2015年 07月 26日
ポツダム宣言70年,それに至る15年は「あれは侵略だった」と岸元首相
d0006690_1442895.jpg70年前のきょう,アメリカイギリス,中国の連名で「ポツダム宣言」が出されました。

主な内容は以下の通りです。
 1 軍国主義の除去
 2 日本の主権は本州,北海道,九州および四国なら
   びに(3国が決定する)諸小島に限定
 3 戦争犯罪人の処罰
 4 民主主義的傾向の復活強化
 5 日本国民の自由意志による平和的かつ責任のある
   政府の樹立

日本はこれを受諾することによって戦争の終結を向かえましたから,「ポツダム宣言」の内容は,戦後の日本の出発点であり,国際公約となるものです。

このポツダム宣言について,安倍首相が「つまびらかに読んでいない」と述べたのは5月20日のことでした。その後,「読んでいる」との答弁書も出され,2か月余も過ぎましたから,「つまびらかに」精読したことだろうと思います。精読は「戦後70年の談話」にどのように生かされるのでしょうか。

未来志向という場合,まさか過去を美化することはないかと思いますが,「ポツダム宣言」を当時の内閣が「黙殺」したように,過去をなかったこととして捨て去ることではありますまい。かつて西ドイツの大統領はドイツ戦後40年の日に「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は,またそうした危険に陥りやすいのです」ヴァイツゼッカー「荒れ野の40年」)と演説しました。

また,連合国軍による無差別爆撃により大量の市民が斃れたドレスデン大空襲について,今年の2月に行われた追悼式典で,ドイツ大統領ヨアヒム・ガウクは以下のように述べています。

「私たちは,あの殺戮的戦争を誰が始めたのかを知っております。ですから,私たちがきょうこの場所でドイツの犠牲者に思いをはせるとき,ドイツの戦争遂行がもたらした犠牲者のことも決して忘れてはならないし,決して忘れないでしょう」

当初の「憲法改定=自主憲法制定」,「戦後レジームからの脱却,「日本を取り戻す」とか,勇ましい前のめり発言の評判がかんばしくなくなると,「憲法96条改正」という姑息な手管に走り,それも通じなくなると「憲法解釈変更の閣議決定」による「戦争法案」と一段と狡猾になっています。

戦後日本の出発点としてのポツダム宣言受諾に至った15年戦争について,村山談話は「遠くない過去の一時期,国策を誤り」と抽象的な表現でしたが,首相の母方のお爺さん=岸信介元首相は「あれは侵略だった」※注とはっきりと述べています。
    ※注:どういう番組なのかは分かりません。また,前後の文脈も分かりません。1982年8月にFNN系列で放送
       されたもののようです。

「侵略」,「植民地支配」,「お詫び」という言葉を単に使うか使わないかではなく,この国の指導者が「ポツダム宣言」とそれに至った15年をどのようにとらえるのかによって,「平和国家日本」の国民の自信に寄与すること,それが「村山談話」を引き継ぐことになるのだ思います。


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by gakis-room | 2015-07-26 18:00 | つれづれに | Comments(0)


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