2015年 11月 21日
「金盞銀台(きんさんぎんだい)」,スイセン(水仙)の異称です
d0006690_1693922.jpg「金盞銀台(きんさんぎんだい)」はスイセンの異称です。白い花弁を白銀の台に,濃い黄色の副花冠を金の盃(盞)に見立てた謂いです。

スイセンの季節にはまだ少し早いですが,なぜスイセンなのかというと以下の理由からです。

11月8日〜22日までが二十四節気の「立冬」で,その末候(七十二候の五十七候,11月18日〜22日)が「金盞香」です。それでスイセンです。

   金盞香(きんせんか さく)

これはかなり強引な読ませ方です。「金盞」を「キンセンカ」と読ませていますが,春に咲く金盞花(属名はカレンデュラ)のことではなく,上記に書いたように「金盞銀台」,つまりスイセンのことです。そして「香」を「咲く」と読ませています。しかも,スイセンの季節は早くても12月初旬です。なぜ季節の特徴としての五十七候なのでしょうか。

七十二候はそれなりの面白さがあるものもありますが,違和感あるいは「?」も少なくありません。たとえば「立冬」の初候(11月8日〜12日)は「山茶始開(つばき はじめて ひらく)」です。山茶花(さざんか)をツバキと読ませてはいますが,季節としてはそれほどの違和感はありません。しかし,この季節にスイセンは違和感があります。

「芒種」(6月6日〜6月21日)の次候(二十六候)は「腐草為蛍(くされたるくさ ほたると なる)」です。これなどはまさしく「?」です。

※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2015-11-21 18:00 | 花の手帳 | Comments(0)


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