2006年 01月 24日
堀江社長の逮捕と小泉首相の手法
昨日,ライブドアの堀江社長ほか3人の幹部が逮捕され,昨夜からきょうのニュース,ワイドショウでは,堀江社長は「墜ちた時代の寵児」でした。中には,後出しじゃんけんみたいな映像や記事がたんさんあり,テレビ局のずるさを禁じ得ませんでした。

堀江社長のうさんくささについては,彼が昨秋の総選挙に立候補した時に感じました。彼には「改革」という言葉以外に,「改革」の中身も,政治への志も何もないというのがその時の私の感想でした(8月21日のブログ)。

その後,彼は広島6区に事務所を持ち,再立候補の構えをみせましたが,彼が出演したテレビのバラエティ番組を見て,彼の軽薄さがより印象づけられました。

軽薄さといえば,自民党の武部幹事長です。「自民党本部の会見室」での堀江社長の立候補の記者会見に付き添い,広島6区では彼の手を高々と掲げて「堀江君は私の弟です,息子です」と叫びましたが,今は「自民党の公認でも推薦でもなかった」と無責任を決め込んでいます。

小泉改革のシナリオ作者の竹中総務大臣も広島6区で「小泉首相と竹中と堀江さんの3人でスクラムを組んで小泉改革を推進する」といい,小泉首相も「彼にエールを送りたい」,彼の立候補は「新しい時代の息吹を感じる」と手放しで持ち上げました。今は,ただ,「あれとこれは別」と澄まし顔です。

ところで,近鉄球団買収,プロ野球新規参加,ニッポン放送株取得,フジテレビとの業務提携,衆議院選挙立候補と一昨年から話題提供を欠かせませんでした堀江社長でしたが,それらは堀江個人あるいはライブドアに注目を集めて,株価の高騰を期する手法のように思われます。

小泉首相も,総裁選立候補時の「自民党をぶっ壊す」以来,なにかと注目を集めては人気を維持してきました。こちらは「サプライズ」と呼ばれています。唯一,意図に反して人気を急落させたサプライズは田中真紀子外相の更迭でした。

耐震強度偽装問題,輸入牛肉問題そして堀江社長逮捕と続く意図しなかったサプライズへの反転攻勢には何が用意されるのでしょうか。
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by gakis-room | 2006-01-24 15:12 | つれづれに | Comments(0)


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