2006年 05月 26日
重源,61歳からの大奮迅
d0006690_17412659.jpg「大勧進 重源(ちょうげん)」を奈良国立博物館で見てきました。

1180年,平清盛の子重衡による南都焼き討ちにより,東大寺では大仏殿が焼け落ち,大仏も大破したのを始め堂塔伽藍の多くが,内部の諸仏像とともに灰燼に帰しました。

その復興のため,造東大寺大勧進として全国を行脚して,見事復興させたのが俊乗坊重源でした。大勧進を命じられたのが,1182年,重源61歳というから驚きです。

大仏開眼は1185年,重源64歳,大仏殿再建は1195年,重源74歳。その後1206年に85歳で没するまで,東大寺の復興に尽力します。

今年は重源の没後800年ということから,「東大寺の鎌倉復興と新たな美の創出」をテーマとした特別展でした。大仏殿前の南大門の運慶・快慶による金剛力士像もこの復興の時に置かれたものです。「新たな美の創出」の意味合いがイメージできると思います。

3時間近くでしたが,濃い時間を過ごした後,重源61歳を,しかも鎌倉期の61歳をしみじみと噛みしめる以外にはありませんでした。
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by gakis-room | 2006-05-26 18:31 | つれづれに | Trackback | Comments(2)
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Commented by haruikuyoshi at 2006-05-26 22:56
焼くのは一瞬。
でも、再建するとなるととてつもなく大変なんでしょうね。
苦労が伺われます。
東大寺のルシャナ仏と金剛力士像は私の中の仏像というイメージにぴったりくるもので大好きです。
Commented by gakis-room at 2006-05-27 09:14
あれだけの大仏とか,大仏殿を再建するのですから,ハンパな苦労ではないですね。源頼朝あたりからも支援を引き出しています。重源61歳,この人には参りました。


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