2015年 04月 20日
※写真はクリックすると拡大します。 品川神社の入り口の鳥居と社殿への階段です。鳥居の左右の柱に龍の彫刻が施されています。 このように龍がほどこされた鳥居を「双龍鳥居」というようです。「双龍鳥居」を持つ神社は東京(あるいは全国?)では,3社しかないそうです。他の2社は馬橋稲荷神社(杉並区阿佐谷)と高円寺境内の稲荷社(杉並区高円寺)です。 この3基の鳥居を「東京三鳥居」と言うそうです。 左の昇り龍です。 現在のものは1925年(大正14年)の建造です。 右の降り龍です。 社殿です。 品川神社は,1187年に源頼朝が海上交通の安全と祈願成就の守護神として,安房国の洲崎明神から勧請し,品川大明神と称したのが始まりだそうです。やがて,徳川家康が関ヶ原の戦に出陣の折,戦勝を祈願し,後に神輿と神楽面を奉納します。徳川3代将軍家光の時,幕府の修復所となり,綱吉,家慶によって社殿の再建がなされました。 また,1868年(明治元年),明治天皇は人臣の安寧と国の栄えの祈願のため,東京の十社に勅使を派遣しましたが,品川神社もその1つで,准勅祭神社となりました。 こうした由来からでしょうか,社殿の鬼瓦には16菊紋と三つ葉葵がありました。 ここでも三つ葉葵の紋が使われています。 神楽殿です。 ここでの神楽は品川神社太々神楽(だいだい・かぐら)と呼ばれ,東京都無形文化財です。面,装束の多くは徳川幕府からの奉納品で,現在も使われているそうです。 また,例大祭は六月7日に近い日曜日を中心に行われ,徳川3代将軍家光によって寄贈された神輿(現在は2代目)が出されます。 神社の裏(南側)には板垣退助(右)とその夫人(左)の墓がありました。 【鳥居シリーズ】
by gakis-room
| 2015-04-20 18:00
| つれづれに
|
Comments(4)
Commented
by
tona
at 2015-04-20 21:12
x
東京にある、四神の彫刻のある鳥居と雙龍の彫刻のある鳥居のご紹介ありがとうございます。
機会があったら行きたいです。 ↓の八角柱のも珍しいですね。 先日長崎で1本柱の鳥居をバスの中から見ました。 原爆の爆風により片方の柱が吹き飛んだのだそうです。
0
Commented
by
gakis-room at 2015-04-23 19:04
Commented
by
高橋
at 2017-05-21 08:56
x
Commented
by
gakis-room at 2017-05-21 10:42
高橋さん,
グーグルでの検索では双龍鳥居は東京の三カ所と横浜の一カ所しか確認できませんでした。 私には双龍鳥居についての詳細は不明ですが,珍しいのかも知れません。 なお,拙ブログでは鳥居について20本の記事をかきましたが http://gakisroom.exblog.jp/23858072/ から全てへ行くことができます。 よろしければどうぞ。 |
アバウト
カレンダー
カテゴリ
タグ
5月の花の手帳(241)
4月の花の手帳(215) 3月の花の手帳(194) 6月の花の手帳(182) 10月の花の手帳(174) 9月の花の手帳(129) 11月の花の手帳(126) 7月の花の手帳(113) 2月の花の手帳(74) 8月の花の手帳(65) 12月の花の手帳(58) 1月の花の手帳(51) 以前の記事
最新のコメント
検索
記事ランキング
|
ファン申請 |
||