2016年 12月 19日
どこか病んでいる?,守られない最低賃金
d0006690_12452554.jpg19日の毎日新聞によると最低賃金を下回る中小企業労働者の比率が東京と大阪で5%を超えています。最低賃金の未満率が1%以下の県は僅か11県で秋田,山形,栃木,山梨,富山,福井,奈良,和歌山,鳥取,島根,長崎です。

大阪は最低賃金未満の比率が5.5%で昨年の1.4倍,東京の未満率は5.3%で昨年の3.8倍になっています。同記事によれば,2012〜2016年度に5%を超えたのは北海道(12,13,15年度),沖縄(15年度)と三重(15年度)だけです。

また,記事によれば「厚労省は毎年6~7月,労働局を通してパートを含む従業員が30人未満(製造業などは100人未満。建設業や運輸業は対象外)の約10万事業所に従業員の給与を尋ね,最低賃金未満で働く人の比率(未満率)を割り出している。秋の最低賃金改定の参考にするためで、地方最低賃金審議会に示している」とのことですが,厚生労働省は最低賃金未満の企業を放置しているのでしょうか。

最低賃金法では最低賃金への違反に対しては「違反した者は,50万円以下の罰金に処する」(第40条)との罰則がありますが,企業から見れば罰金「50万円」を払っても,最低賃金以下での雇用を」ということでしょうか。

毎年のことですが,最低賃金の額そのものの低さに疑問がありますが,その法令違反が全国的であることに,この国はどこか病んでいると思わざるを得ません。

※2016年の最低賃金
2016年の最低賃金は7月27日の記事の「地域別最低賃金」の一覧表の「目安」より,埼玉,島根,鳥取,香川,高知,全国平均で1円高くなっています。

※地図はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2016-12-19 18:00 | つれづれに | Trackback | Comments(2)
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Commented by saheizi-inokori at 2016-12-19 21:43
どこかに健全なところがあるのか、と言いたくなる政治状況ですね。
Commented by gakis-room at 2016-12-20 08:16
saheiziさん,
右を向いても左を見ても…。


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