2015年 04月 19日
東京の鳥居・その1,四神の彫刻のある鳥居・虎ノ門金刀比羅宮
※写真はクリックすると拡大します。
d0006690_16223419.jpg東京都港区の虎ノ門金刀比羅宮です。

【虎ノ門金刀比羅宮の由緒】
1660年(万治3年)に讃岐(香川県)丸亀藩主であった京極高和が,その藩領内である象頭山の金刀比羅宮の分霊を当時藩邸があった芝・三田の地に勧請し,1679年(延宝7年),京極高豊の代に現在の虎ノ門(江戸城の裏鬼門にあたる)に遷座したのが始まりです。

爾来江戸市民の熱烈なる要請に応え,毎月十日に限り邸内を開き,参拝を許可したそうです。当時は「金毘羅大権現」と称していましたが、1869年(明治2年)の神仏分離により,「事比羅神社」となり,さらに1889年(明治22年)には金刀比羅宮に社号を改称し,現在に至ります。

d0006690_16433899.jpg社殿前の鳥居には四神(しじん)の彫刻がなされています。四神とは四方の方角を司るとされる霊獣で,東が青龍,南が朱雀,西が白虎,北が玄武です。1821年(文政4年)に奉納されました。

左の柱です。上が青龍,下が玄武です。

d0006690_1643549.jpg右の柱です。上が朱雀,下が白虎です。

余談ですが,白虎と言えば幕末の会津藩の少年隊を思い起こしますが,会津藩では,会津戦争に際して,武家男子の17歳以下を白虎隊,18歳〜35歳を朱雀隊,36歳〜49歳を青龍隊,50歳以上を玄武隊として軍編成をしたようです。

d0006690_162325100.jpg訪れた10日は「十日祭(月次祭)」の日で,境内の神楽殿では神楽が行われていました。

d0006690_16381489.jpg写真は正面鳥居と社殿へ続く参道です。

鳥居と参道に覆い被さるビルは「虎ノ門琴平タワー(地上26階,地下3階)」で,ビルの下層部右3分の1が参道になっています。「虎ノ門琴平タワー」は虎門琴平会館ビル(代表者は金刀比羅宮と同じ),宗教法人金刀比羅宮と三井不動産によって共同開発されたオフィスビルで,2004年(平成16年)に竣工しています。

最近,京都の下鴨神社が境内の一角に高級マンションを建設し,その収入を神社の維持費に供しようと計画していることがニュースとなりましたが,金刀比羅宮にとっての安定した収入源かと思われます。






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by gakis-room | 2015-04-19 18:00 | つれづれに | Comments(0)


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