2005年 05月 03日
5月2日の朝鮮日報(電子版)を見ていて,おもしろい記事を見つけました。それは「韓国では珍しい“聖なる木”,ハナミズキ(花水木)が花を咲かせた」というものです。 ハナミズキがなぜ韓国ではなぜ珍しいかというと,現在,韓国内に残っているとされるハナミズキはわずか3本だけだそうです。 また,なぜ「聖なる木」なのかというと。イエスが処刑されるとき,ローマの兵士らがイエスを十字架にはりつけにする際,この木で十字架を作ったとされているからだそうです。 それで,ロゴ画像にハナミズキをあげましたから,ハナミズキについて少し興味を持って調べてみました。伊丹市立荻野小学校のホームページにこんなことが書かれていました。 (ワシントンのポトマック河畔の桜は有名ですが,)この桜は,明治の終わりごろアメリカのタフト大統領夫人のレンさんたちの要望で, 尾崎行雄東京市長がプレゼントしたものです。1909年,2,000本の桜の木を集めて,アメリカへ送りました。 しかし,アメリカへ着いた桜の木は,害虫がついたり病気になっていたりで, 全部焼き捨てることになってしまいました。尾崎東京市長は,約束を果たすために二度目の桜の苗木,害虫や病気に強い桜の苗木を送ることにしました。 そこでいろいろな工夫が兵庫県の東野村(現在の伊丹市東野)でなされ,その結果1912年,健康な苗木6,000本の育成に成功し,約束通りアメリカに送ることができました。 1915年には,お礼としてアメリカからハナミズキの苗40本が送られました。 これが日本で最初のハナミズキだそうです。なお,荻野小学校は伊丹市東野の隣にあり,1999年2月、アメリカから日本にやってきたハナミズキの原木からとった苗木が、桜苗木の発祥地区である荻野小学校に植樹さされたと言うことです。
by gakis-room
| 2005-05-03 23:14
| つれづれに
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