2006年 03月 01日
どうしようもない言葉の軽さ・「送金指示メール問題」
「送金指示メール問題」は民主党の全面降伏で終わりました。そして,民主党の全面降伏の仕方,つまりは当の永田議員を含めた民主党の責任の取り方は,自らの誤りを認めた潔さとはかけ離れたものでした。

この問題で,発言がマスコミに露出したのは永田議員と前原代表でした。私には2人に共通するものは「言葉の軽さ」のように思われます。

永田議員については,彼が予算委員会で「お金で魂を売った」と言い放った時,彼には自分が放った言葉の重さがわかっていない,としか思えませんでした。その後の再質問での「どうすればわかってもらえるのか,教えて欲しい」との発言でその知性を疑いました。

この問題で窮地に陥った彼は「雲隠れの後,入院」という干からびた政治手法によって保身をはかりました。たとえそれが幹事長の指示であったとしても,彼の「魂は傷ついていない」と思わざるを得ませんでした。

言葉が魂から発せられた時,言葉の窮地は魂の窮地につながります。しかし,魂と無縁の言葉は,それが窮地に陥っても魂の窮地にはなりません。ですから,おのれのヘマで窮地に陥っている同僚議員を前に「私は民主党を愛している」とか言っていましたが,これも魂とは無縁の言葉です。

前原代表の場合はさらに深刻です。これまで「確証がある」と何度も発言してきました。そして,22日の党首討論を翌日に控えて「明日を楽しみにしていてください」とまで言い切りました。当然のこととして私は楽しみにしていました。

党首討論のテレビ中継を見終えて,私は前原代表のこれまでの発言は「言葉のチキンレース」だと思いました。政治に駆け引きは必要なのでしょうが,それは虚勢を競うチキンレースではありません。党の代表であるだけに,言葉の軽さの意味は重くなります。

私には,言葉の軽さが責任の取り方の軽さにつながっているように思われます。民主党が党の代表,幹事長,国対委員長が一斉に辞任することによって収拾がつかなくなる程度の政党であるのであれば,民主党の深刻さは計り知れないように思われます。
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by gakis-room | 2006-03-01 17:59 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
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