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2018年 07月 21日
菊ですが,舌状花はありません,ムギワラギク
菊ですが,舌状花はありません,ムギワラギク_d0006690_16154445.jpgムギワラギク キク科 ヘリクリサム属

「近くの公園」の花壇です。

花そのものが「ドライフラワー」みたいに乾燥した「麦藁」のようなのでムギワラギク(麦藁菊)です。

別名は属名から「ヘリクリサム」あるいは「帝王貝細工(ていおうかいざいく)」ですが,「帝王貝細工」という不思議な名前の由来は私には不明です。英語ではストローフラワーです。

オーストラリア原産で,背丈は1メートルほどになるようですが,これは矮性種のようでで30センチです。

菊ですが,舌状花はありません,ムギワラギク_d0006690_16161116.jpg花径は3センチほどです。

外側から徐々に花が開いて,最後にはポンポン咲きになりますが,ムギワラギクは筒状花のみで,周辺の花びらに見えるものは舌状花ではなく総苞片です。

総苞片を触ってみると,麦藁細工かどうかは別にして,確かにカサカサとした触り心地です。

花の形がきれいにそのまま残るので,ドライフラワーを作るのにも向いているそうです。ドライフラワーのムギワラギクはリースやキャンドルにも使用されています。

花の色と言っても総苞片のことですが,赤,ピンク,オレンジ,黄,白などがあります。中央の筒状花はいずれの場合も黄色です。

※写真はクリックすると拡大します。

by gakis-room | 2018-07-21 18:00 | 花の手帳 | Comments(2)
Commented by tona at 2018-07-22 08:27 x
おはようございます。
ムギワラギクは殆ど見かけません。
ドライフラワーとして見るだけです。
とても勉強になりました。
Commented by gakis-room at 2018-07-22 11:48
tonaさん,
ムギワラギクの名前は初めて知りました。
本当にカサカサしていてその手触りがとても新鮮でした。


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