2007年 02月 28日
座禅草という植物を初めて見ました。誘われて琵琶湖の北西岸の滋賀県高島市今津町弘川の群生地に行ってきました。 暗紫褐色に近い黒っぽい色の珍しい形のこの花は,背丈は10〜20センチの仏像の光背に似た卵形の堅い殻のような仏炎苞(ぶつえんほう)の中に花茎があります。白いブツブツの一つ一つが花(肉穂花序,注)です。 名前の由来は,小さなお堂の中で座禅を組んでる僧に見立ててとのことです。別名ダルマソウ(達磨草)といいいますが,それは達磨大師にちなみます。 信州などではよく見かけるのだそうですが,これほど多くの群落を見るのは,ここが,本州南限の生育地とされています。 座禅草は,サトイモ科植物で山岳地の湿地に生育し,開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり25℃〜30℃まで昇り,開花はまだ雪が溶けない春一番に顔を出すため,発熱で周囲の雪を溶かすそうです。 花らしくもない花,それでいて何となくかわいさ。不思議な光景でした。 注:肉穂花序(にくすいかじょ)…花序とは枝上における花の配列状態のこと。主軸が長く伸び、それに柄のない花が並んでいる穂状花序の主軸が肉厚に膨らんだもの
by gakis-room
| 2007-02-28 22:14
| 花の手帳
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Comments(6)
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高麗山
at 2007-02-28 23:44
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奥日光から、群馬の沼田へ金精峠を越えて抜ける道すがら、確かに観ました。初めは、水芭蕉が上手く開花出来ないか、枯れかかっているのかと思ってみていましたが、後に『座禅草』と知りました。 不思議な力の持ち主なんですね、自分で発熱して雪を溶かしたり、いずれにしても水芭蕉の親戚筋なんでしょう?。
今津や箱館山へは、度々出掛けているのに『座禅草』のことは、今日初めて知りました。
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高麗山
at 2007-03-01 00:32
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昨年の11月から今年の2月までに、gakis-roomに掲載された、冬季の気象用語、気候に関する言葉などを集計してみました。《主なもののみ、()内は11月を除いた冬季の集計》
最高気温 58(55) 回 最低気温 26(25) 暖 冬 26(25) 絶対的に寒い日 9(造語です) 寒暖の差 9(8) 最高気温の下限 6(これも造語) 地方気象台 9(3) 冬 至 8 標 準 木(梅) 7 最高気温と暖冬が如何に多く登場するか、お分かりいただけましたでしょうか。 簡単な考察=暖冬でした。字数に制限あり、深い考察は又の機会に!。
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gakis-room at 2007-03-01 07:32
高麗山さん,座禅草も,水芭蕉もともサトイモ科ですから,親戚筋かもしれません。座禅草はよく水芭蕉とセットで扱われることが覆いそうですが,湿地帯は共通しても,座禅草は水の中にはありませんでした。
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gakis-room at 2007-03-01 07:35
【気象用語に関する言葉の集計】
「最高気温」がやけに多いですね。そんなに使っていましたか。暖冬に影響されたとは言いながら,「困ったときの気温頼み」と言った感じですね。
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saheizi-inokori at 2007-03-01 14:36
ザゼンソウ、東北を旅していてみました。北信白馬でも見たような気がします。こうやってアップにすると違って見えますね。立派に見える。
アップにするとアラガ見える人とは大分違う。
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gakis-room at 2007-03-02 16:35
saheiziさんも座禅草をご存じだったのですね。確かにかわいらしさだけでなく,立派に見えます。
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