女でも、貴方の言うことに相槌をうってくれるはずです!
Commented by gakis-room at 2007-03-24 12:04
ピョルスニさん,ありがとうございます。
>「犠牲」「二人で旅をしよう」「清純な心」「献身」「いつもいっしょに」
すてきな花言葉です。「ささやきの小道」には行って見るつもりでいますが,老人の私には不似合いでもありますね(笑い)。
Commented by gakis-room at 2007-03-24 12:09
sayayaさん,「葉っぱだけで見分ける」とは,さすがに専門的修練ですね。昨年,植物園で図鑑と花とを丁寧に見比べている若者を見ましたが,あれは鑑賞ではなく修練の最中だったかもしれません。
Commented by gakis-room at 2007-03-24 12:22
saheiziさん,花の印象が「忍ぶ恋」を思わせ,「古今」,「新古今」ではなく,「万葉」に重なるのかもしれません。
>お父さんのことを植物の名前から偲ばれる気持ち、それもアセビに似合うような
滅相もございません。恥ずかしくなりました。
Commented by gakis-room at 2007-03-24 12:25
高麗山さん,「ささやきの小道」を新緑の頃,歩くことはたやすいことですが,二人連れで,しかも「彼女」と同行となると難題です。さてさてねどうしたものでしょうか。
Commented by sayaya at 2007-03-24 13:38 x
おそらくそうです。
きっと、私の知り合いです*笑*
Commented by gakis-room at 2007-03-24 16:49
あなたの知り合いでしたか。挨拶をしそびれました(笑)。


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