2006年 06月 19日
旭山動物園・2
d0006690_3274859.jpg旭山動物園は動物の「生」だけでなく,「死」についても向き合っています。

この4月に死んだゾウの獣舎の前ともう一カ所に「喪中」の掲示が掲げられていました。

「マルミミゾウ(「ナナ」・メス) 4月15日起立不能になり,4月21日衰弱のため死亡しました。『ナナ〜』という子どもや大人の呼び声が聞こえなくなってしまうのが,とてもさみしいです。」

旭山動物園の掲示はすべて手作りです。上手いとはいえない手書き文字ですが,飼育係の声が聞こえてきそうです。

掲示の横の花や千羽鶴は入園者が持ち込んだもののように思われます。こんなところにも愛されている動物園が伺われます。

旭山動物園は,1967年に開園,年間入園者数は1983年度の59万7千人をピークに徐々に減り始めました。途中閉園後の1996年度には26万人にまで落ち込みました。閉園の危機です。

しかし,旭山動物園の努力は入園者を呼び戻します。1999年度には全員無料とはいえ冬季開園を試み,2年後には冬季有料入園を始めます。2002年度には,年間入園者数は67万を越え,これまでの記録を更新しました。

2003年度   82万4千人(うち冬季,8万9千人)
2004年度  144万9千人(うち冬季,22万3千人)
2005年度  206万8千人(うち冬季,39万2千人)

広大でも華やかでもない日本最北の動物園の「創意工夫」,動物に関わる人たちの「プロ」の気構えが鮮やかに描かれています。
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by gakis-room | 2006-06-19 23:45 | つれづれに | Comments(0)


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