2005年 12月 11日
土曜日の朝日新聞に「be on Saturday」という付録が付いてきます。b-usiness とe-ntertainment の2部構成ですが,その後者に日野原重明氏が10日に「開戦日を風化させるな」として12月8日について書いています。 日野原氏については,94歳だそうですが,それ以外には東京の聖路加病院の名誉院長で末期医療についての著作があること,「よど号ハイジャック事件」の時に乗客であったこと以外には知りません。日野原氏は次のように書き始めます。 「8月15日は,日本が米国に無条件降伏した日として,多くの国民に記憶されています。しかし,太平洋戦争が開戦した12月8日については,いつ,どのようなきっかけで起こったかを正確に語れる人が,年々少なくなっていると思います」 日米開戦のいきさつと自身の戦争体験にふれた後,以下のように結んでいます。 「日米関係の破綻と不幸な戦争が始まった12月8日を日本人はもっと深刻に受け止めるべきです。同時に平和憲法に従って世界平和の先頭を切って行動するという約束を,どう実践してきたか,厳しく反省すべきだと私は思うのです」 きょうは,軽い二日酔いもあって,終日だらだらしていました。新聞を眺めながら,私と同じようなことを考えている人に出会って,少し嬉しくなりました。
by gakis-room
| 2005-12-11 22:24
| つれづれに
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