2006年 11月 22日
ブロク「梟通信」http://pinhukuro.exblog.jp/(11月07日,11月12日)に触発されて,東京国立博物館の特別展「一木にこめられた祈り 仏像」を見てみたいと思っていました。 20日,所用で名古屋に行ったついでに,東京に寄り,見てきました。 国宝,重文45体を含む奈良・平安時代の木像と江戸時代の円空,木喰の作品140余躯はすべて一木彫(いちぼくちょう)。 説明によれば,石仏・金仏ではなく,日本人がこだわった「木で仏像を造ることの意味」,「木と仏に託した祈り」を考察したい,とのことでした。 一本の木から創出される仏像とこの世界の空間から現出して衆生を救う仏を重ねあわせたということでしょうか。そこには,木にしばしば神霊を感じてきたこの国の民の意識があったのでしょうか。 10月3日から始まった特別展でしたが,それからひと月半を経た平日にもかかわらず,大変な人気です。9時半の開門の時にはすでに150〜200人の人が並んでいました。私が博物館を出た11時半には入場制限があり,300人近い人が列を作っていました。 その後,「上野の森美術館」で「ダリ回顧展」をみました。こちらはダリの生誕100年を記念して,ダリ生涯を回顧するというものでしたが,会場は同じように混み合っていました。 一木彫の仏像とダリ。偶然のことですが,なぜか「内なるもの」が気になってしまいました。疲れました。
by gakis-room
| 2006-11-22 05:40
| つれづれに
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Comments(8)
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ブルーシーターズ
at 2006-11-22 05:50
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仏像といってもなんかインド人の顔であったり、中国人っぽかったりして、イマイチなんて思っていたけど、円空のものには惹かれた。
円空はご飯を食べるが如く、日常的に仏像を彫った人だったようで、その数も何千体にもなるらしい。 身近な仏さんに感じられらた。
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gakis-room at 2006-11-22 06:10
ブルーシーターズさん,はじめまして。小作り・仕上げまでいかないで,せいぜい中彫りで「仏」とした円空の世界は,既存仏教の世界とは異質ですね。
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saheizi-inokori at 2006-11-22 11:23
gakisさん、お疲れ様でした。夕方になると少しはすいてくると思いますが。私はまた行くつもりです。地の利ですね。そのかわり奈良京都のお寺になかなかいけない。
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gakis-room at 2006-11-22 20:44
疲れましたが,いい1日でした。「最澄と天台の国宝」の時も思ったことですが,やはり,東京は日本国の首都なんですね。悔しいから,私は前首都,前々首都にこまめに行ってちょっとでもバランスをとることにしました(笑)。
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高麗山
at 2006-11-22 22:48
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よくもマア、これだけ自由奔放に、あちこちできますね!私などは、一人限定で行けるところは、スーパー銭湯のみです。本当に、一人で行動しようと思っても、後の小言が嫌で、つい足が止まります。 有り難いような、口惜しいような複雑な心境です。しかし、時間的な制約を受けることが多ので、これからは一人歩きの出来るように訓練して、種々の催しものに出かけられるように努力します!!
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gakis-room at 2006-11-23 10:31
1人で行動する以外にない境遇ですから,けつして自由奔放というわけではありません。誰にも気兼ねなく動くことができますが,終日家にいて,一言も声を発しない日だってあるのですから。
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1111
at 2006-11-23 23:49
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gakis-room at 2006-11-24 05:53
私は動かない人から離れて,少し後ろから見ていました。
ブロク拝見しました。内容の濃さに圧倒されました。 |
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