2006年 05月 09日
けなげな努力と大きな勘違い
d0006690_1830753.jpg写真の新聞記事は昨日(5月8日)の産経新聞の夕刊です。

関西空港で働くJALの若手社員が,機材トラブルの続出や経営陣の内紛などによるイメージダウンを少しでも回復しようと,始めた取り組みを紹介しています。

国内線と国際線からそれぞれ1便を選んで,客室乗務員,地上係員,整備士らが制服で整列し,「おおきに」の手作り横断幕を掲げて手を振り一礼するというものです。

ライバル社の全日空に大きな差を付けられた感のあるJALの若手社員の自発的な取り組みだそうです。まさしくけなげな努力といったところでしょうか。

そしてこの取り組みは準備段階で会社の知るところとなり,関西空港のJAL全体のキャンペーンとしてこの4月7日から始められ,5月末まで行われるそうです。

しかし,私はこの「けなげな努力」に「大きな勘違い」を感じてしまいました。しかも,それを会社ぐるみの取り組みにしたJAL幹部の無能さは噴飯ものです。

たとえば,JR福知山線の事故のあと,JRの制服の職員が尼崎駅で1日2回,「おおきに」の横断幕を掲げて手を振っている図を想像してみてください。それによってどれだけの「安全に対する信頼の回復」がはかれるというのでしょうか。

職業倫理に徹すべき場所で職業倫理に徹すること以外のパフォーマンスは,時としてマンガ以下にしかならないものです。JALの信頼回復は,事故ゼロを続けきる中でしかないように私には思われます。
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by gakis-room | 2006-05-09 19:02 | つれづれに | Comments(2)
Commented by YUKI-arch at 2006-05-10 08:53 x
久々にスカッとしました。
「職業倫理に徹すべき場所で職業倫理に徹すること以外のパフォーマンスは,時としてマンガ以下にしかならない」
もって瞑すべしですね。
Commented by gakis-room at 2006-05-10 20:30
10日の産経新聞朝刊によると,9日の午前,中部国際空港発天津行きJAL787便は,速度表示計器の不具合のため,京都府宮津市上空から中部国際空港へ引き返したそうです。


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