2006年 07月 29日
イチローの気概とジーコ・ジャパン
大リーグのイチローは26日,日本での通算安打1278本を越えて,大リーグての安打数を1279本としました。新聞報道によると,イチローは軽快な口調でインタビューに答えていました。

私が「ああ,やはりこれだったのだな」と思ったのは次の発言です。
「(日本での通算1278本の安打は)こちらでは『どうせ日本での記録だろ』と軽い感じで受け取られたりすることがある。だから『そうじゃないよ』と」。私はこれがWBCでのイチローの異常なまでの精神的な昂揚の理由だったのだ思ってきました。

イチローは日本での通算安打1278本を951試合で達成しました。そして大リーグでの1279本を日本でよりも54試合早い897試合で達成しています。イチローの精神的昂揚は日本の野球を,あるいは私イチローを軽んじられてきた5年間へのリベンジだつたと思っています。

それで,ふと思いました。中田英寿とイチローの違いは何だったのだろうかと。王監督と実質的な主将であったイチローとのラインはチームに求心力を生み出しましたが,ジーコ監督とのラインは中田ではなく,宮本主将でした。つまり,ゲーム中に限らずジーコ・ジャパンは,ジーコ監督−宮本主将,ジーコ監督−中田という複数のラインが最後まで統一されることなく分散したままで,チームの求心力が生み出されることはなかったというのが私の感想です。

ジーコ・ジャパンが敗れた後,後出しジャンケンのような敗因分析にはうんざりしてきました。ついでに言えば,WBCに敗れたアメリカに対して産経新聞は「国旗を背負った意気込みが足りなかった」と評していましたが,「サッカー・ジャパンに同じことを言ったらどうだね」とその「愛国大好き」に私は軽口をしっかり楽しませていただきました。
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by gakis-room | 2006-07-29 23:51 | つれづれに | Comments(4)
Commented at 2006-07-30 00:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by gakis-room at 2006-07-30 10:23
た…さん,ご心配をおかけしました。韓国に行っていました。
Commented by saheizi-inokori at 2006-07-30 10:50
イチロー、中田と他のおおくの選手の違いは「志」の違いだとおもいます。日本の代表で高額の報酬を得てちやほやされることに甘んじているか、それに安住することなくより高い目標をもち続けるか。野茂は偉かったなあとも。
政治家や経営者にも「あるべき姿」を求める志が失われていることが一番問題だとおもいます。
つい話が大きくなりました。
Commented by gakis-room at 2006-07-30 17:07
そうですね。志の高さの違いでもありますね。自民党の総裁候補とされている人たちからは哲学らしきものは何も感じられませんからね。


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