2006年 02月 07日
戦後に改作された童謡,「里の秋」
2月3日の「童謡雑感(続き)」に関して,他に「里の秋」や「汽車ポッポ」など,戦後改作された童謡があることをメール教えていただきました。「戦時童謡」そんな言葉があるかどうか知りませんが,興味をもち,知りたく思いました。

「里の秋」のオリジナルは「星月夜」という歌で,1941年12月の作品です。戦後,NHKラジオの「外地引き揚げ同胞激励の午後」という番組で,オリジナルの3・4番がカットされ,新しく3番が付け加えられて,復員兵を迎える歌として,題名も『里の秋』として世に出ます。

その後もNHKの「復員だより」という番組に流し続けられて大反響を呼ぶようになったそうです。オリジナルは以下の通りです。(三)は3番の改作で,現在はほとんど歌われないようです。

一,
静かな静かな里の秋
お背戸(せど)に木の実が落ちる夜は
ああ母さんとただ二人
栗の実煮てます囲炉裏端

二,
明るい明るい星の夜
泣き泣き夜鴨の渡る夜は
ああ父さんのあの笑顔
栗の実 食べては思い出す

三,             (三),
きれいなきれいな椰子の島   さよならさよなら椰子の島    
しっかり護って下さいと    お船に揺られて帰られる
ああ父さんのご武運を     ああ父さんよご無事でと
今夜も一人で祈ります     今夜も母さんと祈ります

四,
大きく大きくなったなら 
兵隊さんだようれしいな
ねえ母さんよ僕だって
必ずお国を護ります

「里の秋」はメロディの美しさもあって好きな童謡ですが,私は単に父親を亡くした母子家庭とだけ思っていました。そして,それも母と娘の親子の情景を想像していました。
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by gakis-room | 2006-02-07 12:39 | つれづれに | Trackback | Comments(1)
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Commented by maron415 at 2007-12-10 11:17
「里の秋」がある♪
私は、「星月夜」という題がいいなあと思いました。メロディもいいですね。
戦争のために作られた歌かもしれないけれどいい歌は残るんだなあと…
http://homepage3.nifty.com/funahashi/sonota/hoka14.html
↑なことを書いていたのでしようか?


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